エッセー作品「限界野菜」甲斐てい子さん
通信制 山本ふみこさんのエッセー講座第6期第4回
「あっ!そうだったのか…」玉木裕子さん
随筆家の山本ふみこさんを講師に迎えて開催するハルメクの通信制エッセー講座。参加者の作品から山本さんが選んだエッセーをご紹介します。今月のテーマは「なぜ」です。玉木裕子さんの作品「あっ!そうだったのか…」と山本さんの講評です。
エッセー作品「あっ!そうだったのか…」玉木裕子さん
「あっ!そうだったのか…」
なぜなぜ期、イヤイヤ期、という時期がこどもの成長過程にあると聞く。
そういう時には、何かにつけ「なぜ?」「どうして?」となり、何をしても「イヤ」となるらしい。
おとながあたりまえと思っていることを「なぜ?」と聞かれても、とっさにわかりやすく答えるのはむずかしい。
こどものほうが経験知 が少ないのだから、なぜ?と思うことが多いだろう。
でもおとなにだって、……ある。
「なぜ」は風のように突然となりにふっとやってくる。
だからうかうかしていると、何がなぜだったか忘れている。
「なぜ」はたね?
ちっちゃいけど、知りたい気もちが詰まっていそうだ。
「なぜ」を育てる?
花のたねなら、太陽の光と肥料や水をやって見守る。そしてきれいな花が咲く。
なぜのたねは、いろいろ調べたり、聞いたり、本を読んだりして、知りたいという気もちがたねを育てる。
「なぜ」は、窓拭きをするように、
ひと拭きごとに少しずつ何かが見えてくる。
ハッキリと見えるようになった時、
「なぜ」は消えていた。
山本ふみこさんからひとこと
この詩のような文章がエッセー? と思われたあなたさまに。
「この感性を持っていたら、どんなものでも表現できます」
そうお答えしたいと思います。
うらやましくなりました。
通信制 山本ふみこさんのエッセー講座とは
全国どこでも、自宅でエッセーの書き方を学べる通信制エッセー講座。参加者は毎月1回出されるテーマについて書き、講師で随筆家の山本ふみこさんから添削やアドバイスを受けられます。講座の受講期間は半年間。
募集の詳細は、雑誌「ハルメク」2023年8月号とハルメク365イベント予約サイトをご覧ください。
■エッセー作品一覧■
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