
巻き爪解消を目指せる「正しい歩き方」
間違った歩き方は足トラブルを招き、健康寿命に影響があることを知ってましたか?正しい歩き方と足トラブル対策を専門家が解説!
更新日:2023年12月15日 公開日:2021年11月01日
おうちでおしゃれ着を縮ませずに洗うには?
セーターやニットは、正しい洗い方をすれば自宅で洗濯することも可能です。洗濯前の下準備や洗濯機での洗い方・手洗いでの洗い方、失敗しないためのポイントなどについて詳しくご紹介します。正しい洗濯で、お気に入りの一着を長く楽しめるようにしましょう。
セーターは自宅でも洗えますが、正しい洗い方をすることが大切です。
もしも間違った方法で洗濯してしまうと、大切なセーターが縮んでしまったり、毛玉ができてしまったりする可能性も。 そこで、セーターやニットを洗う前の下準備について確認しておきましょう。
最初に必ずチェックしなければならないのが、洗濯表示です。洗濯表示を見ないまま洗濯をしてしまうと、セーターの洗濯に失敗してしまう可能性も。
洗濯表示を見れば、「洗濯機で洗ってOK」「手洗いならOK」など、その洋服に最適な洗い方がわかります。
洗濯桶(たらい)の形のマークが、家庭での洗濯の仕方を示す目印です。洗濯桶のマークに「✕」がついているものはクリーニングに出すようにしましょう。 なお、洗濯表示は2016年12月から規格が変わっており、昔買ったセーターやニットの場合は洗濯表示が異なる場合があるため、事前にしっかりと確認しておくと安心です。
襟や袖口は、汚れやすい部分。食べこぼしのシミなどの汚れがないかをチェックしましょう。
汚れが気になる部分があれば、ぬるま湯と中性洗剤を使い、つまみ洗いで事前に汚れやシミを落としておくといいですよ。
漂白剤を使う場合は色落ちの可能性もあるため、まずは目立たない部分で試してから使用するかどうかを検討しましょう。なお、ウールのセーターの場合は塩素系漂白剤はNG。酸素系漂白剤を使いましょう。
セーターを洗う際は、たたみ方も大切です。たたみ方が違うだけで、汚れの落ち方、縮みや型崩れが変わってきます。
汚れがちな袖口・裾・襟が出るようにして、洗濯ネットや洗濯桶のサイズに合わせてたたみましょう。そうすることで汚れが落ちやすくなり、型崩れも防ぐことができます。
自宅でセーター・ニットを洗濯するときに必要なもの、用意しておくといいものをいくつかご紹介します。
柔軟剤はなくてもOKですが、セーターをふわふわに仕上げる、繊維のダメージ予防・ケア、防臭・消臭、静電気防止などさまざまな効果があるので、家にあれば使用するのがおすすめ。
今はさまざまな柔軟剤が販売されているので、お気に入りの香りを見つければ洗濯がもっと楽しくなりますよ。
ここからは、洗濯機でセーターやニットを洗う流れを見ていきましょう。
洗濯機で洗う場合は、基本的には洗濯機におまかせです。ふわふわに仕上げたい場合はすすぎのときに柔軟剤を入れましょう。
ウールや化学繊維は高温が苦手なため、乾燥機はNGです。
続いては、手洗いでセーター・ニットを洗う方法をご紹介します。お気に入りのセーターはクリーニングに出すか、手洗いで丁寧に洗ってあげると安心です。
洗剤を使用するので、手荒れ予防のためにゴム手袋などをつけてから洗うようにしましょう。
手洗いの後で脱水を洗濯機で行う場合は必ずネットに入れ、回す時間は30秒〜1分ほどに留めるのがポイントです。
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セーターやニットは一度型崩れしてしまうと元の状態に戻すのが難しいため、型崩れしないように平干しをするのがベストです。
セーターやニットに使われている素材は伸縮性があるため、同じ方向に強く引っ張られ続けると型崩れしてしまう可能性があります。
そこで、通常のハンガーではなく、100均やホームセンターなどで売られている平干しネットを使うのがおすすめです。
平干しネットは円盤状の薄いネットが3〜5つほどの層になっており、1層ごとにニットなどを広げて干せるので、型崩れを防ぎながら乾かすことができますよ。
平干しネットがない場合は、ソファーの背もたれにバスタオルを敷いて、その上にセーターを広げて乾かすという方法でもOKです。
セーター・ニットの洗濯で失敗しないために、いくつかのポイントを覚えておくといいですよ。
最近の洗濯機のなかには温水洗浄が可能なものもありますが、セーターを洗濯するときは、お湯ではなく水を使うようにしましょう。
デリケートな素材はお湯を使うと繊維が傷んでしまうことがあるため、お風呂の残り湯などもNGです。
おしゃれ着用洗剤とは、ウールやカシミヤなどデリケートなセーターやニットをダメージを抑えて洗うことができる洗剤のこと。
普通の洗剤は基本的に弱アルカリ性ですが、おしゃれ着用洗剤は中性になっています。
弱アルカリ性の洗剤の場合、ウールやカシミヤなど動物性の繊維にダメージを与えてしまうため、おしゃれ着用洗剤を使用するようにしましょう。
型崩れを防ぐためにも、セーターは必ずネットに入れて洗うようにしましょう。
特に、洗濯機でセーターやニットを洗う場合は、ネットに入れておけば洗っている最中に絡まったり洗濯機にぶつかったりなど強い力がかかるのを防げます。
洗っているときの摩擦は毛玉の原因にもなるため、なるべくセーターに強い刺激を与えないことが大切です。
洗濯機で洗う場合は、必ず「手洗いコース」「ウールコース」など優しい力で洗えるコースを選びましょう。
水分を含んだ状態のセーターやニットに強い力がかかると縮みや型崩れ、毛羽立ちの原因となるため、通常のコースで洗わないよう注意が必要です。
買ってから初めて洗う場合など、色落ちが心配なときは、セーターやニットの目立たないところに洗濯に使うおしゃれ着用洗剤を少しつけて、しばらく置いてから白いタオルを当てて色落ちを確かめてみましょう。
このとき、タオルに色移りがあるようなら色落ちしてしまう可能性があります。せっかくのきれいな色合いが洗濯で落ちてしまわないよう、クリーニングに出すのがおすすめです。
セーターやニットはデリケートなため、頻繁に洗濯すると縮みや生地が傷む原因になってしまいます。セーターの洗濯の頻度は、やりすぎない程度にしましょう。
とはいえ、汗や皮脂汚れがついたまま放置してはセーターの生地にダメージを与えることになってしまいます。汚れの状態をチェックしながら、定期的な洗濯をするといいでしょう。
首回りや袖口の汚れが目立つ、セーターの風合いが悪くなる、型崩れしてきたなどが、セーターを洗濯する目安です。
洗濯表示には、アイロンマークも描かれています。洗濯表示を確認して、アイロンをかけても大丈夫なようであれば、セーターやニットのしわをアイロンで伸ばすこともできますよ。
アイロンの温度を設定するときは、洗濯表示のアイロンマークに描かれた「・」の数を参考にします。「・」の数が増えるほど温度が高くなり、「✕」マークがついている場合はアイロンはできません。
ウールや化学繊維は高温が苦手なため、温度に注意しながらアイロンがけをしていきましょう。
ふんわり仕上げたいニットはスチームアイロンを浮かせながらかけ、薄手のニットの場合はあて布をして押し付けないように軽くアイロンをかけるのがポイントです。
セーター・ニットは洗濯表示をチェックして、洗い方や干し方を工夫すれば自宅でも洗うことができますが、大切なセーターやニットの洗濯で失敗しないためには「これは家で洗う」「これはクリーニングに出す」など、分けておくのがおすすめです。
普段着にしているシンプルなものは自宅で洗い、以下のようなものはクリーニングで洗うようにするといいでしょう。
セーターの素材そのものは自宅で洗えるものであっても、セーターついた装飾部分は洗剤や洗濯の摩擦に弱いケースもあります。装飾部分が割れたり、縮んだりしてしまうことがあるため、プロに任せるのが安心です。
また、起毛ニットや動物の毛が素材に使われたセーターは水に濡れることで硬くなったり毛玉になったりして、もともとの柔らかな風合いを失ってしまう可能性もあります。
これからも長く大切に着ていきたいお気に入りの一着は、クリーニングに出すのがいいでしょう。
セーターやニットは洗い方や干し方を間違えると、縮んだり型崩れしたり、色落ちしてしまうことがあります。洗濯を始める前に必ず洗濯表示をチェックして、自宅で洗えるかを確かめるようにしましょう。
「平干しはスペースを取るから、ハンガーで干そう」「早く乾かしたいから長めに脱水しよう」など、ちょっとしたことがセーターを傷めてしまう原因になるため、注意しながら丁寧な洗濯を行うことが大切です。
ほんのひと手間をかけるだけで、お気に入りのセーターを長く着られますよ。ぜひ記事でご紹介した内容を参考に、セーターを洗濯してみてください。
※記事内の価格は2021年10月27日時点のもので、すべて税込です。
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