【Up select】オトナ女性が着回せる秋服
「何を着ても老け見え」を解決する着こなしテク#2
【50代カジュアルの新ルール】避けるべきNGアイテムと大人の正解コーデ
昔から着ていた王道のカジュアルコーデが「しっくりこない」「なんか野暮ったい」と感じるときはありませんか? 年齢とともにハードルが高くなるカジュアルコーデを、年相応におしゃれに着るコツを、人気パーソナルスタイリストがレクチャーします。
INDEX
教えてくれたのは、杉山律子(すぎやま・りつこ)さん
一般社団法人スタイリストマスター認定協会代表理事、パーソナルスタイリスト。個性を引き出すスタイリングに定評があり、2018年5月に一般社団法人スタイリストマスター認定協会を設立。自分らしくおしゃれになれるファッション講座を開催している。
※本記事は、杉山律子さんの著書、「パーソナルスタイリスト直伝『何を着ても老け見え』を解決するすごい着こなしテク」(KADOKAWA刊)から一部抜粋して再編集しています。
【老け見えあるある】ブルーデニム×Tシャツの悲劇…


なぜ!?カジュアルコーデが「作業着」に見える理由
カジュアルアイテムのコーディネートの典型といえば、Tシャツ、デニムパンツ、スニーカーの組み合わせ。これらをさらっと着こなしているモデルさんたちのこなれ感を見ると、シンプルなのにとてもかっこよくて、憧れますよね。
しかし、それは徹底的な管理によるスリムな体型、ケアが行き届いた髪型、しっかりめのメイク、そして何よりも「着こなし力」を兼ね備えているからこそ叶えられる姿。
モデルさんのような努力をせずに同じようなアイテムを身につけても、残念ながら、機能性だけを優先して楽に着ただけ&おしゃれ度ゼロの「作業着」感が否めません。
そもそもカジュアルアイテムは、その名のとおり、ラフでくだけたものなのです。手軽に感じるがゆえに、あれもこれも取り入れると、歳を重ねた今ではだらしなく見えてしまうことも。実は、とてもハードルが高いのです。
難度高め!おしゃれ初心者が避けたいNGアイテム
カジュアルアイテムのなかで難度がとても高いのは、パーカー、トレーナー、カーゴパンツ、キャップ、ニット帽、バケットハット、リュックサック、デニムジャケットなど。これらは、おしゃれ初心者さんは避けたほうが無難です。
中には登山やキャンプなどのアウトドアで使うものもありますが、日常のファッションとは切り離して考えましょう。

色、素材、デザインが原因で、NGになりがちなアイテムもあります。
具体的には、大柄なチェックが特徴のネルシャツ、横縞の幅が広いボーダーのトップス、イラストが入ったTシャツ、ストレートやスキニーの形のデニムや色落ちしたブルーデニム、多色使いのスニーカー、ウエストシェイプのダウンジャケットなどです。
例えば、チェック柄で人気のネルシャツは「アウトドアど真ん中」な印象のアイテムなので、日常使いは避けたいところ。ウエストがシェイプされた太もも丈のダウンジャケットは、バランスがとりにくいのが難点です。
トレーナーは、細身さん限定の上級者アイテム

トレーナー、フードが象徴的なパーカーはまさに「カジュアルど真ん中」のアイテムなので、基本的にはおすすめしません。
トレーナーを黒、ボトムスを黒または白にして、「きれいめ」を意識するという手もなくはないのですが、着こなすには体型が何より重要。肉感を拾うとまるでパジャマに見えてしまうので、細身の方限定のアイテムなのです。
さらに、トレーナーを着こなすには、美意識が高く、SNSで発信している方のような、おしゃれ上級者だということも必須。
パーカーは、フードやポケット、紐でカジュアル感が満載。部屋着っぽいので避けたほうがいいでしょう。
大人のカジュアルは「きれいめ」に寄せるのが鉄則
ただし、これらのアイテムは、色、素材、デザインを「きれいめ」に寄せたり、合わせ方を工夫したりすれば、コーディネートに取り入れることも可能です。
例えば、プチプラなどで大人気のボーダーのカットソー。特に横縞の幅が広いものは、体型の横幅が強調されて野暮ったい印象になりやすいので、非常に難度が高いです。ですが、横縞の幅が狭く、やわらかい素材で、きれいめな印象がつくれるものならOKです。
リュックサックは、ポケットが目立つもの、多色使いのものを避け、レザー素材で「きれいめ」を意識しましょう。
また、多色使いのスニーカーはNGと説明しましたが、コーディネートが「白+白」の上下なら、例外として合わせても大丈夫です。全身の白が浮きすぎず、多色スニーカーがいいアクセントになりますよ。上下が「黒+黒」「ネイビー+ネイビー」なら白のスニーカー、一択です。
アクセサリーで上品さもプラス
カジュアルアイテムを身につけるときこそ、品のよさをプラスしたいもの。Tシャツの胸元にキラキラしたネックレスがあるだけで、上品さが生まれます。40歳を超えたら、色は断然、ゴールドがおすすめですよ。
Tシャツ×デニムをおしゃれに着る「たった一つの裏技」
デニムパンツにTシャツを合わせるという選択肢も外しましょう。下半身にカジュアル度が高いアイテムを持ってくるのですから、上半身は「きれいめ」にして、全体のカジュアル度のバランスをとってほしいのです。
そこで、意識して合わせたいのは、きれいめのトップス。落ち感のあるハイゲージのニットやブラウスなどがいいでしょう。同じように、Tシャツを着たいのであれば、下半身はきれいめなパンツやスカートを合わせましょう。
カジュアルアイテムは原則、上下のどちらか「1点」に。そうすれば、失敗は回避できるでしょう。
実は、Tシャツとデニムパンツを一気にコーディネートに取り入れるための裏技が、一つだけあります。それは、トップスとボトムスの色をそろえること。
トップスが白なら、ボトムスも白に。または「黒+黒」「ネイビー+ネイビー(色落ちしていないデニムパンツ)」の組み合わせもOKです。上半身と下半身で色をそろえ、セットアップをつくるのです。「きれいめ」な色にすることで、カジュアル度が引き算できます。
40代からのデニムの正解は白か黒の「ワイド」一択
40代からのデニムパンツの形の正解は、ずばり、「ワイド」の一択です。動き回りたい日は、スニーカーも欠かせませんから、それを前提にコーディネートを考える目も必要です。
しかし、テーパードなどほかの形のものとスニーカーを合わせると、裾とスニーカーが中途半端につながってしまい、なんだか「もっさり」とした印象になってしまうので、ワイド以外は避けるのがベストです。
また、ストレートは「どんなトップスにも合わせやすくて無難」と考えている方が多いようですが、これは大きな間違い。バランスをとるのが難しく、スタイルアップしにくいので、非常に高度な着こなし力が求められます。
「デニムパンツといえば、色落ちしたブルーデニム」という概念も、40歳を過ぎたらいったん捨てましょう。カジュアル度が高いので、基本的におすすめしません。
カジュアルアイテムだからこそ、色で「きれいめ」に寄せたいところ。その色とはずばり、「白」または「黒」です。公園に行くなど、汚れが心配な日に白は避けたいので、両方の色を持っていると便利ですよ。
どの色でもNG!
スニーカーを合わせることを前提にすると、これらの形はバランスが悪く、NG。太ももやお尻回りのラインもあらわに......。
GOOD!

幅が太めで、体にフィットしないワイドパンツなら、スニーカーとの相性も◎。スニーカーにかぶるほどの長め丈を意識して。
カジュアルな日こそ足元には「きれいめな靴」を
ここでは、カジュアル度を引き算してくれる優秀な靴を紹介します。ここで挙げる靴は、カジュアルな服に限らず、きれいめな服のときもOK。万能なので、持っているとたくさん使えますよ。
1.つま先がとがった「ポインテッドトゥ」のパンプス

5cm程度のヒールでも、ぺったんこでもOK。歩き心地を優先してください。足の甲が隠れすぎているものはNG。肌を見せて、抜け感を出しましょう。色は白または黒がおすすめ。
2.つま先が細い「アーモンドトゥ」のパンプス

どんなボトムスにも合わせやすいのはこちら。パンプスは白と黒の両方があると便利です。履き心地などを吟味して、「ポインテッドトゥ」「アーモンドトゥ」のどちらかを選んでください。足の甲が広く見えているほうが、抜け感が出て、より素敵です。
3.黒のショートブーツ

5cm程度のヒールでも、ぺったんこでもOK。ホールド力があるのでスニーカー代わりにも使えます。つま先は、「ポインテッドトゥ」または「アーモンドトゥ」のような細いものがベスト。素材はレザーで。色は手に入れやすい黒がおすすめです。
注意してほしいのは「筒丈」。くるぶしの8cmぐらい上が理想的です。長すぎると、見栄えから冬にしか使えなくなってしまうので、丈の高さはちゃんと確認しておきましょう。
4.ストラップ付きのサンダル

肌を見せて「抜け感」をプラス。ヒールは5cm程度でも、ぺったんこでもOK。足首と足の指のあたりをそれぞれ横一本のストラップでホールドするような、シンプルなデザインのものがいいですね。色は、白または黒を。
大人の正解スニーカーは「白黒レザー」の2足
大人女性が選ぶべきスニーカーとは、どんなものなのでしょうか。
1足目は、ぜひ「白一色」の無地のものを。スニーカーをよく履く方は、もう1足、黒の無地のものを持つのもおすすめです。ただし、ソールは白で「抜け感」はキープしたいところ。多色使いのスニーカーは基本的にNG。ロゴや飾りも目立たないものにしましょう。
素材はいずれもレザーまたはエコレザーがおすすめです。一般的なコットン素材のものより断然きれいめに見えます。形は、細身でソールがそんなに厚くないものを。ボリュームがあると、ぽってりとした印象になってしまいます。
次は「白黒」スニーカーを使った、大人の正解コーデを紹介します。
「白」のレザースニーカーなら…
白のレザースニーカーと合わせるパンツなら、ワイドパンツがマスト。裾の長さは、スニーカーの紐の結び目が隠れるぐらいの丈で。色は、スニーカーとメリハリがつけられる黒などの締め色がおすすめです。デニムを穿くなら、下半身がカジュアルな分、トップスは「きれいめ」を意識して。
「黒」のレザースニーカーなら……
スニーカーはタイトスカートとの相性も◎。くるぶしが覗く程度や裾がスニーカーにかかるぐらいのマキシ丈がいいでしょう。落ち感のある素材なら、カジュアルなスニーカーのコーデも「きれいめ」に寄せられます。スニーカーのレザー部分が黒でも、ソールは白のものを選んで「抜け感」を出しましょう。
カジュアルアイテムは、着ても楽だし、値段もお手頃。手に取りやすいのですが、着こなすのは本当に難しいのです。杉山流・新ルールを学んで、大人のカジュアルを楽しんでくださいね。
漫画・イラスト=小針卓己
次回は、衣替え不要&毎日の服選びがグッと楽になる!「二季クローゼット」の作り方と、「大人がそろえておくべき服」のポイントを紹介します。
■「『何を着ても老け見え』を解決する着こなしテク」をもっと読む■
#1:3色で服装がグッと垢抜ける!スタイリストが教える「色合わせ」の新ルール
#2:【50代カジュアルの新ルール】避けるべきNGアイテムと大人の正解コーデ
#3:衣替え不要&毎日の服選びがグッと楽になる!「二季クローゼット」の作り方
もっと詳しく知りたい人は 杉山律子さんの著書をチェック
RECOMMEND
関連コンテンツ
【Up select】オトナ女性が着回せる秋服
スタイリスト直伝!「少ない服」でおしゃれを楽しむコツ
スタイリスト直伝!「少ない服」でおしゃれを楽しむコツ
50歳からの同窓会!がんばりすぎない上品コーデ4選
50歳からの同窓会!がんばりすぎない上品コーデ4選
PICK UP
注目の記事
NEW
今週のアップデート
サッと着るだけで、即華やぐ!50代からの大人トップス3選
サッと着るだけで、即華やぐ!50代からの大人トップス3選
写真はきれいなのに実物は厚化粧?盛りすぎない50代メイク3つのコツ
写真はきれいなのに実物は厚化粧?盛りすぎない50代メイク3つのコツ
布団の中で10秒!寝たまま脳と体を目覚めさせる「ながら筋活」8選
布団の中で10秒!寝たまま脳と体を目覚めさせる「ながら筋活」8選