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素朴な疑問豆乳は本当に体にいいの?骨粗鬆症予防にも!
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
友人とカフェに行ったとき、コーヒーを注文している私の隣で「ソイラテください」と友人が注文しているではありませんか。この間までコーヒー大好きと言っていたのに。いったいどうしたのかと聞いてみると「だってソイラテは豆乳入りでしょ? 豆乳は体にいいから意識して取るようにしているの」とのこと。よく聞く言葉なので改めて調べてみたら、豆乳に含まれる成分には、さまざまな効果があることがわかりました。
豆乳の原料は大豆です。豆腐作りは、まず大豆を水に浸してすりつぶし、その後水を加えてゆでます。そこから液体を絞って汁と絞りカスに分けるのですが、このときに出る汁が「豆乳」、絞りカスが「おから」です。この豆乳には注目すべき栄養素が含まれています。
●大豆たんぱく質
大豆には植物性たんぱく質が30%ほど含まれており、そのほとんどが水溶性のため、豆乳に残っています。植物性たんぱく質は、吸収速度が牛乳の動物性たんぱく質に比べてゆっくりなのが特徴です。このため、豆乳を飲むと満腹感が持続でき、ダイエットなどの強い味方になってくれます。
●レシチン
豆乳に含まれているレシチンは、血管の健康を保ち、脳を活性化させ、脳の老化予防につながるといわれています。具体的には、脳の記憶力や集中力が高まる効果が期待されているそうです。
● イソフラボン
抗酸化作用と、女性ホルモンのエストロゲンに似た構造のイソフラボン。骨の健康維持にも期待されていることから、更年期症状や骨粗鬆症になりやすい女性は積極的に取りたい栄養素です。
● サポニン
植物の根、葉、茎などに含まれていますが、特にマメ科の植物に多く含まれています。サポニンは中性脂肪の吸収を抑えると期待されていますが、免疫力向上などの働きもあり、ウイルスや細菌から体を守ります。
● オリゴ糖
大豆由来の大豆オリゴ糖は、大腸でビフィズス菌や乳酸菌のエサとなって善玉菌を増やし、免疫力をアップさせたり、お肌がきれいになる、腸の不調を予防するといわれています。
● ビタミンE
脂肪の過酸化を防ぎ、細胞膜を強化し、呼吸器や内臓を丈夫にします。血行をよくすることで美肌づくりや肩こりにも効果が期待できる他、ホルモンの分泌を盛んにして若返りを促進するといわれています。
●マグネシウム
神経を鎮め、精神を安定させる働きがあるので、まだ生理がある人にとっては、PMS(月経前症候群)や生理中のイライラを抑えることが期待できます。
ただし、豆乳が健康にいいからと、1日に1Lや2Lなど大量に飲むことはよくありません。大人で1日400〜600mLくらい(子どもや妊婦の方は200〜400mL)を目安にしましょう。そして、豆乳だけ、大豆だけをたくさん取るのではなく、栄養が偏らないようにさまざまな食品を摂取することが大切です。また、目的によって豆乳を飲むタイミングがあります。
●ダイエットなどを考えているとき
食前がおすすめです。豆乳を飲むことにより、いつもの食事量より少なくても満腹感を感じることができます。
●コレステロールを低下させたいとき
豆乳を飲むのは、空腹時よりも食後もしくは食事中がおすすめです。コレステロールは脂質の一種で、食品中に含まれ食事によって摂取するものと、私たちの体内で作られるものとがあります。取り過ぎなどによって体内で増え過ぎると、生活習慣病を引き起こす恐れがあります。
食事で摂取したコレステロールが体内に吸収される際に豆乳を飲むと、大豆たんぱく質がコレステロールを吸着して体外へ排出してコレステロールの上昇を抑えるといわれています。
なるほど。豆乳は栄養価が豊富で、生活習慣病の予防にもなっているのですね。ちなみに今日10月12日は10(トウ)2(ニュー)の語呂合わせ読みにちなんで、豆乳の日になっているそうです(日本豆乳協会が制定)。
私も今日から豆乳入りの飲み物を意識して飲んでみることにします!
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参照:マルサンアイ株式会社
イラスト:飛田冬子
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