50代からのオフィスおしゃれアップデート術

50代管理職のおしゃれの悩みを解決!「黒ジレ」で夏の洗練オフィスコーデ

50代管理職のおしゃれの悩みを解決!「黒ジレ」で夏の洗練オフィスコーデ

公開日:2026年06月16日

50代管理職のおしゃれの悩みを解決!「黒ジレ」で夏の洗練オフィスコーデ

「ジャケットは暑い。でも会議ではきちんと見せたい……」そんな50代管理職の悩みを解決。さらに「ベージュを着ると老ける」「二の腕は隠すべき?」という大人のおしゃれの壁を、人気スタイリスト・髙尾香織さんが解説します。

ジャケットは暑い…そんな50代の救世主が「黒ジレ」

夏が近づくにつれて、オフィスでの服装選びはさらに難しくなります。

「会議ではきちんと見せたいけれど、ジャケットを羽織るのは暑いし堅苦しい……」そんな悩みを抱える女性は多いのではないでしょうか。

普段の仕事ではあまりジャケットを羽織ることがなかったという前田さん。しかし髙尾さんいわく「骨格ストレートタイプは、実はジャケットが最も得意で、羽織るだけで一気に垢抜けるタイプ」なのだそう。 

そこで髙尾さんが、夏に向かうこれからの季節の救世主として提案したのが「襟ありタイプのジレ」。ジャケットのようなきちんと感をキープしつつ、ノースリーブの手軽さで涼しく着こなせるジレを主役に、2つの劇的アレンジスタイルを検証します。

今回のアドバイザー&相談者

ジャケットは暑い…そんな50代の救世主が「黒ジレ」

左:髙尾香織さん 
STYLE PARADIGM代表。パーソナルスタイリスト、パーソナルファッション(R)協会認定スーツスタイリスト。大学で英語・言語学の講師を務めた後、心理学を学ぶ中でファッションの持つ力に魅了され、スタイリストに転身。40代以上の働く男女を中心に支持を集めている。公式HPはこちら

右:前田まきさん(58歳) 
企画系の管理職。撮影や打ち合わせなどの現場と、重要な会議を行き来する日々。趣味の和太鼓やパーソナルジム通いで体づくりに余念がないストイック派。骨格タイプは骨格ストレート(ナチュラルMIX)体型。パーソナルカラーはブルベ。

「隠す」より「生かす」。大人の黒ジレスタイル

スタイル1:柄パンツを上品に。かっこいいモードスタイル

「隠す」より「生かす」。大人の黒ジレスタイル
リネン混素材の黒ジレはBallseyのもの

ふだんはパンツスタイルが多い前田さん。でも、夏は思い切った柄の服にも挑戦したくなると言います。そんなときにおすすめなのが、黒い襟付きロングジレにインパクトのある柄物のパンツを合わせたスタイル。

「50代だから隠す」ではなく、「きれいな部分は生かす」が大人のおしゃれの方程式。 

「前田さんは二の腕がとてもきれいに引き締まっていらっしゃるので、中途半端に隠すよりも、思い切って出したほうが絶対に若々しくてかっこいいです!」と髙尾さん。

胸元は「直線ライン」で清潔感アップ! 

「隠す」より「生かす」。大人の黒ジレスタイル

インナーにはジレと同色の黒をセレクト。

 「胸元が丸く開いたものではなく、まっすぐな直線ラインのインナーを選ぶのがポイントです。これだけで胸元の『下着感』が消え、清潔感が生まれます」

パンツは形はシンプル、ツヤ感がある素材を

インパクトのある柄パンツでも、寒色系のカラーだと落ち着いた印象に。形は足の形を拾わないストレートタイプ。

ストンとした落ち感と、品のいい光沢のある質感が品の良さをさりげなく感じさせます。

ウエストの結び方ひとつで、印象は自由自在 

「隠す」より「生かす」。大人の黒ジレスタイル

ジレのベルト紐のあしらい次第で、印象を変えることもできます。

「ウエストの前側でキュッと結んでポイントを作れば、メリハリがついて脚長効果がアップします。逆に、紐を後ろで結んで前をスッキリ開けて見せれば、風に揺れる縦のラインが強調されてよりクールな印象に。その日の予定や気分に合わせてシルエットを変えられるので、着回しの幅がグッと広がります」

「ベージュを着ると老ける…」その悩み、解決できます

スタイル2:同じ黒ジレで印象一変!上品スカートコーデ

「ベージュを着ると老ける…」その悩み、解決できます
スカートはJOURNAL STANDARD

続いて、黒いロングジレはそのままに、ボトムスをベージュのマキシタイトスカートにチェンジしたスタイル。 

実は、前田さんには「ベージュの上品な雰囲気を着こなせる大人の女性になりたい」という憧れがありました。が、同時に「ベージュを着るとなぜかものすごく老けるし、顔がくすんで人生疲れてる感じがする……」という違和感も抱えていたそう。

「ブルベにとって、黄みの強いベージュはくすんで見えやすい『要注意カラー』。だからといって、着てみたい色を諦める必要はありません。どうしても似合わない色を纏いたいときは、顔から一番離れた場所(ボトムス)で使うといいですよ」と髙尾さん。

シルエットを分断させない「マキシ丈」の魔法   

「ベージュを着ると老ける…」その悩み、解決できます

前田さんが選んだのは、ストンとしたマキシ丈のスカート。体のシルエットが縦に強調されるIラインが作られ、スタイルアップの秘訣になります。

「ふくらはぎ辺りで終わるミモレ丈は、分断された部分の太さ=脚の太さに見えてしまうので避けた方がベター。それに、落ち着いた雰囲気で急に『おばさん感』が出てしまうんです」と髙尾さん。

地味ではなく「上質」に見せる素材選びのコツ

程よく体のラインに沿っても、ペラペラした素材は大人はNGです。動いたときにパッときれいなラインが描かれる、ツヤと落ち感のある『いい質感』のものを選ぶこと。

「質のよさがあれば、ベーシックカラーの組み合わせでも、驚くほど女性らしくしっとりとしたエレガントさが漂います」

迷ったらジレ。50代オフィス服の新定番です

迷ったらジレ。50代オフィス服の新定番です

「黒ジレは、きちんと感も涼しさも、すっきり見えも叶えてくれる、大人のオフィススタイルの強い味方です」と髙尾さん。

今回紹介したように、同じ黒ジレでも柄パンツを合わせればかっこよく、ベージュのスカートを合わせれば上品な印象に。1枚あるだけで、会議の日も現場の日も着回せる頼れるアイテムです。

また、オフィスでの第一印象は顔まわりで決まりやすいので、きちんと感は上半身で打ち出すのが近道。

「おしゃれはあれこれ考えるより、まず着てみることから始まります。ジャケットやジレは“品格”を備えた50代だからこそ似合うアイテム。なじみがなくても、ぜひ一度試着してみてください。何枚か着比べるうちに、自分をきれいに見せてくれる一着がきっと見つかるはずです」

次回は、「トレンドに挑戦したいけれど若作りには見られたくない……」そんな50代の悩みに髙尾さんが回答。

大人の品格を保ちながら旬のおしゃれを楽しむコツをお届けします。 

文・構成=長倉志乃(HALMEK up) 写真=日高奈々子 

 

HALMEK up編集部
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