【50代からの女性の転職】Kさんの場合(3)

「介護職」への転職で収入は変わった?給与明細を公開

「介護職」への転職で収入は変わった?給与明細を公開

公開日:2020年02月25日

介護職への転職

50代前後で転職した女性たちの、仕事内容と転職の苦労、収入をつまびらかにする連載「50代からの女性の転職」。50代を目前に介護職に転職したKさん(62歳・静岡県)のケースをご紹介するラストは、給与事情に迫ります。

突然の失業……その後、異業種の「転職先」を見つけるまで

 

転職前の収入と転職後の明細

第1回目「異業種の「介護職」に50歳目前で転職をした理由」を読む
第2回目「49歳で突然の失業で「介護職」に。資格取得の苦労」を読む

今の仕事は、通所介護(デイサービス)の施設での介護職員です。利用者や家族の相談を受ける「生活相談員」の仕事も行っています。

転職前は、育児と義理の祖母の介護が重なる時期だったので、DM発送を行う職場で、福利厚生のあるパート社員として働いていました。49歳で時給は900円、地方では悪くない条件でした。勤務日数と時間は正社員と同じで、給与額は額面で16万~17万円程度。

少額ながらその年の会社の業績に応じてボーナスも出ていました。「正社員にならないか」と何度も誘われていたのですが、家族の状況を鑑みて、断りました。

介護職への転職後、最初はパート社員として働き、後に正社員になりました。試用期間の時給は850円で、その後1000円に上がり、月収は17万~18万になりました。

義理の母の介護が少し落ち着いたところで給与面の待遇を考慮して正社員になり、現在は基本給が17万5000円と各種手当が加わっています。

【転職前】
月収 16万~17万円(ボーナス不定期)
週休2日

【介護職への転職直後(パート社員時代)】
月収17万~18万円
週休2日(祝日出勤あり)

【正社員になった後】
基本給 17万5,000円
介護交付金 3万5,000円(※介護職員処遇改善加算)
役職手当  1万5000円
合計 22万5000万円

ボーナス半期に1度 15万円
週休2日(祝日出勤あり)


すでに子ども3人は全員自立していますし、同じ年齢の夫も自分のペースで働いているので、少しずつではありますが、老後資金の貯金ができています。でも、住宅ローンの返済がまだ10年も残っているので、そこまで余裕はありません。前の家は大正時代の建築で、あちこち雨漏りしていたので建て替えが避けられませんでした。

夫か私のどちらかが働けなくなると家計が一気に厳しくなりそうなのが不安ではあります。

 

「働き方」「収入」が変わってどんな変化があった?

 

「働き方」「収入」が変わってどんな変化があった?

前職はパート勤務でしたが、家族の用事で働けない日が多く、手取りの給料が減ってしまうことがよくありました。現在は正社員として働いているので、収入面が安定しているという安心感があります。

と同時に、正社員として介護の仕事に加えて、介護福祉士の資格取得をしたことで「生活相談員」も兼任するようになったので、責任の重さを感じています。

家庭の中では一つ、変化がありました。転職後に私がひどく疲れている様子を見て、夫が家事を手伝うようになったのです。

夫は「本家の長男」として家族から大切に育てられ、優しく穏やかな人。でも、家事は大の苦手です。以前は私に任せきりでしたが、少しずつ米を炊いたり、夕食の食器を洗ったり、自分の弁当を作ったりするようになりました。

さらに、転職して間もなく、孫が次から次へと生まれ10年間で8人の孫のおばあちゃんに。休みの日は近居する孫の世話に駆り出されてしまうこともあります。うれしいような、もうちょっと休みたいような……という感じです。

老後費用を貯めたいけれど、七五三や入園・入学のお祝いのたびに「孫費」がかかっているので、まだまだ働かないとなりませんね(笑)



取材・文=北川和子

■もっと知りたい■

HALMEK up編集部
HALMEK up編集部

「今日も明日も、楽しみになる」大人女性がそんな毎日を過ごせるように、役立つ情報を記事・動画・イベントでお届けします。