お金のプロ荻原博子さんに聞く!

【3】簡単なコツでお得に!医療費の節約ワザ7

公開日:2024.09.02

教えてくれた人:荻原博子(おぎわら・ひろこ)さん

経済ジャーナリスト。日本の健康保険制度を長年注視し、改正などに詳しい。公的保険、民間保険を比較した、わかりやすい解説に定評がある。

【1】いきなり大病院に行かない

紹介状を持たずに大病院で受診すると、初診料の他に7000円以上の「選定療養費」が請求されます。この費用は保険適用外で、病院によっては1万円以上かかることも。

無駄な出費を省くには、「かかりつけ医→大病院」の流れが鉄則。紹介状の作成には「診療情報提供料」がかかりますが、保険が適用されます。医療費節約のためにも「かかりつけ医」を見つけておきましょう。

【2】リフィル処方箋を活用すれば、再診代がかからない

病状が安定している人に対して、医師の判断により発行される「リフィル処方箋」。有効期限内に、3回を上限に繰り返し使用できるので、薬をもらうために病院へ行く回数は減り、受診のたびにかかる再診料や処方箋料などを節約できます。

【3】かかりつけ薬局+お薬手帳持参で、薬代が40円安くなる

“いつもの薬”を受け取る「かかりつけ薬局」を決めましょう。お薬手帳を持参して3か月以内に再利用する場合、薬の調剤にかかる「薬剤服薬歴管理指導料」がお薬手帳を持っていない場合より約40円(医療費3割負担の場合)安くなります。

【4】医療・介護費関係のレシートは捨てない

薬局で購入した薬や特別養護老人ホームなどの利用料、デイサービスや訪問介護費も「医療費控除」の対象です。レシートに書かれた品目が控除の対象か対象外かを確認し、対象のレシートは捨てずに保管しておきましょう。

申請の際にレシートの提示や添付は不要ですが、5年間の自宅保管が必須です。

【5】ウォーキングで健康を維持しながらポイントがもらえるアプリも

医療費節約の要は、日頃の健康管理。歩くだけで、買い物に使えるポイントが...

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