Halmek upアンバサダーのリアルライフ
50歳、会社を辞めて手放したもの3つ。28年の会社員生活を終えて見えたこと
最後に編集部で書きます
INDEX
Halmek upアンバサダー・たえさんって?

50歳、独身。会社員時代は年間100億円規模の取引に携わるなど、責任ある仕事を経験してきたたえさん。28年間勤めた会社を退職したことを機に、自分が本当に大切にしたい働き方や生き方を見つめ直したといいます。
現在はピラティス講師として活動しながら、人生後半のキャリアチェンジや、評価や肩書きにとらわれない生き方についてInstagram(@tae_50_myself)で発信しています。
手放したもの1:「評価されたい」という気持ち
入社して間もなく、同じ業務でも男性のほうが昇給が多い現実を知りました。どれだけがんばっても報われない気がして、期待するのをやめたつもりでした。ずっと会社を辞めたいと思いながら、その理由をうまく言葉にできませんでした。
退職後、Instagramで発信を続ける中で、自分の気持ちを何度も言葉にして整理していくうちに、「評価なんてもう諦めていた」と思っていたのは表面的な気持ちだったのだと気づきました。
本当は、昇進や給与という目に見える形で、自分のがんばりを認めてもらいたかった。責任ある仕事を任され、成果も出してきたという自負があったからこそ、その気持ちを心のどこかで持ち続けていたのだと思います。
その本音に気づいてからは、「誰かに評価されること」と「自分で自分を認めること」は別なのかもしれないと思えるようになりました。今は以前ほど、誰かの評価に気持ちが振り回されることはなくなりました。
手放したもの2:肩書きがない自分への不安
会社を辞めると決めたとき、次はピラティスの仕事をすると胸を張って言えませんでした。収入は減るし、「もったいない」と思われるのも怖かった。会社員という肩書きを失うことで、自分の価値まで下がってしまうように感じていたからです。自分は何者でもなくなるという不安もありました。
実は、一番つらかったのは退職した後ではなく、上司や同僚、後輩に退職を伝えるときでした。「本当にこれでいいのだろうか」という迷いが何度も頭をよぎりました。
ところが、退職してみると気持ちは思っていた以上に晴れやかでした。そのときは理由がわかりませんでしたが、後になってInstagramの投稿を作る中で自分の気持ちを整理し、「肩書きを手放すこと」が怖かったのだと気づきました。
何者かにならなければ価値がないわけではない。肩書きに預けていた価値を、自分自身に戻してあげればいい。今はそんなふうに考えられるようになりました。
手放したもの3:「休みたい」を押し殺す毎日

会社員時代、仕事そのものが嫌だったわけではありません。それでも毎朝、「今日は休みたいな」と思う気持ちを押し殺しながら通勤していました。
気づけば休日も仕事の疲れを取るだけで終わり、「次の休みまでがんばろう」と毎週繰り返していた気がします。体はいつもくたくたで、休日は何もする気が起きないほど疲れていました。「楽しむ」という感覚すら思い出せないほど、仕事中心の毎日だったのだと思います。
退職して時間に余裕ができた今は、「もっと良いレッスンができるようになりたい」「もっと学びたい」という気持ちで、自ら進んで勉強を続けています。同じ仕事でも、向き合い方は大きく変わりました。
もちろん、失ったものもあります。安定した収入やボーナスは、今でもふと思い出すことがあります。それでも、自分で時間を選べる自由や、自分のペースで働ける毎日は、それ以上に私に合っていました。
ゆっくり本や漫画を読めるようになったことも、小さいけれど大きな変化です。会社員時代は「疲れてるね」と言われることが多かった私ですが、今では「元気そう」「若返ったね」と声を掛けられるようになりました。
すべての人に同じ選択が合うとは思いません。でも私は、自分で選んだ働き方だからこそ、納得して毎日を過ごせています。
「HALMEK up アンバサダー」とは?
「今日も明日も、楽しみになる」をコンセプトとするWEBメディア「HALMEK up」に共感した、50代以上の発信力ある女性たちによる公式アンバサダーです。美容・ファッション・ライフスタイルなど多彩な分野で活躍し、とくにSNSでの情報発信に強いメンバーで構成されています。
ハルメクグループや企業と協働しながら、同世代の背中をそっと押し「今日も明日も、楽しみになる」気持ちが広がることを応援する存在を目指しています。
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