クローゼットに入りきらない服をどうする?
衣類のダウンサイジング<前編>残しておく優先順位は年齢で変わる
ウォークインクローゼットに詰まった服をごっそり断捨離したきっかけは、広い持ち家から狭い賃貸への引っ越しでした。転居先で引っ越し業者も手こずった衣類の収納をどう片づけたか…。健康第一の快適さを老後の優先順位に選んだダウンサイジングです。
ファッションは人生最大の趣味だったのに…

三度のご飯より好きなものはファッション。幼稚園のころから着せ替え人形を自作し、紙で色とりどりの洋服を作っていたものです。小学校に入るとバービードールに夢中になり、お小遣いで買うのは人形の服。ティーンエイジになると原宿に服を買いに行き、50歳を過ぎても収入のほとんどを衣類に費やしていました。

ウォークインクローゼットにぎっしり詰まった服を利用して、パーソナルスタイリストを始めたときは、念願の天職を得た喜びでいっぱい。ところが持病の脊柱管狭窄症と手首の骨折で移動が困難になり、ファッションの仕事を続けられなくなったのです。
おしゃれするにもハイヒールが履けないし、リハビリのウォーキングが日課になった私にとって、お出かけ着は無用の長物でしかありません。時期が新型コロナの流行と重なったので、電車で都内に行くことすらなくなりました。
引っ越しで行き場をなくした大量の服たちは?
仕事は、パソコンがあればできる文筆業とWEB制作業に戻ることに……。広すぎる自宅は売却して手狭な賃貸マンションに引越す決心をしたのですが、転居先には大量の服を入れるスペースがないのです。リサイクルショップに持ち込む気力と体力がなかったので、観念して断捨離しまくる作戦に出ました。
部屋の隅で山となったゴミ袋は数え切れません。

そして引っ越し当日のアクシデント。衣類を運んでいたスタッフが「どうがんばっても入りきりません」とギブアップしたのです。狭いマンションでも一応ウォークインクローゼットはあるのですが、その広さは前の住まいの1/5。ハンガーボックスの服たちは半分ほどぎちぎちに押し込まれて、残りは床に積み上がりました。
衣装ケースや段ボール箱は手付かずのままで、思い切ったダウンサイジングが不可欠です。
老後を計画に入れた服の残しかた
奥の長いウォークインクローゼットには2本のレール。隙間なく手前側に服をかけると、後ろ側の服が取り出せません。しかも棚の上に重い衣装ケースを持ち上げるには腕力が足りないし、懸念の腰痛が悪化する恐れがあります。
今回は何とか乗り切れても、寄る年波には勝てず、来年はもっと難しくなるでしょう。

結局のところ、奥に押し込んだ服は取り出すことがないまま季節が変わりました。これこそ箪笥の肥やしだと悔いて、再度の断捨離を決意したのです。
残しておく基準はコンフォタブル。値段の高い安いに関係なく、快適さを念頭に置いてダウンサイジングの条件を絞りました。
- 軽くて動きやいこと。肩が凝る窮屈な服は要らない。
- 99%パンツスタイルなので、スカートは要らない。
- 冠婚葬祭用の服は、流行を問わないものを少しだけ残す。
- パンプスは履かないので、スニーカーとローヒールだけ残す。

まだ詰まり過ぎだなあ。生活スタイルが一変したのだから、ファッションスタイルも一考しなくちゃ。着道楽は卒業することにしました。無駄遣いせずにどうやってワードローブの充実を図るか、新しい課題が始まります。
織田ゆり子
作詞家、WEB制作プランナー、パーソナルスタイリスト。着せ替え人形で服をデザインしていた子ども時代からおしゃれが一番の趣味。アパレル・美容関係の交流が広く、同世代の女性が10歳若見えするファッションコーデを提案しています。ブログ「歳を隠すのをやめました」を毎日更新中。
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