最近ツイていない…と感じる50代へ
50代の不調は「歌で厄祓い」が吉?心と体が軽くなる開運習慣
50代の不調は「歌で厄祓い」が吉?心と体が軽くなる開運習慣
公開日:2026年01月17日
疲れやすい、気分が晴れない、なぜか物事がうまく回らない——そんな50代女性に注目してほしいのが「歌で厄祓い」という考え方。歌うことが心身の巡りを整えてくれる理由を、科学や人類学の知見をもとに、やさしく解説します。
最近なんだかツイていない…それ、50代あるあるかも
大きな悩みがあるわけではないのに、なぜか気分が重い。やる気が出ず、物事がスムーズに進まない——50代になると、そんな「説明しにくい不調」や停滞感を覚える人は少なくありません。
体力や環境の変化が重なるこの世代では、心の中に疲れやストレスが気付かないうちにたまり、何となく「厄を抱えている感じ」として自覚されることも。
まずは、その違和感に気付くことが、整え直しの第一歩です。
いま注目されている「歌で厄祓い」という考え方
厄祓いというと、神社でのお祓いや年始の行事を思い浮かべがちですが、日本文化には古くから「声を出して祓う」という発想が根づいています。
年末の大祓や祈りの場面でも、祝詞や読経など“声”を使った行為が重ねられてきました。
こうした文化的背景を現代的に捉え直したのが、「歌で厄祓い」という考え方。特別な道具も準備もいらず、自分のペースでできる“区切りの習慣”として注目されています。
歌うだけで、心と体が“整い始める”理由
歌うことには、気分転換以上の働きがあることが、研究(※1)からも示されています。歌唱によって、ストレスを感じたときに分泌されるホルモン「コルチゾール」が低下し、気持ちが落ち着いたり、前向きな感覚が戻ったりすることが確認されています。
「理由ははっきりしないけれど、なんだか気分が重い」——そんなときこそ、声を出す行為そのものが、心の切り替えを助けてくれるのです。
さらに注目したいのが、歌うことが体にもたらす影響です。歌唱は呼吸を深くし、心拍数をほどよく上げるため、心臓や呼吸筋に適度な負荷がかかります。
その反応は中程度の運動と同等とされ(※2)、体を動かすのが億劫になりがちな50代にとって、無理なく続けやすい活動といえます。
激しい運動のように「がんばる」必要はなく、楽しみながら自然に呼吸が整い、体が温まり、巡りがよくなる——。
歌い終えた後に「少しスッとした」と感じられるなら、それ自体が心と体が整ったサインなのかもしれません。
人類学と予防医学が語る、歌は最古の“開運行為”?
「歌や祈り、儀式というのは、人が生きていく上で欠かせない存在なんです」。そう話すのは、人類学者の磯野真穂先生。
祝詞や仏教の読経がそうであるように、呼吸を整え、声を繰り返し出す行為は、古くから身体と切り離せない“清め”の営みとして続いてきました。
「日常(俗なる空間)から一歩離れた空間で声を出すことで、心身をリフレッシュし活力を得てきました。その点では、日常の雑事から離れ、共に歌うカラオケは現代の祭りであり、穢れを祓うことにつながる可能性があります」(磯野先生)
一方、予防医学研究者の石川善樹先生は、歌うことが心に与える変化に注目します。
「歌うと、幸福感や安心感に関わる『エンドルフィン』が分泌されやすくなります。特に、誰かと声を重ねることで一体感が生まれ、安心感や一体感を獲得する効果が期待されます」と石川先生。一人じゃない”という感覚が戻ることも、心を整える大切な要素なのでしょう。
日常の中で人が集い、歌い、踊り、心を通わせる——沖縄に根付くこうした慣習は、人と人のつながりを保つための、自然なウェルビーイングの形とも言えます。そして、カラオケもその役割を担ってきた場の一つなのかもしれません。
仕事や家事、人間関係の役割をいったん手放し、声を重ねる時間。「それは人が健やかに暮らすための根源的な行為であり、現代のウェルビーイングにおいても大きな価値がある」と石川先生は話します。
声を出すことは、がんばるためではなく、自分を整えるためのスイッチなのですね。
50代女性が今日から始めたい「歌で厄祓い」習慣
「歌で厄祓い」に、上手さは必要ありません。一人で小さく口ずさむだけでもOK。カラオケやコーラスなど、気が向いたときに誰かと声を重ねるのもおすすめです。
大切なのは、終わった後に「心や体が少し軽くなった」と感じられるかどうか。
開運とは、単に何かを引き寄せることではなく、心と体を整えて流れをよくすることです。
その感覚の変化こそが、50代からの新しい厄祓いなのかもしれません。




