スキンケアでも注目のローヤルゼリー

はちみつと混同されがちなローヤルゼリーですが、実は味も見た目もまったく別のものです。ミツバチたちの主食として作られるはちみつに対し、ローヤルゼリーは女王蜂だけの特別食として作られます。

ローヤルゼリーは、はちみつに代表されるミツバチ産品の中でも希少性が高く、主な成分はタンパク質。美肌をサポートする必須アミノ酸9種の他、抗酸化作用のあるペプチドやデセン酸※も含まれます。
※10-ヒドロキシ-2-デセン酸

ローヤルゼリーといえばサプリメントが広く知られていますが、最近はローヤルゼリーを配合したスキンケア商品も人気。顔に直接塗る化粧水や美容液、石鹸やシートマスクなども登場しています。

クレオパトラも目をつけた!?ローヤルゼリーの美容効果

古代エジプトの女王・クレオパトラも、その美貌を保つためにローヤルゼリーを愛用していたといわれています。

クレオパトラといえば、自国に侵攻してきたローマ軍の英雄2人を虜にし、エジプトに最後の繁栄をもたらしたとされる絶世の美女。美への意識がとても高く、はちみつパックや、バラの香油・アロエなどをスキンケアに取り入れていたという逸話もあります。

一方で養蜂には、紀元前5000年頃には養蜂家が登場していたとされるほど古い歴史があります。養蜂家の手は、一般的な同世代の人に比べてきめが細かくみずみずしいといわれるのですが、その理由の一つとして考えられているのが、ローヤルゼリーを手作業で採取しているから。美への探求心が強いクレオパトラは、そこに目をつけたのかもしれません。

最近は研究が進み、ローヤルゼリーの美容効果が科学的に解明されてきています。乾燥によって肌のトラブルが増える秋冬こそ、取り入れるのにおすすめの時期といえそうです。

角層の水分量を高め、乾燥対策にも◎

ローヤルゼリーエキスには、肌に塗ることで角層水分量を高める効果もあるそう。保湿力に優れているので、乾燥が気になる季節のスキンケアにもぴったり。乾燥小ジワなどのエイジング対策にも適しています。

また、顔に使うスキンケアに加えて、サプリメントとして飲用しても美肌をサポートしてくれます。秋から冬にかけての肌は、夏に浴びた紫外線の影響でバリア機能が低下し、特に乾燥しやすい状態です。外からの保湿と同時に、体の中からもケアをすれば、乾燥リスクを効果的に抑えられます。

アミノ酸、ビタミン、ミネラルなど、美肌につながる栄養素もバランスよく含むローヤルゼリー。体の内と外からの美肌ケアにぜひ活用してみてくださいね。

取材協力：山田養蜂場 健康科学研究所

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