人生100年時代!大人の恋愛事情#2

76歳と89歳、結婚の決断に時間は必要なかった

公開日:2024.07.21

人生100年時代といわれる昨今。最期まで豊かで楽しい人生を送るのに、恋愛は必要でしょうか。60代、70代で恋愛を経験している方々に話を伺いました。「介護することになってもマイナスではない。むしろ支えたい」と松井久子さんは言います。

映画監督・作家 松井久子さん(77歳)のプロフィール

映画監督・作家 松井久子さん(77歳)のプロフィール

まつい・ひさこ
1946(昭和21)年、岐阜県生まれ。早稲田大学文学部演劇科卒業。98年映画「ユキエ」で監督デビュー。2002年「折り梅」公開、2年間で100万人を動員。10年日米合作映画「レオニー」を発表、13年に世界公開。著書に『疼くひと』『最後のひと』他。
※年齢は取材時。

恋愛小説から思想史に興味を持って

恋愛小説から思想史に興味を持って

松井久子さんが初の小説『疼くひと』を刊行したのは2021年2月。70歳を目前にした女性が15歳年下の男性に引かれていく恋愛小説は大きな話題を呼びました。

そして出版社から2作目を期待されていた同年秋。友人から「通っている思想史の市民講座の先生が素晴らしいんだ」と聞き、直感的に興味を持ったという松井さん。先生こと思想史家・子安宣邦(こやす・のぶくに)さんの著書を読み始め、講座に参加することにします。

「思想史を勉強したい、というのが理由の半分。あとの半分は、“老いをどう幸せに生きるか”というテーマで2作目を書くヒントになるかもしれないと思ったんです。子安先生の奥様が...

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