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- 上半身の体型カバーを叶える!自分らしい服の選び方
ファッションデザイナー・横森美奈子さんが50代からのおしゃれのコツをアドバイスする連載企画。今回のテーマは、似合う服の見つけ方。体型を隠したい、ラクな格好がいいといった基準ではなく、自分の持ち味を生かした服の選び方を、横森さんに教わります。
娘に「かっこいい」と思われるおしゃれを!
「仕事で疲れるとラクを優先して、だらけた格好になりがちです」と話すのは、読者モデルで介護士をしている津田明子(つだ・はるこ)さん。気が付けば、体型を隠す黒系のワンピースか、お腹まわりがラクなゆるいスカートばかりで「自分に似合う服がわからなくなった」と打ち明けます。
「疲れ気味な私を気遣って、近くに住む娘が時々食事に誘ってくれます。そんなとき、もっと颯爽としたおしゃれをして、娘に“かっこいい”と思ってもらいたいです」と津田さん。
その願いを聞いて、「まずは自分の持ち味を知りましょう」と横森さん。「津田さんは顔立ちがはっきりしていて、上半身にボリュームがあり大柄。それを隠すのではなく、スッキリ見せるようにすれば見違えるほどかっこよくおしゃれになりますよ」とアドバイス。
黒の面積を変えてすっきりとバランスよく!
いつものスタイルは「体型が隠せてラクちんなのでよく着ている」という黒のワンピース。全身黒だと印象が重たく、下ろした黒髪も重さを倍増しています。「津田さんのように上半身にボリュームのある人は、覆って隠すと太って見えるので要注意です」と横森さん。
そこで、ジャンパースカートで黒の面積を削ると、一目瞭然で全身がスッキリ!深いVネックは胸のボリュームダウンに効果的で、細見え効果あり。さらに髪をアップすると、明るく小顔に見えます。
前を開けてジレ風にすれば「タテ長ライン」でスタイルアップ!
淡い色のニットとパンツで黒とのコントラストをつけ、センターのタテ長ラインを強調。はっきりとした色柄のスカーフのハイポイントもスタイルをよく見せます。
ゆとりと落ち感のあるワイドパンツでバランスよく
「お腹のボリュームに対して下半身が細いせいか、似合うパンツが見つからないのが悩み」と津田さん。いつものスタイルは、プリーツ加工のほっそりしたパンツが、上半身のボリュームを強調してしまっています。
全体にストンとしたシルエットのワイドパンツに変えたら、上半身のボリュームとのバランスがよくなりました。クロップド丈で細い足首を見せれば、全体イメージもすっきり着痩せし、女性らしい雰囲気に。
パンツ+カジュアルなダウンコートでエレガントに
ロングダウンコートは真冬の強い味方ですが、ともするともっさり見えがち。薄い色のパンツで一気に着映えします。足元はブーツでもOK。
元気な色のシャツで今風おしゃれも!
写真左のいつものスタイルは「気に入って買ったものの、たんすの肥やしになっている」という花柄のスカート。パステルカラーのニットでエレガントにまとめると、津田さんの場合、あいまいな印象になってしまいます。
そこで明るい色のシャツを重ね着したら、今風なおしゃれ感が!「個性が強めな津田さんは、これくらいはっきりした色の方が持ち味を引き立たせてお似合いです」と横森さん。
■挑戦した津田さんの感想は?
この年齢だから地味な方がいいとか、この体型だから隠した方がいいとか、そんな考え方を見直すことができました。大げさかもしれませんが、自分の生き方の見直しにも通じるよいきっかけになりました。
取材・文=五十嵐香奈(ハルメク編集部) 撮影=日高奈々子 ヘアメイク=木村三喜
※この記事は雑誌「ハルメク」2023年2月号に掲載された内容を再編集しています。
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