スマホ写真はまず「背景」!撮影前に整えれば被写体がもっと素敵写真に

スマホ写真はまず「背景」!撮影前に整えれば被写体がもっと素敵写真に

公開日:2025年04月14日

50代以上の女性に寄り添う
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素敵な写真を撮るためのコツを3回に分けて紹介しています。なんだか残念に見える写真は「背景」にも原因がありました。最終回では、被写体を美しく見せる「背景の整え方」を解説します。

教えてくれた人:山崎理佳(やまざき・りか)さん

写真家、編集者。数多くの写真関連書籍を編集し、自身も日常的に写真撮影を楽しむ経験を生かして作った『まるごとわかる!撮り方ブック』(日東書院刊)が人気シリーズに。最新刊は『はじめての60歳からのスマホ写真 撮り方ブック』。

慌てて撮らず、余計なものは取り除く

慌てて撮らず、余計なものは取り除く

「被写体ばかり見て背景にあるものを見落としていませんか?」と言うのは、スマホカメラの撮り方をわかりやすく伝えている山崎理佳さん。

まわりの余計なものを取り除くだけで、素敵な写真になります。「慌てて撮らずに、ひと呼吸おいて場を整えましょう」(山崎さん)

すっきりした背景で主役の花がパッと引き立つ!

慌てて撮らず、余計なものは取り除く

【Before】
左上の写真では壁のスイッチや足元のコンセント、壁の向こうからのぞく何か……。花の美しさが生活感に埋もれてしまっています。

【After】
余計なものが入らないように花瓶の位置を調整。花の可憐さが引き立ちます。「主役はセンター」と思うかもしれませんが、中心から少しずらして置くと、こなれた雰囲気に。

一輪の花にフォーカスし、背景をぼかす

慌てて撮らず、余計なものは取り除く

【Before】
散歩中に花を撮影すると、左上の写真のようになりませんか? 枯れ葉、土など、地面がゴチャゴチャしていて花が目立たず……。

【After】
花の真横にカメラを持っていき、思い切って一輪のみにピントを合わせて撮影。地面の余計なものが入らず、背景がぼけて、花の繊細さが感じられる幻想的な仕上がり。

外で人物を撮影するときも背景に注意!

慌てて撮らず、余計なものは取り除く
背景に余計なものが…

せっかく素敵な笑顔でも、工事現場のコーンや派手な看板などが写っていると残念な感じに。風景写真を撮るつもりで、まずいい背景を探してからそこに人物を立たせましょう。

きれいに撮るためにここも押さえておこう

撮る前に画面に触れて、ピントと明るさ合わせを

きれいに撮るためにここも押さえておこう

構図が決まったら、...