「何を着ても老け見え」を解決する着こなしテク#3

衣替え不要&毎日の服選びがグッと楽になる!「二季クローゼット」の作り方

FASHION FASHION
衣替え不要&毎日の服選びがグッと楽になる!「二季クローゼット」の作り方

「忙しくて服選びが面倒」「着る服がない」とお悩みの方必見! 毎日のコーデづくりが楽しくなる「服が選びやすいクローゼット」の作り方と、一年中使える「大人がそろえておくべき服」のポイントを、人気パーソナルスタイリストが解説します。

教えてくれたのは、杉山律子(すぎやま・りつこ)さん

一般社団法人スタイリストマスター認定協会代表理事、パーソナルスタイリスト。個性を引き出すスタイリングに定評があり、2018年5月に一般社団法人スタイリストマスター認定協会を設立。自分らしくおしゃれになれるファッション講座を開催している。

※本記事は、杉山律子さんの著書、「パーソナルスタイリスト直伝『何を着ても老け見え』を解決するすごい着こなしテク」(KADOKAWA刊)から一部抜粋して再編集しています。

「NO衣替え」が令和のニューノーマル

「NO衣替え」が令和のニューノーマル

「NO衣替え」が令和のニューノーマル

衣替えはもう卒業!令和の「二季」クローゼット

衣替えはもう卒業!令和の「二季」クローゼット
Neirfy / PIXTA

令和に入って、夏と冬の「二季」化がいっそう進んでいるようにも思います。それならいっそ、クローゼットの中身は「オールシーズン使えるアイテム+アウター」にしてみましょう。

まずは、クローゼットの整理です。大がかりな衣替えはもう卒業。手持ちのアイテムを見直して、服が選びやすいクローゼットをつくりましょう。

おすすめしたいのは「プチ衣替え」。クローゼットの服を全部入れ替えるような大がかりな衣替えではなく、2、3か月に一回、手持ちの服を見直して、選びやすいように配置換えをしてください。定期的に手持ち服を見直すと、素材の傷みなどで手放したり、更新したりしなければならないものに気付けます。

ちなみに、「今」使う服は、ハンガーに吊るして収納しましょう。これだけでも毎日の服選びがとても楽になります。

一年中使える!大人コーデの必須アイテム

一年中使える!大人コーデの必須アイテム
webweb / PIXTA

次はクローゼットに収納する、アイテムの選び方です。そもそも、年中使えるアイテムって結構多いんですよ。

例えばTシャツは、夏限定と思われがちですが、実は、一年を通して活用できるアイテムです。春や秋にはインナーとして使えますし、冬には厚手のニットの裾からちらっと覗かせて、こなれ感を演出できます。

年中使うなら、ニットはコットン系の素材のものを。ウール系の素材は真夏には暑すぎるので、避けたいところです。

パンツも、わざわざ季節ごとにそろえなくてもいいのです。素材はポリエステルが年中使えて便利。ウール系のものは秋冬に限られてしまいますが、薄手のパンツでも、レギンスやタイツを仕込めば、寒さにだって耐えられますよね。色はベースカラーの白、中間色がおすすめです。

投資すべきは主役服より「脇役服」

投資すべきは主役服より「脇役服」
hanahal / PIXTA

コーディネートをつくるときは、アイテムを「主役」と「脇役」に分けて考えましょう。

主役は、コーディネートの中心になるもの。ビビッドカラーや花柄、フリルなどのアイキャッチなアイテムは、そのほとんどが主役です。

一方で脇役は、シンプルで、ほかのアイテムと合わせやすいもの。ベースカラーで無地、凹凸のない「フラット」な素材のものです。

おしゃれになるために必須なのは、まさにこの脇役のアイテムたち。主役が引き立つのも、それ以外の脇役がそろっているからこそ。クローゼットも主役1割、脇役9割ぐらいがちょうどいいのです。

主役服のほとんどは、その年のトレンドカラーや流行りのデザインで、翌年には着られなくなるケースも多いもの。私は、出番の少ない主役服ではなく、出番の多い「脇役」の服にこそ、お金をかける価値があると思っています。

いざ、新しい服を買おうとなったときは、より納得できるもの、そしてグレードアップしたものを選ぶことが大切です。

価格の目安は、トップスは2万円台、ボトムスは3万円台です。Tシャツやカットソーなど出番の多いものも含みます。このぐらいの価格であれば、質がよくて、長持ちするアイテムが手に入ると思います。

だいたいの場合、服の質は「定価」に比例します。いいアイテムをちょっとずつそろえて長持ちさせるほうが、長い目で見てずっと理にかなっているはずです。

【おすすめアイテム1】セットアップ

【おすすめアイテム1】セットアップ
Ushico / PIXTA

家事や仕事、子育てで毎日バタバタしがちで、おしゃれに時間をかけられない......。

そんなときに、絶対的な味方となるのが「セットアップ」です。上下を同じ色にすることで、簡単に品よく「きれいめ」な印象がつくれます。パールなどのアクセサリーをつければ、フォーマルな場にも対応できますし、トップスかボトムスをほかの服にチェンジすれば、コーディネートの幅も広がります。

おすすめは、ポリエステル素材のボートネックのトップスと、センタープレスが入ったワイドパンツのセット。ショップでもよく見かける上、使い勝手は抜群です。また、ハイゲージニットのトップスと、落ち感のあるマキシ丈のスカートのセットも上品な雰囲気がつくれて、重宝します。

色は、あなたのベースカラーから選んでください。ただし、ベージュやグレーなどの「中間色」、ピンクや水色などの「淡い色」のアイテムを選ぶときほど、素材は「きれいめ」を意識してください。おすすめは、「とろみ」のある素材のもの。Tシャツやトレーナー素材のものだと、「パジャマ」のように見えやすいので、注意してくださいね。

50代「最強セットアップ」おすすめコーデ例

1.タイトスカートもの

50代「最強セットアップ」 タイトスカートもの

たっぷりした袖のドルマンスリーブと、肌に密着しないサイズ感のタイトスカートが使いやすいでしょう。ニットといっても、ウールに限らず、コットンなどの素材もおすすめです。

例:ハイゲージのニットのセットアップ
タイトスカートが体にフィットしすぎると、肉感を拾って太って見えてしまうので、サイズ選びは慎重に。スカート丈は、長いほうが全体のバランスをとりやすいです。スリットがサイドに入っていると、ロング丈でも肌が見えすぎず、歩きやすいですよ。

2.ワイドテーパードのパンツもの

50代「最強セットアップ」 ワイドテーパードのパンツもの

動きやすさを追求するなら、ワイドパンツのセットアップがおすすめ。シワになりにくいポリエステル素材なら、年中使えるので、どんなシーンでも活躍します。ボートネックのトップスは、ネックレスとの相性も◎。

例:ポリエステルのセットアップ
冬は、パンツの下にレギンスを仕込んで、暖かく過ごしましょう。「とろみ」のあるポリエステル素材なら、「きれいめ」な印象に。パールなどのアクセサリーをプラスすれば、フォーマルな場でも使えて便利ですよ。

【おすすめアイテム2】万能アウター

暑い季節と寒い季節の「二季」になりつつある今、春や秋に活躍していたトレンチコートはめっきり出番が減りました。だからこそ、寒い日のために、しっかり防寒できるアウターに投資しましょう。

1.超ロング丈のチェスターコートorノーカラーコート

万能アウター チェスターコート ノーカラーコート

私が万人におすすめするのは、チェスターコート(画像左)とローブコート(画像右)。襟がスッキリしているので、インナーの首元に襟やボタンなどのデザインがあってもごちゃごちゃしません。Vネックニットでも「Vかぶり」は回避できます。ほかの服の邪魔をしないので、着回し力が抜群です。

丈は、膝とくるぶしの間の超ロング丈がいいです。コートと裾から見えるボトムスの「面積」の比率は「9対1」が理想的ですが、超ロング丈だと、どんなボトムスと合わせても、この面積比がつくれますよ。

色は、あなたのベースカラーの締め色、中間色で。2色持っていると、コーディネートの幅が広がります。

コートは、襟が主張しないチェスターコートまたはノーカラーコートがおすすめ。ボタンのないもの、もしくは、あっても主張がないものを選びましょう。首元がスッキリしているので、襟やボタンがついたインナーともケンカしません。

丈は、膝とくるぶしの中間ぐらいの長めのもののほうが、ボトムスとのバランスがとりやすいでしょう。色はベースカラーの締め色と中間色の2色があると、コーデの幅が広がりますよ。

2.お尻が隠れる丈感のダウンジャケット

万能アウター ダウンジャケット

毎日の生活に車が欠かせない方からすると、運転中、ロング丈のコートはちょっとかさばりますよね。そんな方には、ショート丈のダウンジャケットがおすすめ。お尻が隠れるぐらいが目安で、短すぎないものを。運転の支障にならないよう、肉厚すぎないものがいいでしょう。

色は、あなたのベースカラーの締め色で。ダウンジャケットはどうしてもボリュームが出やすいので、膨張色は避けてください。

【おすすめアイテム3】上下黒コーデ

ちょっとコンビニやスーパーに行くときまで、 格好を気にしていられないもの。 そんなに気合いを入れる必要もないけれど、だらしなく見えるのも困る……。

そんなときに便利なのが、「楽ちん」だけどルーズすぎない「ちょっとそこまでコーデ」。最も優先してほしいのは「色」です。

おすすめは、トップスもボトムスも「黒」でそろえること。季節ごとにアイテムを変えても、黒だと色が合わせやすいです。色味の違いが多少あっても、黒はその差が出にくい特徴があります。

上下黒コーデ トップス

アイテムは、着心地が楽ちんなものをセレクト。トップスは、Tシャツ、カットソー、リブニットプルオーバーなど、体型に合わせて、あなたに似合うものを選んでください。洗いざらし感の強いハードな素材ではなく、きめ細かいスムース素材を選ぶと「きれいめ」になります。サイズ感は、ゆとりのあるもので。

上下黒コーデ ボトムス

ボトムスは、一年を通して、「とろみ」があるポリエステル素材のワイドパンツをはきましょう。ウエストが「ゴム」でも部屋着のように見えない上、体型をカバーできるので、万人におすすめ。丈の長さは、床につくぐらいが理想的です。

暑いときは一枚ではけて、寒いときは肉厚のレギンスを仕込んで防寒できるのもポイント。合わせるトップスは、季節によって、チェンジしましょう。

靴は、白のスニーカーで抜け感を。バッグは、エコバッグがいいでしょう。文字がデザイン化された「ロゴ」が入っていれば、いい具合にアクセントになりますよ。

カジュアル加減を緩和できるよう、ネックレスや指輪などで品のよさをプラスし、すっぴんが気にならないカバー力を発揮させましょう。

漫画・イラスト=小針卓己


■「『何を着ても老け見え』を解決する着こなしテク」をもっと読む■
#1:3色で服装がグッと垢抜ける!スタイリストが教える「色合わせ」の新ルール
#2:【50代カジュアルの新ルール】避けるべきNGアイテムと大人の正解コーデ
#3:衣替え不要&毎日の服選びがグッと楽になる!「二季クローゼット」の作り方

もっと詳しく知りたい人は 杉山律子さんの著書をチェック

「パーソナルスタイリスト直伝『何を着ても老け見え』を解決するすごい着こなしテク」杉山律子・著(KADOKAWA刊)
「パーソナルスタイリスト直伝『何を着ても老け見え』を解決するすごい着こなしテク」杉山律子・著(KADOKAWA刊)

Amazonで購入>>
楽天ブックスで購入>>

【Up select】オンもオフも着回せる!秋冬服ならココ

大人をキレイに見せる服

【Up select】オンもオフも着回せる!秋冬服ならココ

詳しくチェック
HALMEK up編集部

HALMEK up編集部

「今日も明日も、楽しみになる」大人女性がそんな毎日を過ごせるように、役立つ情報を記事・動画・イベントでお届けします。

ライター記事一覧
  • TOP
  • FASHION
  • 衣替え不要&毎日の服選びがグッと楽になる!「二季クローゼット」の作り方

RECOMMEND

関連コンテンツ

もっと見る

PICK UP

注目の記事

NEW

今週のアップデート