始めるなら、いま!老化コントロール法#1

50代のふらつき・息切れは衰えサイン?見逃してはいけない体の変化8項目

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50代のふらつき・息切れは衰えサイン?見逃してはいけない体の変化8項目

ふらつきや姿勢の崩れ、息切れなど、最近の体の変化を「年齢のせい」と見過ごしていませんか? 老化は、今からでもコントロールできます。理学療法士・上村さんが、50代から確認したい「衰えのサイン」8項目と、体を整えるための考え方を解説します。

教えてくれるのは、理学療法士・上村理絵さん

かみむら・りえ 通所介護事業所 リタポンテ株式会社 取締役。のべ38万人に生活期のリハビリを提供。理学療法士の立場から、高齢や心身に不具合があっても“自分らしい”生活を続けるために本当に必要なリハビリのあり方を追求している。著書に『老化はコントロールできる。1年後、5年後、10年後の自分のために』(清流出版)

そのふらつき「今日は疲れているから」だけじゃないかも

freeangle / PIXTA

老化の兆しは、わかりやすい不調として現れるとは限りません。疲れやすさだけでなく、姿勢や立ち上がり方など、いつもの動きに表れることもあります。

たとえば、こんな小さな変化に思い当たることはありませんか?

•最近、なんとなく疲れやすい
•最近、なかなか疲れが抜けない
•前より姿勢が崩れやすくなった気がする
•立ち上がるときに、少し頼りなさを感じる
•坂道を少し上っただけなのに、息切れする

体は、ある日突然大きく変わるのではなく、少しずつサインを出しています。しかもそのサインは、日によって感じたり感じなかったりします。またサインは、とても小さかったりするので、「年齢のせいかな」「今日はたまたまかな」と見過ごされてしまうことも少なくありません。

こうした、健康と病気の間にあるような状態を「未病」といいます。

「病気になる一歩手前」ということではなく、日によって調子に差がある、どこかがなんとなくこわばるなど、病気ではないけれど以前とは少し違う状態も、未病です。

これも「いまを知る」きっかけの一つです。小さな変化に気づけるようになると、その原因にも気づくようになります。

気づくようになると、生活の中で体の使い方を見直したり、足りない動きを補ったり、自分に合った整え方をはじめたり。そんなことでいいのです。

老いは、無理に止めるものでも、抗うものでもありません。だからといって、流れに身をまかせて衰えるのも違います。気づいて整えていくことができます。「未病」の心当たりから、いまの自分を知っていきましょう。

姿勢や振り向き方……いつもの動きに潜む「衰えのサイン」8項目

yuz / PIXTA

未病といわれても、具体的にはどういうこと? と思われたと思います。それに気づくためのチェックリストを用意しました。

これは、「できていないところ探し」ではありません。いまの自分の体に、どんなクセがあり、どこに整える余地があるのかを知るためのものです。

言い換えれば、これから先も動ける体でいるための手がかり探しです。深く考えすぎず、いまの自分に当てはまるかどうかを、素直な感覚で見ていきましょう。

チェックリスト  

当てはまるものに、チェックをつけてみましょう。

□(1)椅子に座っているとき、気づくと猫背になっている
□(2)まっすぐ立っているつもりでも、鏡や写真を見ると体が傾いている
□(3)立っているとき、気づくとどちらかの脚に体重をかけていることが多い 
□(4)これが「理想の姿勢」と思って背すじを伸ばすと、かえって窮屈で疲れる  
□(5)立ち上がった直後に、一瞬ふらっとすることがある 
□(6)歩くとき、以前より腕を振っていない気がする 
□(7)横を見たり後ろを振り向いたりするとき、頭だけでなく体ごと向いている
□(8)両腕を上げて伸びをしたり、前かがみになったりすると、「気持ちいい」より先に痛みやつっぱりを感じる

【診断結果】いくつ当てはまった?チェック数から見える「いまの体」 

hidez / PIXTA

チェックの数が少ないほど衰えは進んでいません。逆に数が多かったとしても、それが「自分のいま」です。ここからどう変えていくか、戻していくか……。伸びしろがあるととらえていきましょう。

さて、いくつチェックが入りましたか?

チェックが0~2個【予防スタート期】

まだ大きな困りごとにはつながっていなくても、小さな変化ははじまっているかもしれません。そろそろ対策を考えはじめて、老化をコントロールしていきましょう。

チェックが3~5個【体を整え戻す、ワークを実践】

体の使い方や柔軟性、バランスに少しずつ変化が出てきている可能性があります。ここで気づけたことが大切。積極的に体を整えることを考えていきましょう。

チェックが6~8個【自己判断せず専門家に相談】

体のクセや機能の変化が、日常の動きに影響しはじめているかもしれません。気になる症状がある場合や不安が強い場合は、医師や理学療法士などの専門家に相談するとよいでしょう。

【診断結果】体のどこが衰えている?チェック項目からわかる3つの傾向 

わたなべりょう / PIXTA

体のどこに衰えの兆しがあるのかが、チェックが入った項目からわかります。いちばん多いところから整えていくことをきっかけに、はじめてみましょう。

(1)(2)(3)(4)(6) を選んだ人:姿勢や筋肉の使い方にクセがあるかも

【姿勢や筋肉の使い方にクセがある】
「立つ」「座る」「歩く」といった基本の姿勢や、筋肉の使い方にクセが出ている可能性があります。

「正しく立とうとすると苦しい」「すぐ崩れてしまう」という場合は、体の使い方が違うのかもしれません。本来、よい姿勢は無理にがんばってつくるものではないので、楽によい姿勢ができる体に整えていきたいところです。

(4)(7)(8)を選んだ人:関節や筋肉が硬く、動きにくくなっているかも

【関節や筋肉の動きが小さくなっている】 
関節や筋肉の動きが小さくなっていたり、体が硬くなり、こわばりやすくなっていたりする可能性があります。

伸びをしたり、前かがみになったり、振り向いたりする何気ない動作にも、少しずつ影響が出てきます。関節の可動域を広げる、体を支えるだけの筋肉をつくるなど、意識して動かしていきたいところです。

(3)(5)(6)を選んだ人:バランスや体幹の安定性が低下しているかも

【体全体のバランスが取れなくなってきている】
前後左右に偏りがあったり、立ち上がるときや歩行時の安定感がなくなってきているのかもしれません。

体のバランスは、足腰だけで保っているわけではなく、体幹の安定や、姿勢の取り方、体の感覚も大きく関わっています。

さあ、どこを整えていけばいいのかが見えてきましたね。チェック数が多かったとしても、がっかりしないで。いまから取り戻せばいいのですから!

※効果には個人差があります。試してみて合わない場合はおやめください。
※本記事は、書籍『老化はコントロールできる。1年後、5年後、10年後の自分のために』より一部抜粋して構成しています。


次回の記事では、靴下を立ったまま履ける?4つの動作テストで「衰えサイン」をチェックを紹介していきます。

■「いますぐはじめる!老化コントロール法」をもっと読む■

#1:老化のサイン「未病ポイント」30秒セルフチェック
#2:「動ける体」を確かめる4つの簡単動作テスト
#3:キツい運動なしで老化対策「体整えワーク3選」

もっと詳しく知りたい人は、上村さんの書籍をチェック!

『老化はコントロールできる。1年後、5年後、10年後の自分のために』(清流出版)

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HALMEK up編集部

HALMEK up編集部

「今日も明日も、楽しみになる」大人女性がそんな毎日を過ごせるように、役立つ情報を記事・動画・イベントでお届けします。

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