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2018年11月16日
女性におすすめの絶景温泉(5)
天空の露天風呂と名高い、静岡県伊東市の「赤沢日帰り温泉館」。浴場やパウダールームにはワンランク上のアメニティが揃い、女性に大人気。それもそのはずここはDHCが運営する温泉施設。蓄積した疲れも一気に吹き飛ぶこの施設の魅力を存分にお伝えします。
「赤沢日帰り温泉館」の目玉はマニアも唸る、インフィニティ温泉。インフィニティ温泉とは、湯船が海や自然の風景と一体化したように見え、それこそ「無限」を思わせる温泉のこと。通のあいだではちょっとした話題のキーワードで、そのように設計された施設も増えているのだそう。
建物の4階にあるのが、まさにそれ。幅20mの展望露天風呂が大海原へと際限なく続いているよう。そのとてつもない開放感に病みつきになるリピーターが後を断ちません。もちろん、私もその一人。ゴールデンウィーク明けや秋など季節によってはクリアな青の世界が広がるそうですが、モヤがかかった風景も幻想的でうっとりします。
そんな大パノラマは3階にも!こちらは幅25mの眺望露天風呂。首まで浸かると、空と海のなかにぽっかり浮かんでいるような錯覚を覚えます。来訪4回目にして、初めて3階の温泉を体験しました。というのも、「赤沢日帰り温泉館」は4階建てのビルの3階と4階が温泉で、日替わりで男湯女湯が入れ替わる仕組みなのです。どちらも絶景が楽しめますが、造りが異なるので、ぜひ両方体験してください。
水素イオン濃度ph8.3、弱アルカリ性の泉質は、美肌の湯とも呼ばれます。無色透明、サラッとしていて少ししょっぱい温泉です。お湯のなかの塩分が肌に付着して汗の蒸発を防いでくれるので、保温効果に優れ、湯冷めしにくいのが特徴。ただ、泉温は43.2℃とやや熱めのため、景色に見とれて長湯しないようにご注意を^^ 腰にかけながらの半身浴がおすすめです。
実は内湯からも海が望める設計。さらにさらに、サウナまで!ひな壇の正面がすべて窓になっていて、絶景を楽しめるのです。サウナでじっとしているのが苦手な人も、ここなら手持ち無沙汰になることなく充実した時間を過ごせるかも。
お風呂から出たら2階の湯上り処へ。窓いっぱいに太平洋を一望できる、約100畳の間は圧巻です!大の字に寝転んで、お昼寝したら気持ちいいでしょうね。とはいえ共用の場所なので、くれぐれも他の方の迷惑にならない程度に…。
プライベート空間で気兼ねなくゆっくり過ごしたい人や、ご家族連れにぴったりの、露天風呂付きの貸切個室も4部屋完備。しかもそれぞれ日本の伝統色をテーマとした異なる内装で、たとえば「亜麻」の部屋には木の温もりを感じる檜(ヒノキ)の露天風呂が、「水がき」にはワイルドな岩風呂を設置、といった具合。お風呂からも部屋からも海が眺められます。その一貫して行き届いた造り、脱帽です!
美肌の温泉といえど、50代の私には湯上りケアなしだとかなり厳しめ…それにシャンプーやコンディショナーも備え付けレベルのものでは物足りなく感じるお年頃。なのでいつもはマイシャンプーやスキンケア用品をひとまとめにした温泉セットを持参しているのですが、「赤沢日帰り温泉館」はDHCが経営をしていることもあり、アメニティが充実!
浴室にはクレンジング、洗顔料をはじめ高級トリートメントも用意され、パウダールームにはスキンケアからヘアケアまでワンランク上のアイテムがズラリと並んでいます。普段はケチってしまう化粧水も、たっぷり惜しげなく使えて、温泉効果を閉じ込めたようなようなウルウル肌で帰れます♪そのほか、浴用タオルやバスタオルも用意されているので、手ぶらで気軽に来られるのがうれしいですね。
あ、そうでした!「DHCならでは」はアメニティだけではなく、温泉にもあるのです。それは3階・4階両方にある、「DHCの湯」。スキンケアと老廃物リセットの効果がある入浴剤が入った樽風呂と壺風呂が楽しめます。入浴剤なら家でもできると思うかもしれませんが、露天風呂や内湯、ジャグジーなどの仕上げに交互に入れば、スッキリしっとりダブル効果を感じられます。百聞は“一浴”にしかず、騙されたと思ってお試しあれ!
バラエティに富んだお風呂をひと通り体験したら、お腹も満たしたくなるのでは?安心してください、館内にはレストランもあります!伊豆の海で獲れた新鮮な魚介類のメニューが豊富で、しっかり食べたいなら丼もの、おつまみ程度なら単品も。
私はというと、お風呂やサウナで得た美容効果を底上げするためにヘルシーメニューをチョイス。と思ったら、はじめに口にした口にした海鮮サラダ(900円・税別)が美味しくてグルメスイッチが入ったのか、金目鯛の煮付け(1,250円・税別)も頼んでしまいました。さざえ入り おまかせ地魚 九種盛(3,300円・税別)もおすすめですよ。こちらも海に面した設計。景色もごちそうのうちと言ったところでしょうか。美味しさがカラダのすみずみにゆき渡る感じがしました。
一度試してみたいのが、ラウンジのソフトクリームカウンター。夏には季節の味が登場するとのこと。温泉で温まったところに冷たいものを口にするって幸福感MAXですよね♪いつもの倍、お風呂やサウナに入れば、デザートも罪悪感なしでいけちゃう気がします。
ここは温泉好きに有名ということもあり、ブログやSNSでよくアップされていますが、繁忙期ともなる夏は特に大人気のようです。混雑を避けたい私はその時期はもちろん、土日祝日もスルーしているものの、平日の午後以降ならのんびりできるかもしれません。夕景もステキで、おすすめの時間帯です。
知っていれば、ちょっと自慢できる特別な場所「赤沢日帰り温泉館」。がんばっている自分のごほうびに、女子旅・母娘旅の定番に、何かと重宝しそう。日帰りで気軽に非日常感を味わいたいとき、手ぶらでGOですよ!
最寄りの駅は伊豆急行線「伊豆高原駅」です。熱海で伊豆急下田行きに乗り換えるか、時間によっては新宿や東京、品川から「スーパービュー踊り子」を利用すると便利。駅の改札を出て左手「やまも口」から無料シャトルバスへ。朝9時35分から夜7時15分まで1時間に約2便出ています。
「赤沢日帰り温泉館」は、伊豆高原の森と太平洋に囲まれた24万平方メートルのスパリゾート「赤沢温泉郷」の一角にあります。周囲にはスパ・エステ、フィットネス、プール、ボウリング場、テニスコート、宿泊施設が完備され、一つの街のようなスケール。時間に余裕があれば隣接した「赤沢温泉ホテル」に宿泊してみては?ホテルと日帰り温泉館、ダブルで絶景温泉を堪能できますよ。