- ハルメク365トップ
- 素朴な疑問
- 骨粗鬆症予防!骨を強くするにはどうすればいいの?
素朴な疑問骨粗鬆症予防!骨を強くするにはどうすればいいの?
先日、ワタシの知り合いの70代女性が太ももの骨を骨折してしまったんです! 「骨折なんて、よほどの大事故だったのかしら……」と思い、本人に話を聞いてみると、なんと「道で転んだだけなのに、骨が折れちゃったのよ……」とのこと。
「転んだだけで骨折!?」とびっくりしてしまいましたが、話を聞いてみると、シニアの女性にはよくあることなんだそう。ささいなことで骨折してしまう原因は骨粗しょう症。最近よく聞く言葉ですよね。
日本骨粗鬆症学会が発表している「骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン 2015年版」によると、40代以上の女性の骨粗鬆症の割合は19.2%にものぼるそう。これは、加齢とともにさらに増加し、80代以上の女性の場合は半数以上が骨粗鬆症なんだとか。
誰だって、できれば骨粗鬆症にはなりたくないもの。でも、大人が骨を強くするにはどうしたらいいんでしょう? 調べてみたところ、大人が骨を強くするためには、「食事」と「運動」が大切だということがわかりました。
まずは、骨を強くする食事について。骨密度を低下させないためにはカルシウムが重要ですが、カルシウムだけでなく、ビタミンDやビタミンKも重要です。とくに、カルシウムとビタミンDを一緒に摂取すると、腸でカルシウムが吸収される割合が上がるそう。
カルシウムは、牛乳や乳製品、小魚にも多く含まれています。さらに、意外なことに小松菜やちんげん菜、大豆にも多く含まれているんですって! ちなみに骨を強くするためには、1日おおよそ700mgから800mg程度のカルシウムを摂取する必要があります。
ビタミンDは、サケやサンマなどの魚類や、シイタケやキクラゲといったきのこ類、そして卵に多く含まれています。どれも日常的に摂取することの多い食材です。
つづいては、骨を強くする運動について。「骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン 2015年版」によれば、身体を活発に動かす習慣のある人は、骨粗鬆症による骨折を起こす割合が少ないのだそう。骨を強くするためには、日常的に身体を動かす必要があるのですね。
ちなみに上記のガイドラインには、散歩、太極拳、ジョギング、ダンスなどの運動が骨密度を上昇させると記されていました。自分に合った運動を選ぶことが重要というわけです。
さらに、骨を強くするには禁煙も有効みたいです。たばこを吸う習慣のある女性はたばこを吸わない女性に比べて、60歳で17%、70歳で41%、80歳で71%も骨折リスクが高まるとのこと。
健康的な生活を送ることが、骨を強くすることにつながるというわけですね。
■人気記事はこちら!
- 睡眠不足だと太るって本当?
- 便秘を改善するための生活習慣て何?
- 外反母趾を改善する歩き方!小股歩きとは?
- 水虫の予防法とは?
- ウォーキングを始める方へ、効果や正しい方法をご紹介
- 知ってるようで実は知らない?素朴な疑問ランキング ベスト100
参照:日本骨粗鬆症学会「骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン 2015年版」
イラスト:飛田冬子
- いいね 0
- びっくり 0
- 役に立つ 0
- 泣ける 0
\ この記事をみんなに伝えよう /
-
プレゼント!ひざケア飲料
歩くたびに不安なひざの違和感。サプリメントで挫折したという方へ、「関節ケアドリンク グルコサミン」をぜひお試しください! -
尿トラブルの放置は厳禁
一人で悩みがちな尿トラブル。尿モレまで行かないレベルだからと放置していませんか?軽い症状のうちに対応しないと悪化の危険も! -
楽しすぎるニコボとの毎日
話題のコミュニケーションロボット「ニコボ」をご存知ですか?一緒にいると思わず笑顔になる、そんな毎日をハルメク世代が体験! -
病院の巻き爪治療がスゴイ
巻き爪でお悩みの方、「治療は痛そう」と思っていませんか?でも病院の治療は思いの他楽で短時間。巻き爪治療のリアルとは? -
視力ケア専用の卵が登場?
毎日食べる「卵」。実は目の健康を守る「ルテイン」が豊富な卵があるんです。最近視力が……と思っている方は要チェック! -
突然の出費はこれで解決!
住宅ローンや子の教育費などお金がかかる50~60代。一方で親は高齢となり、その金銭面の援助も不安。解決策を探ります。