認知症を予防する「五感トレーニング」#1

いつもの散歩を認知症予防に!五感を使った「おさんぽ脳活」【医師監修】

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いつもの散歩を認知症予防に!五感を使った「おさんぽ脳活」【医師監修】

いつもの散歩が、認知症予防に役立つ脳トレに!ポイントは、花の香りや鳥の声、街の変化など、五感を意識して歩くこと。日本認知症予防学会理事の医師・浦上克哉さんに、1日30分から無理なく取り入れられる「おさんぽ脳活」のコツを教わります。

教えてくれた人:認知症予防学の第一人者・浦上克哉さん

うらかみ・かつや 日本認知症予防学会理事、日本化粧医療学会理事。鳥取大学医学部教授。1983年鳥取大学医学部医学科卒業、88年同大学院博士課程修了、同大学脳神経内科・助手、講師を経て現職。

いつもの散歩が脳トレに!五感を使う「おさんぽ脳活」とは

健康のために、歩く習慣がある方も多いのでは?

浦上さんは、「ただ歩くだけでも有酸素運動になり、脳の活性化につながりますが、せっかくなら、嗅覚、聴覚、視覚、味覚、触覚を意識して歩いてみましょう。脳の使われ方が大きく変わります」と提案します。浦上さんによれば、五感への刺激は脳のさまざまな領域を活性化させ、認知機能を強化する可能性があります。

「歩き慣れた風景でも、前日咲き始めた花が今日はさらに開いていい香りがする、鳥の声が聞こえるといった季節の移り変わりを感じたり、掲示板の貼り紙が変わった、新しい喫茶店ができた、など多くの変化が見つかります。それらを意識するだけで、脳の異なる部位が同時に刺激され、認知症予防につながります」

歩く目安は、1日7000歩程度。

「気持ちよく会話できるくらいのペースで、30分から1時間程度、歩けば十分です。今日はどんな発見があったか、思い出してみるのも脳のいい刺激になります」

さあ、五感を働かせて、散歩を楽しみましょう。

【嗅覚・聴覚】花の香りや鳥の声に意識を向けて歩く

歩きながら、季節ごとに咲く梅の花や水仙、バラ、金木犀など花の香りを意識して嗅いだり、鳥のさえずりや周囲の音を意識して聴いたりしてみましょう。

【視覚】赤い車や屋根を探すだけ!街の色で脳トレ

例えば「今日は赤を探して歩こう」と決めると、赤い車や屋根などが目に留まり、脳へのよい刺激に。集中力や注意力も向上します。

【味覚】散歩中のコーヒーも脳トレに!味を楽しむ

コーヒースタンドや自動販売機などを見つけたら飲んで味わってみましょう。周囲に気をつけながら、目を閉じて味覚に集中し、香りや温かさ、のどごしに意識を向けるのもおすすめです。

【触覚】動物の毛並みや植物の葉に触れて脳を刺激

散歩の途中、知り合いの飼い犬に出合ったら、「かわいいね」とほめながらふわふわの毛並みを触らせてもらう、植物の葉を触るなどの皮膚感覚への刺激を通して脳が活性化します。

取材・文=野田有香、福井祐子(ともにハルメク編集部)、イラストレーション=ネコポンギポンギ

※この記事は、雑誌「ハルメク」2026年3月号を再編集しています。
※効果には個人差があります。試してみて合わない場合はおやめください。


次の記事では、普段の暮らしの中でできる、“五感”を鍛える簡単な9つのトレーニングを紹介します。

■「認知症を予防する『五感トレーニング』」をもっと読む

#1:いつもの散歩を認知症予防に!五感を使った「おさんぽ脳活」【医師監修】
#2:認知症予防は毎日の習慣から!簡単にできる「五感で脳トレ」9選【医師監修】

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