行きたかった場所、見たかった風景にこの秋、会いにいきました

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行きたかった場所、見たかった風景にこの秋、会いにいきました

今年の目標の一つだった、紅葉の涸沢カールへ。行きたいところには行く、やりたいことはやる。憧れの風景に自分の足で会いに行き、そんな自分の理想に少し近づけた気がします。

「行きたいところメモ」に書いていた涸沢カール

上高地は、誰でも気軽に訪れることのできるリゾート地であるとともに、実は北アルプスの山々の登山口でもあるんです。

50代後半になってから、なんとなく山に登るようになり、それからもっと本気で山に登るようになってから、一度は行ってみたいと思っていたのが涸沢(からさわ)カール。

長野県・上高地のさらに奥、北アルプス・穂高連峰の懐に広がる、氷河が削り出した巨大なスリ鉢状の谷です。険しい岩壁に囲まれたその場所は、日本屈指の紅葉の聖地としても知られています。

紅葉の時期のこの世のものとは思えない風景写真を見て以来、『今年(2026年)の行きたいところメモ』に書き出していました。

上高地から明神、徳沢、横尾と、まずはほぼ平坦な道を10km3時間くらい歩いた後、本格的な登りがはじまります。しんどい登りを歩くこと4時間(標準のタイムは3時間。私はゆっくりめ)続く上り坂は息がきれます。

標高約2300m、やっと到着した時に目に飛びこんできたのは間違いなく憧れていたあの風景でした。

「すごい」という言葉しか見当たりません。

紅葉、星空、朝焼けに包まれる非日常体験に癒されて

北アルプスの穂高の山々に抱かれた涸沢カールは、まわりの山々のたくましい稜線と荒々しい岩肌の大迫力の美しさ、殺風景な岩肌を彩るこの時期だけの黄色や赤やオレンジの色彩が見事です。

日が暮れると色とりどりのテントに灯る明かりが幻想的。夜には満天の星空。

天の川まで見たのは何年振りでしょうか。フリースを着込んで、持ってきたバーナーでお湯を沸かして星空の下でコーヒータイム。山小屋の夜は早い。夜八時ごろには消灯、普段ありえない時間からその日がんばった体を休めました。

翌朝は外に出て日の出を待ちます。雲もない晴れた朝、太陽は今日も昇ります。

朝日に対面の穂高の山が赤く照らされ、待ちに待ったモルゲンロートです。必ずしも毎日見られるとは限りません。涙が出るくらいの感動でした。

日々抱えているストレスも少なからずありますが、このときはそれらのことを完全に忘れ、心から今自分は幸せだと思いました。

また一つ自分の風景ゲット

やっぱやれたじゃん、と笑う。

山に登る前は毎回、今回は大丈夫かなと不安になります。若い頃ってそんなこと考えもせず行動していたような気がします。年齢を重ねて自分の体と向き合うほど、慎重になった気がします。

でも今回も『やっぱやれたじゃん』でした。きっとまた次も心配するのでしょうけれど(笑)。

年齢を重ねてきた今、同じものを見ても、その感動は若い頃より深い気がします。

この秋、見たかった風景に自分の足で会いに行けました。動ける体に感謝です。

私の心に響く大切な風景、また一つゲット!

文・あんず

HALMEK up編集部

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