読めそうで読めない! 難読漢字で脳トレ
【難読漢字】きしくもじゃない、奇しくもの読み方
【難読漢字】きしくもじゃない、奇しくもの読み方
更新日:2024年03月23日
公開日:2020年11月15日
【奇しくも】きしくも、ではありません
最初にご紹介するのはこちら。
「奇しくも」

「ふしぎにも」「あやしくも」「偶然にも」といった意味で使われる言葉。きしくも、と読みたくなるところですが、間違いです。
正解は……
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「くしくも」

「くしくも」と聞くと、「悔しくも」「惜しくも」といった漢字を連想してしまうことが多いかもしれませんが、実はこれは間違い。意味も異なるもので、それぞれ悔しい(くやしい)、惜しい(おしい)と読みます。
【奇に】なんとも不思議なことに……
続いてはこちら。
「奇に」

『広辞苑』で意味を見てみると
何とも不思議なまでに。むやみに。
となっています。
正解は……
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「あやに」

古文では「奇しい」と書いてあやしいと読むことが多かったようです。
【奇ばし】神秘的であるという意味です
最後はさらに難しくなります。
「奇ばし」

見慣れない言葉ですが、「神秘的である」「珍しい」「不思議である」という意味で使われます。正解はこちら。
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「くすばし」

現代用語としてはあまり使われない言葉ですが、神妙なふうをするという意味で、「奇しがる」(くすしがる)、不思議な状態になるという意味で「奇ぶ」(くしぶ)など、他にもいくつか読み方があります。非常に奇妙なことを意味することばとして「奇天烈」(きてれつ)などもありますね。
文=古田綾子 編集=鳥居 史(ハルメクWEB)
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