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素朴な疑問K-POPファンが使う「カムバ」とはどういう意味?
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
韓国の音楽、K-POPがすっかり日本で定着しましたね。今では日本のグループもK-POP寄りの楽曲やメイクになっていて、どれが日本のグループでどれが韓国のグループなのか、K-POPに疎いワタシにはさっぱりわかりません。うちの娘や息子もご多分に漏れずK-POPが大好きなので、盛り上がる2人を遠い目で見つめる母一人……。
先日は「今日は〇〇のカムバだから、早く帰って見なくっちゃ!」と娘がウキウキしながら出掛けていきました。カムバ? カムバって人の名前? グループ名? なんて娘に聞いたら「ママ、そんなことも知らないの~?」と言われそうなので、今のうちにこっそり調べておこうと思います!
「カムバ」は韓国の音楽用語
K-POPとJ-POPは一見すると似たような世界のように思ってしまうのですが、実は韓国と日本ではエンターテインメント界の仕組みが大きく違っています。日本にはないシステムや独特の専門用語も多いため、K-POPアーティストのファンになると、まずいくつかの単語を覚えた方がいいそうです。
その一つが「カムバ」です。カムバとは「カムバック」を略した韓国の音楽業界用語。日本でカムバックと聞くと「引退したアイドルが芸能界復帰?」と思ってしまうのですが、韓国では新曲や新アルバムを発表するときに行う一連のプロモーション活動を指すんだそう。
日本の音楽業界では、アーティストはまずシングルを何曲か発表し、ある程度の曲数がたまるとミニアルバムを発売するなど、その後フルアルバムを発売するという流れが一般的です。またシングル曲はテレビや映画、CMなどのテーマソングに起用されるケースも多く、アルバムが発売される頃にはファンはほとんどの曲を知っている、という状態になっています。
一方、韓国音楽業界では日本のようにシングル曲を発表することはほとんどなく、アルバムで新作を発表するのが一般的。しかも日本のようにタイアップなどで先行披露することはないため、新作リリース=初お披露目となります。K-POPアーティストは新作のリリースに合わせて音楽番組への出演、テレビ・ラジオ番組でのプロモーション、ファンイベントの開催と、およそ1か月かけて怒濤のプロモーション活動を行います。これが、いわゆる「カムバ」です。
「グッバイステージ」と呼ばれる最終ライブでカムバ時期が終わると、アーティストは充電期間といいつつ、曲の制作や海外プロモーションなどを中心に活動し、新作ができると再びカムバック、というサイクルを繰り返すそう。カムバはファンにとって、毎日のように大好きなアーティストに会える、お祭りのような期間ってことなのね!
その他の音楽用語
K-POPでは他にも頻繁に使われる用語があります。例えば「ペン」。これは日本語でファンのこと。例えば、BTSのファンであれば、グループ名の後にペンをつけて「BTSペン」のように、特定メンバーのファンならば「〇〇(メンバーの名前)ペン」と言うのだとか。ペンの中でも芸能事務所にも一目置かれるファンの代表は「マスター」と呼ばれるそうです(カッコいい!)。またグループの中の誰かではなく、グループ全員が好き! という人は、全員のファン、という意味の「オルペン」と言うんだそうです。
お隣りの国なのに、システムが全然違っているのは面白いわね! ワタシもこの機会に、娘と一緒にカムバを楽しんでみようかしら。
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