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- 似合わなくなったベージュを敗者復活させるコーデ
パーソナルカラーは若い頃と変わらなくても、肌の衰えが気になる年代になると、急に似合わなくなる色があります。それはニュアンスカラーの代表格・ベージュ。「冬」のブルベ肌を一例として、微妙な色選びが難しいベージュの攻略法のトップスをお見せします。
ベージュが似合わなくなった理由
年を取ることで現れる変化は、顔やボディラインだけでなく、ファッション要素にも反映されます。いちばんショックなのは、好きだった色が似合わなくなること。
私は還暦を迎えた頃、ベージュを着ると老け見えすることを実感しました。それまでは肌を美しく見せる上品な色だったのが、シミやたるみを目立たせるオバちゃんカラーになったんですよね。
上のカラーチャートに載せたのは、さまざまなベージュのうちほんの一部です。一口にベージュと言っても、レッド系、ブルー系、イエロー系、ホワイト系など色合いは微妙……。実際に着用してみないと似合うかどうかが難しく、加齢によるパーソナルカラーの変化とともにズレていきます。
ブルベ肌&パーソナルカラーが冬の場合
下の画像は私が現在キープしているベージュニットたちの一部。似合わないアイテムがどんどん増えていきます。
一枚では着られなくなったのが下の2点。レッド系のベージュ(左)はオジサンっぽく見えて、ブルー系のベージュ(右)は肌がくすみます。差し色なしには厳しいようです。
ブルベ肌&パーソナルカラーが冬の私には、白っぽいベージュ(オートミール色)がマッチします。ただし右下のVネックだと首筋が寒いのです。中にヒートテックを入れたり、ストールを巻くなどのひと手間が必要で、何のためのVネックなのか意味がなくなりました。
ベージュニットを若々しく着る方法
オーセンティックなデニムパンツ&上質なベージュニットをシンプルにコーデすれば、品格が上がって理想的です。年代を問わず、育ちが良い人に見えるのがメリット。ただし悲しいかな、ニュアンスカラーの顔映りは若い人にかないません。
ベージュが似合うか似合わないかに関わらず、華やかさと若さをくれるアイテムを足してコーデするのが賢明だと思いました。
冬のパーソナルカラーにマッチしたオートミール色には、デザイン性の高いパールネックレスを足します。冠婚葬祭に使うパールでは遠くから見て目立たないので、大粒の派手なパールを足してインパクトを強めました。
オジサン見えした地味なベージュには、青白のストライプシャツを中に入れてレイヤードします。ネック、手首、ヘムラインに爽やかなストライプが加わることで、若々しい「きちんと感」が生まれました。
ネットショップで微妙な色合いを買うときは、画像と実物の色が異なるのはよくあること。特にベージュはどんなプロでも写し方が難しいのです。失敗しない一枚を手に入れるには実店舗で試着するか、返品・交換が可能なショップで購入することでしょう。
妥協せずに一生付き合える一枚を手に入れたら、傷まないように十分なメンテを心掛けてくださいね。
■もっと知りたい■
織田ゆり子
作詞家、WEB制作プランナー、パーソナルスタイリスト。着せ替え人形で服をデザインしていた子ども時代からおしゃれが一番の趣味。アパレル・美容関係の交流が広く、同世代の女性が10歳若見えするファッションコーデを提案しています。ブログ「歳を隠すのをやめました」を毎日更新中。
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