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2020年09月25日
素朴な疑問
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
最近ハマっているのが、スマホでかわいい動物の動画をチェックすること。モフモフのわんこや子猫の寝顔などを見て毎日癒やされています。気付けば1時間以上も見続けている、なんてことも。そのせいか、目がかすんだり、疲れやすくなったりしている気が……。
そういえば、新型コロナウイルスの影響でパソコンを使う時間が増えている娘も「目が乾くから目薬を手放せない」って言っていたわ。家族の目の健康を守るためにも、目の不調について詳しく調べてみました。
目は「脳の出張所」ともいわれていて、脳に送られる情報の80%以上は目から入ったものなのだそう。あらためて、生きていく上で目はとても大事な器官だとわかりました。
でも、スマホの普及やコロナ禍によるリモートワークでパソコンを使う頻度が増えていることなどから、ワタシたちは知らず知らずのうちに目を酷使してしまい、目の疲れ、乾燥、かすみなどの不調を感じている人が、増えているんですって。
そこで、眼科医が「涙液トラブル」と呼ばれる涙の不具合について注意を呼び掛ける啓発委員会を立ち上げ、アイケアの重要性を訴えています。
「涙液」とは涙のこと。そもそも涙は泣いているときだけ出るわけではなくて、普段から目の表面を覆って目の機能を正常に保つための重要な働きをしています。涙液トラブルとは、涙液の不安定性が原因で起こる目の不快症状のことをいいます。
涙液(涙)は、具体的には以下のような働きをしています。
でも、目の乾燥や目を使い過ぎると、涙がうまく分泌されなくなったり、目の表面の組織(角膜)と涙を結びつける「ムチン」というたんぱく質が少なくなったりして、涙液トラブルが起こります。具体的には、角膜がダメージを受けやすくなり、目の疲れ、かすみ目、視力低下、ドライアイなどを引き起こす可能性があります。
涙液トラブルが起こっていないか、下記の12個の項目でセルフチェックができます。
上記の項目に5つ以上該当する場合は、涙液トラブルの可能性が高いそうです。
ちなみに、涙液トラブルのある人とそうでない人とで、労働生産性を比較した調査では、涙液トラブルのある人は集中力の低下などにより、日本人一人当たりの勤務時間に換算して1年間に約3日間欠勤しているのと同等の損失時間が認められたという調査結果が出ています。目の不調は無意識のうちに仕事の効率まで落としてしまっていたのね……。
スマホやパソコンを日常的に使う人は、日頃から目にいい生活を心掛ける必要があります。生活習慣や室内の環境を見直すことで涙液トラブルが予防できるそうです。
また、パソコンやスマホの利用によるトラブルとは違いますが、つけまつ毛、まつ毛エクステ、マスからなどのアイメイクによっても、目のトラブルが発生する可能性があります。これは、アイメイク剤がまつ毛の生え際より内側に入ることで、「マイボーム腺」という皮脂が分泌される穴がふさがり、涙が蒸発しやすくなることによるトラブルです。女性のみなさんは、適切なアイメイクをするよう、気を付けることも必要です。
目はとても大切な器官。不調を感じたら放置せず、眼科で診察してもらうなど、早めに対処するようにしましょう。
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イラスト:飛田冬子