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- 医師伝授!気持ちよく「ノー」と断る人になるヒント
心療内科医・海原純子さんが、「幸せになるヒント」をテーマに開催するワークショップ。最終回、ノーと断れる人になって大切な時間を心地よく使うためのヒントをご紹介します。
海原純子(うみはら・じゅんこ)さんのプロフィール
1952(昭和27)年神奈川県生まれ。東京慈恵会医科大学卒業。医学博士、心療内科医、産業医。昭和女子大学客員教授。最新刊に『こころの見方 いい気分を貯めて暮らしたい』(毎日新聞出版刊)。心をラクに、幸せに暮らすためのヒントを学ぶオンライン講座・動画も人気。
相手も自分もOKなゴールを目指す
今回は総まとめとして、アサーティブに心地よく「ノー」と言いましょう、をテーマにお話しします。
まずはアサーティブについて、簡単にもう一度復習してみましょう。アサーティブは自分の気持ちや考えを相手に伝え、相手と良いコミュニケーションを作ることができること、といえます。
嫌でもつい我慢して引き受けたり、うんざりしながら不本意な会合に出掛けたり、相手の気分を損ねないように言いたいことを抑え込むのではなく、相手も自分もOKなゴールを目指そう、というコミュニケーションの方法です。
それではワークショップを始めましょう。あなたも参加してください。
ワーク1:ブティックでのショッピング
例題です。あなたはショッピングセンターのブティックでウインドーにちょっといいかな、と思うワンピースを見つけました。ただそれはノースリーブ。ノースリーブは着ないので半袖がないかしら?と思いながら店に入りました。店内を見渡しましたが半袖は見当たりません。
そこに若い女性の店員さんがやってきて「気になるものがありましたら試着してください」とあなたに声を掛けました。そこで「ウインドーの服のデザインで半袖がないかしら」と尋ねました。店員さんは奥からいろいろ出してきますが、ウインドーにあるような感じの服はありません。「ちょっと違うなあ」と言うと「少々お待ちください」と言いながら彼女は再び奥に行き、また数着を持ってきます。
1枚はまあまあかな、と思いましたが、どうしても欲しいというほどではありません。「試着してはいかがでしょう」と店員さん。ケースの上には彼女が持ってきた服が並び、何となくこのまま帰るのはどうかな、という雰囲気です。
さあ、あなたはどうしますか?
店員に対しての反応でわかること
こういうこと、よくありますよね。店に入ってすぐ、「見てるだけですから」と言った場合はいいのですが、なまじウインドーに気になった服がありそのことを伝えてしまった場合は、何となく立ち去りにくいですね。...
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