そのコスメ、何年使ってる!?プロが教える美肌のための使用目安とは
そのコスメ、何年使ってる!?プロが教える美肌のための使用目安とは
公開日：2025年11月07日
目次
■教えてくれたのは、只友謙也さん
只友謙也（ただとも・けんや）ヘアメイクアーティスト
豊富な美容知識と確かな技術で注目度が急上昇中の若手ヘアメイク。明るいキャラクターと軽快なトークで、動画やイベント出演の依頼も絶えない。幅広い世代の女性ファッション誌・美容誌のヘアメイクのほか、メンズメイクも得意とし、ボーダーレスに活躍している。
ポーチの中身、いつ買ったか覚えてる？
突然ですが、みなさんは、今使っているスキンケアやメイクアップ製品を、いつ買っていつ開封したかを覚えていますか？
- パケ買いしたクリスマスコフレ、好きな芸能人がアンバサダーの化粧品などを購入後大切にとっておき、何年前に買ったかわからなくなって来た頃にようやく開けた
- 毎日使っているのに全然減らないアイシャドウ、もう何年愛用しているかわからない
これ、どちらもダメ！「まだ残っているから・お気に入りだから長く使いたい」、「丁寧に使っていれば、大丈夫」これらの考え、実はとっても危険なんです。
化粧品は食品と同じ！「使用期限」がある
というのも、化粧品には「使用期限」というものが存在します。
未開封の場合は製造から「3年」が目安で、開封後は種類や使い方、製品によって使える期間が変わります。
特に直接指や肌、唇に触れるもの（口紅・マスカラ・アイライナーなど）は雑菌が繁殖しやすいため、開封後「半年以内」くらいまでに使い切ることがおすすめです。
またパウダー類でも、指で直接触れたり、チップやブラシといったツールの汚れから雑菌が増える場合もあります。
そのため、ジャータイプの製品は指ではなく必ずスパチュラを使い、ツールを清潔に保つことも重要です。
使用期限を過ぎた化粧品は変色や異臭、分離など劣化することがあるため、肌トラブル防止のためにも期限内で使うことがおすすめです。
正規販売店以外（並行輸入品・フリマサイト）での購入は、製造から時間が経過している可能性もあるの要注意。
「もったいない」と思うなら正しく保管し早く使うべし
「でももったいないし、まだ残っているのに・高かったのに捨てるのは…」と思うかもしれません。だけど、古い化粧品を使い続けるのは、菌を塗っているのと同じかも!?
また、成分がメーカーの意図とは変わってしまったり劣化してしまっている可能性があるので、推奨している効果が得られないこともあります。
だから「もったいない」と思うなら、できる限り早く使うのがおすすめです。
化粧品をできる限り長く安全に使うためには保管場所も大切。風通しが良く日当たりの少ない、自分自身も心地よいと感じる場所へ置きましょう。
スキンケア類は洗面台に置く人が多いと思いますが、高温多湿でカビや雑菌が繁殖しやすいので、避けると良いでしょう。
何個わかる？「古いコスメ」クイズ
では、ここでクイズです。
Ｑ）「去年のレジャー用の日焼け止めは、今年も使っていい？ ◯か×か？」
Ｑ）「未使用の化粧品は、直射日光や高温保湿を避けて保管すれば問題ない？◯か×か？」
Ｑ）「開封済み化粧品は容器の口元を清潔に保ったり、直接指や唇に触れないようにすれば、使用期限を過ぎても使える？◯か×か？」
あなたはどっちだと思いますか？ここまでの記事を読んで、推測してみてくださいね。
答えの根拠や考え方、使用済みのパフ・古い化粧品の変化についてはsukai美科学研究所代表の菅沼薫さんがわかりやすく解説しています。詳しい解説は「ご自愛ビューティパトロール」でご覧いただけます！
街のアラフィフ女性のコスメ事情や、只友さん流美容格言とともに、楽しくご覧ください。
