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素朴な疑問プリザーブドフラワーの作り方は?
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
先日、友人のお誕生日に花束を贈りました。「ありがとう! あんまりきれいだったから、プリザーブドフラワーにして飾ってるよ!」と友人からうれしい連絡がありました。プリザーブドフラワーって生花を長く楽しめるというのは聞いたことがあるんだけど、ワタシでも作れるのかしら? さっそく調べてみました。
プリザーブドフラワーの作り方
プリザーブドフラワーは、「保存されている」という英語「preserved」が語源。特殊な加工をすることで、水やり不要で生花の一番きれいな状態を長期間保存でき、生花のように香りや花粉がないのも特徴です。最近では、自宅でプリザーブドフラワーを作れるキット商品もあります。実は花の色と水分を一度抜いて、新たに着色するので、自然の色ではないのですって。
5年以上持つとされているため、プレゼントとしても人気ですよね。とはいえ、環境によっては寿命を縮めることになるため注意が必要です。特に湿気の多い日本では、直射日光や高温多湿を避け、室温18~25℃、湿度30~50%の環境にするのが長持ちをさせるポイントです。
では、さっそくプリザーブドフラワーの作り方を紹介します!
用意するもの
- 切り花(できるだけ新鮮で、6~7分咲きの大きすぎない花)
- 脱水・脱色剤(市販の度数70%前後の消毒用エタノールまたはプリザーブドフラワー専用脱水脱色液)
- 保存液(市販の精製グリセリンまたはプリザーブドフラワー専用保存・着色液)
- 染色液(万年筆のインクまたはプリンターのカラーインクなど)
- 花用はさみ
- ピンセット
- 密閉容器
- 乾燥材
作り方
- 水切り・水やり
切り花の茎を斜めに切り、30分ほどきれいな水に挿しておきます。花が水を吸い上げて元気になるようにします。花が水分を吸い上げる力はプリザーブドフラワー作りの要。しっかり水揚げしておきましょう。切ったばかりの新鮮な花を使用する場合は、この工程は省いてOKです。
- 脱水・脱色
容器に脱色液またはエタノールを注ぎ、花全体を浸け込んで脱水・脱色します。花が浮いてくるときはアルミホイルなどで落としブタをして、花がしっかり液に浸かるようにしましょう。浸し終わったら、密閉容器に入れて丸1日置きます。
- 染色
グリセリン2:水1の割合の液に、お好みのインクを数滴ずつたらして様子を見ながら染色液を作ります。2で作った花の茎を染色液に挿して、好みの色になるまで1日ほど置いておきましょう。事前に好みの色に染まった染色液を電子レンジで35℃くらいまで温めておくと、花に色が入りやすくなります。
- 乾燥
花が染まったら、茎についた液を崩れないように優しく拭き、日の当たらない場所に置いて自然乾燥させます。エアコンやドライヤーなどの風で急速に乾かすと、ひび割れなどが起きやすいのでNGですが、シリカゲルなどの乾燥剤と一緒に入れておくと、2日ほどで乾燥できるのでおすすめです。
最短で4日で作れるなんて驚きです。とはいえ、お花が崩れないように細心の注意を払いながら作業する必要がありそうね。
プリザーブドフラワーにおすすめの花は?
きれいな花をきれいなまま保存できるのが魅力のプリザーブドフラワーですが、実は使用する花に、向き不向きがあります。
- プリザーブドフラワーに向かない花
桜や梅、桃、菊、コスモスのような花びらが少なく散りやすい花や、ハイビスカスやアネモネ、スイートピーなどの花びらが薄くて破れやすい花は、プリザーブドフラワーの素材として不向きです。ユリやダリア、ひまわりなどのサイズが大きな花も、染色加工が大変なのでおすすめできません。
- プリザーブドフラワーに向いている花
花びらが厚くて散りにくいバラやカーネーション、ランなどは加工しやすくておすすめです。
好みの色と花で作るオリジナルのプリザーブドフラワーなんて……なんだかロマンチックよね。
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参照:はな物語
イラスト:飛田冬子
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