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2020.11.202018年09月23日
素朴な疑問
ペットの医療費はなぜ高いの?
カメラマンの岩合光昭さんが海外のネコを追うTV番組、大好き。かわいいですよね。ワタシ、ネコもワンコも大好き。みなさんはどう?
ところで、ペットを家に迎えることになったら、やはり家族と同じように愛情をもって育てたいですね。ペットも人間と同じように医療の進歩や栄養が良くなって高齢化が進んでいるんだって。だから、ケガもするし病気にもなる。場合によってはお医者さんにも連れていくこともありますよね。でも、ペットの治療費って高いじゃない? なぜ、そんなに高いのか気になったので調べてみました。
人間の医療制度とは違い、動物には健康保険がありません。しかも、獣医師業界には独占禁止法に触れるという理由で基準料金すら定まっていないんですって。初診料で数千円、骨折などの手術になれば10万円超になることも珍しくないそうです。ワタシのおともだちのネコが2階から脱走してベランダから転落、(ネコもベランダから落ちる!)12歳の老猫ということもあって、骨折してなんと80万円の治療費がかかったんですって。(ひゃー!)
獣医師の診断中に「そのお注射、お高いんでしょ~?」なんて通販番組のように甘えた声を出しても「今なら50%引き!」なんて声は聞けるはずもありません。(ガクッ)
そこで、まず気を付けたいのは事前に病気やけがを防ぐための生活習慣。掃除や洗濯、トリミングなどでペットにとって衛生的な住空間を作ってあげること。お散歩や食事はできるだけ時間を決めて過不足なく。そう! 人もペットも同じなんですね。
人間と同じといえば、ペットのための保険もあるんですって。通院したら、一日いくらまで保障するとか、手術の時は何万円まで保障するっていうもの。
ネコ好きのファイナンシャルプランナー、山田章子さんによれば、「現在、国内のペット保険市場は大手2社が4分の3を独占しています。当然、取扱件数の多い大手が安心にも感じますが、大手のペット保険会社はペットショップなどに手数料を支払ったり、広告費にお金を使ったりして加入を増やしている分、割高な保険料となる場合も少なくありません」とのこと。
今はネット専門の損害保険会社などでもペット保険を扱いはじめていて、割安なプランも続々と登場しているんですって。保険料と保障内容の比較は、ペット保険の比較サイトを利用すると便利だそうです。山田さんに聞いて調べてみたら、子猫なら月々570円の保険料からスタートできるペット保険がありました!
ただね、人間の保険と同じでペットの保険も、補償内容は千差万別。当然、補償内容が充実していれば高額になり、子ネコや子イヌに比べると高齢ネコ、高齢ワンコは保険料が割高になるのが一般的。補償がしっかりしているタイプは年間の保険料が5万円超というものもあります。(うーん、自動車保険並みかあ)
ペットを飼うということは、家族が一人増えるくらいの覚悟ですね。あらかじめ万一のことも想定しておかなければいけないし、お金だって必要なのよね……。
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イラスト:飛田冬子