人は「好き」よりも「安心」で結婚する
57歳で再婚した私が、7年の婚活を経て学んだ「選ばれる」より大切なこと
50歳で離婚してすぐ、結婚相談所へ入会するも、半年間お見合成立ゼロ。そんな私が、7年の婚活を経て再婚し、今の幸せに至るまでを書いていきます。楽しみながら役に立つ、そんな投稿を目指したいと思っています。
選ばれたくて始めた婚活
50歳で離婚したとき、私の中には大きな不安がありました。
「私には、まだ愛される価値があるのだろうか」
今振り返ると、私の婚活はその答えを確かめるためのものでした。
熟年離婚を経て、私は「愛されなかった」という事実に深く傷ついていました。だから、相手に贅沢は言わない。私を選んでくれる人なら誰でもいい。
選ばれたら、愛されたら、自信を取り戻せる。そう思っていたのです。

半年間、お申し込みゼロだった私
離婚して真っ先にしたのは、結婚相談所への入会でした。
ところが半年待っても、お見合いのお申し込みは一つも来ません。自分から申し込んでも、お断りの返事すら来ない。これが50代女性の現実なのかと思いました。
でも、今なら分かります。原因は私のプロフィールでした。
仕事での業績、英語が得意、料理上手。盛りに盛った自分のスペックと、相手への希望条件。
並べていたのはそんな羅列で、「この人に会ってみたい」と思わせる温かさは、どこにもありませんでした。
「明るい性格です」は私じゃない
当時はそのことに気付けなかった私。
さすがにおかしいと思い、システムの不具合ではと、本気で担当者に問い合わせました。
そして、そこで見せてもらったプロフィールのテンプレートに、私は愕然とします。
「明るい性格です」
何コレ。明るくないと結婚できないの? でも、これ私のことじゃない……。

プロフィールを修正しました。無理に明るく見せる必要はありません。
「大勢でにぎやかに過ごすより、ひとりで散歩する方が好き。当たり前の毎日の中に、ホッとする幸せを見つけるのが得意です」。こう書けば、無理に自分を偽り、男性好みに寄せようとしなくても、話してみたいなと思ってもらうことはできます。
自分らしい存在感を伝えて、一緒に暮らす未来が想像できるような書き方にする。私は、それに気付くのに7年かかりました。
一緒に「おいしいね」と言える人
選ばれようとがんばるほど、意識は自分に向きます。今思えば、相手を探しているようでいて、本当は自分に選ばれるだけの価値があるのか、そればかり探そうとしていました。
それより先に考えるべきなのは、自分の幸せです。何をしていたら幸せなのか。なぜ、婚活したいのか。
それを考えてみたとき、私が欲しかったのは、一緒にご飯を食べて、「おいしいね」と言える人。そんな毎日当たり前にそこにある「安心感」なのだと思い当たりました。

夫と出会ったときも、稲妻は走りませんでした。ただ「優しそうな人だな」と思っただけ。
でも、話すうちに、そして何度か会ってみるうちに、この人になら年老いていく姿を見せられるかもしれない。そう思えた安心感が、すべての始まりでした。
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