寝るだけじゃない!50代からの免疫力を高める「正しい休み方」7タイプ
本当に「正しい休み方」#1
「きちんと休めていない人」多数!免疫力低下の原因は「休み方」にアリ
心と体の健康を維持し、免疫力を上げるには日頃の「休み方」がカギを握ります。しかし、「実はきちんと休めていない人がほとんど」と『休養学』の著者・片野秀樹さんは言います。「正しい休み方」とは?について解説します。
INDEX
教えてくれた人:片野秀樹(かたの・ひでき)さん
博士(医学)、一般社団法人日本リカバリー協会代表理事、株式会社ベネクス執行役員。休養への理解向上を目指し啓蒙活動を行う。著書に『休養学:あなたを疲れから救う』(東洋経済新報社刊)。
「休養」は健康づくりの3要素の一つ
きちんと休めていない“実感がある人”は、50代以上の人には少ないかもしれません。でも、朝起きたときに体が重い、疲れやすい、肩こりや腰痛があるといった不調の原因は、実は正しく休めていないことにあると、『休養学』の著者で博士(医学)の片野秀樹さんは指摘します。
厚生労働省が発信する「健康づくりの3要素」は、栄養・運動・休養。しかし休養の重要性は、栄養や運動ほど浸透しておらず、“休養=単に寝るだけ、何もしないこと”と思っている人がほとんど。
片野さんはこう言います。「休養とは心身の疲れを回復し、明日への活力を養うこと。免疫力を高めるためにも、休養の正しい知識を身に付け、効果的にとることが大切です」

60代の体の免疫力は20代の10%台!休養が不可欠
健康を維持する上で欠かせないのが、免疫力。しかし、免疫力の働きは、その機能が成熟する20歳をピークに加齢とともに低下し、40代で20代の約50%、60代では、20代の10%台にまで下がってしまいます(下図)
「免疫力の低下を防ぐには、疲労をためず、ストレスを受けてもしっかり回復させることが重要です。その最大のコツが、自分に必要な休養を、適切なタイミングに過不足なくとること。休養とは免疫力を高め、心身を回復させる技術です」
疲れているのに、「疲労感」をごまかしてしまいがち

50代以降は、心身が休みたがっているサインを見逃しがち、と片野さん。その理由は、「疲労」と「疲労感」の違いにあります。
「疲労」とは、活動能力が低下した状態を指し、一方、「疲労感」は、疲労を自覚している状態のこと。疲労感は、やりがいや責任感を感じる作業では覆い隠されてしまうため、疲労が見逃されがちに。冷静に疲労を察知する力も必要です。
休養の基本は睡眠。でも「理想の睡眠」にこだわらなくていい

「心身の疲れを癒やす方法として、質のよい睡眠は欠かせません。免疫細胞を修復する役目を担い、疲労回復の要となるからです」と片野さん。しかし、7時間以上まとめて寝るといった理想に縛られる必要はないといいます。
次回は免疫力を高める正しい休み方を紹介します。
取材・文=大門恵子、新井理紗(ともにハルメク編集部)、イラストレーション=ながのまみ
※この記事は、雑誌「ハルメク」2024年10月号を再編集しています
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