人生100年時代!大人の恋愛事情#4
14歳年下の男性と…恋愛は成長の大きなチャンス
人生100年時代といわれる昨今。最期まで豊かで楽しい人生を送るのに、恋愛は必要でしょうか。60代、70代で恋愛を経験している方々に話を伺いました。原田純さんは「もし失敗しても自分が傷つくだけだ」と覚悟を決め14歳年下の男性と交際を始めます。
INDEX
編集者 原田純さん(68歳)さんのプロフィール

はらだ・じゅん
1954(昭和29)年、東京都生まれ。径書房代表取締役。取材で知り合った助産師のアドバイスで膣ケアに取り組み、その効果を実感したことから2017年『ちつのトリセツ 劣化はとまる』刊行。最新刊は『人生最高のセックスは60歳からやってくる:ちつのトリセツ恋愛実践編』。
※年齢は取材時。
64歳のときに14歳年下の男性と出会い「最後の恋かも」

64歳のときに14歳年下の男性と出会い、交際をスタートさせた編集者の原田純さん。
「2度の離婚を経験し、もう自分は恋愛なんてしないだろうと思っていました。でも彼と出会ったときに“いいな”と、ほとんど一目ぼれのような感じで。これが最後のチャンスかもしれないと思ったんです」
セックスレスが原因で2度目の離婚

原田さんは24歳で結婚しましたが、夫が酒に溺れるようになり、娘が3歳のときに離婚。シングルマザーとして働いていて知り合った男性と30代前半で再婚したものの、60歳を過ぎて離婚しました。
「実は2度目の結婚をした直後から、夫に拒絶されてセックスレスになり 、“なんでだろう?”という寂しさや葛藤がありました。その話題を出すと夫婦関係が険悪になるので話し合わないまま。セックスなんてしなくても大したことはない、仲良くとはいかなくても表面的に穏やかに添い遂げられればそれでいいと思っていました。それでもわだかまりは消えず、別れることになったんです」
膣の本『ちつのトリセツ』が大ヒット

離婚後、原田さんは著者として『ちつのトリセツ』を出版、10万部を超える大ヒットになります。
「助産師さんから『膣が衰えると子宮や膀胱が落ちてきて、全身の健康に影響が出ます』と聞き、中高年の女性に膣ケアの大切さを伝えたいと思ったんです。その助産師さんに『原田さんの膣は、たぶんカチカチになっていますよ。すぐケアを始めてください』と言われ、最初は絶対無理と思いましたが、健康のためにと、指にオイルをつけて膣をマッサージするケアと骨盤底筋体操を始めました」
その結果、便秘や猫背が改善して体調もスタイルもよくなり、「自信がついた」と原田さん。
バーでの偶然の出会いから恋に落ちて

ケアを始めて3年たった頃、仕事の打ち上げ後に一人でバーにいると、たまたま隣席にいた男性と店のマスターと3人で盛り上がり、男性と連絡先を交換することに。
「大阪弁で気取ったところのない明るさが魅力的で、恋をしたんだと思います。何回か会ううちに、もし失敗しても自分が傷つくだけだと覚悟を決め、すごく怖かったですが、27年ぶりでセックスもしました」
以来、週1~2回会うペースで交際を続けているといいます。「恋愛は、自分の知らなかった自分と出会い、新しい世界を見せてくれるのが一番の魅力。いくつになっても成長する大きなチャンスだと思います」
以上、全4回にわたり人生100年時代の恋愛事情をお伝えしました。みなさん、これからの人生を楽しもうと前向きな気持ちが伝わってきますね。
取材・文=三橋桃子、五十嵐香奈(ともにハルメク編集部)、撮影=中西裕人
※この記事は、雑誌「ハルメク」2023年10月号を再編集しています。
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