再婚と相続の間で揺れる気持ち

好きだけで再婚してもいい?50代のパートナー選びで見えてきた子どもの本音

好きだけで再婚してもいい?50代のパートナー選びで見えてきた子どもの本音

公開日:2026年03月26日

好きだけで再婚してもいい?50代のパートナー選びで見えてきた子どもの本音

50代で「再婚」や「パートナー」という言葉を出すのは、少し勇気がいるもの。自分の気持ちを大切にしたい一方で、子どものことも気になる――。実は子ども世代は再婚自体には反対していない一方で、別の不安を抱えていることが見えてきました。

好きだけで再婚するのは、わがまま?

「今さら恋愛なんて……」「家族にどう思われるだろう」再婚やパートナーのことを考えたとき、そんな迷いがふと浮かぶことはありませんか。誰かと過ごす時間がほしいと思う気持ちは自然なもの。でも同時に、「子どもにどう受け止められるか」が気になって、一歩を踏み出せなくなることもあります。

けれど実は、子ども世代の多くは「親の再婚そのもの」に強く反対しているわけではありません。「一人で寂しい思いをしてほしくない」「そばに話せる相手がいたら安心」そんなふうに願っている人も多いようです。

「再婚=反対されるかも」という思い込みは、少しだけやわらげてもいいのかもしれません。

子どもが気にしているのは相続やお金のこと

子どもが気にしているのは相続やお金のこと
78create / PIXTA

ただし、再婚の話になると空気が変わる瞬間があります。それが「お金」に関わる問題です。相続や財産、将来のトラブル――。特に多く挙がっていたのが「相続」に関することでした。子ども世代の多くが、「再婚によって遺産分与が複雑になるのでは」と不安を感じています。

50歳以上限定のマッチングアプリ「Goens(ゴエンズ)」を運営するGoens株式会社の調査(※)でも、約7割以上が「相続」に不安を抱いているという結果が出ています。

これは決して冷たい気持ちからではありません。子どもたち自身にも生活があり、将来の見通しを大切にしたいという現実的な思いがあるからです。親子だからこそ、あいまいにしておきたくない。愛情の問題というより、「安心したい」という気持ちの表れともいえそうです。

事実婚や友達という新しい関係の形

事実婚や友達という新しい関係の形
Uchimatako / PIXTA

そんな中で支持を集めているのが、「籍を入れない関係」です。例えば、事実婚やお茶飲み友達のような形。こうした関係を望む声は、法律婚を選ぶケースよりも多い結果となっています。

ポイントはとてもシンプルです。

  • 心の支えは欲しい
  • でも法的な混乱は避けたい

この2つを両立させる方法として、「ちょうどいい距離感」が選ばれているのです。

結婚か独身か、どちらかしかないわけではありません。50代からの人生には、その間にある選択肢も広がり始めています。

子どもが安心できるパートナーの条件

子どもが安心できるパートナーの条件
EKAKI / PIXTA

では、子どもに心配をかけずに、自分の気持ちも大切にするにはどうすればいいのでしょうか。Goens株式会社の調査で子ども世代が重視していたのは、次のような点です。

※Q.親がパートナーを探す際に必ず確認してほしいこと

第1位:相手が間違いなく独身であること(53.0%)
第2位:相手の身元(氏名・住所)が証明されていること(40.4%)
第3位:入籍を急がず信頼関係をつくること(36.8%)
第4位:経済力があり、資産目当てでないこと(31.5%)
第5位:トラブルになった際、第三者が介入してくれること(14.6%)
第6位:子どもに事前に紹介してくれること(10.4%)

どれも「反対したい」からではなく、「安心したい」という思いから生まれたものです。

親の幸せと、子どもの安心は、対立するものではありません。少しずつ気持ちを共有しながら、自分にとって心地よい関係を選んでいく。

「これからをどう生きたいか」を、誰かと一緒に考えていく。そんな選択も、少しずつ当たり前になっていくのかもしれません。

※「親の再婚や相続に対する子供世代の本音 意識調査」調査実施日:2026年1月19日〜1月20日/調査方法:インターネット調査/調査対象:50代・60代の独身(パートナーなし)の親を持つ20代〜40代の男女550名(男性233名、女性317名)(Goens株式会社)

HALMEK up編集部
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