50代からの女性のための人生相談・67

人生相談:夫が自分の趣味を押し付けてくる!苦痛です

人生相談:夫が自分の趣味を押し付けてくる!苦痛です

更新日:2023年06月17日

公開日:2022年03月29日

人生相談:夫が自分の趣味を押し付けてくる!苦痛です

「50代からの女性のための人生相談」は、読者のお悩みに専門家が回答するQ&A連載。今回は56歳女性の「夫が趣味を押し付けてくる」というお悩みに、夫婦問題カウンセラーの岡野あつこさんが回答します。

岡野あつこ
監修者
岡野あつこ
監修者 岡野あつこ 夫婦問題研究家

56歳女性の「夫が趣味を押し付けてくる」というお悩み

56歳女性の「夫が趣味を押し付けてくる」というお悩み

夫は自転車(ロードバイク)が趣味です。私はインドア派で、外に出てあれこれするのはあまり好きではありません。

夫は自転車で坂道を上ったり、遠方へ日帰りで出掛けたりすることが多いのですが、これを私にも強要してきます。

何度か付き合ってみましたが、体力のない自分は疲れるだけ。趣味の共有を望んでいるのはわかりますが、私は全然楽しくないですし、むしろ苦痛です。「夫の趣味に誘ってくれていいじゃない」とは思わないでほしいのです。

自分の時間もなくなるし、断りたいのですが、断ると「乗らないと自転車も劣化するし」などと言って不機嫌になります(自転車は夫が勝手に買ってきたものです)。良い方法が浮かばず、八方塞がりです。

(56歳女性・Y.M.さん)

岡野さんの回答:夫はいい人で妻が大好き、でも少し空気が読めない

夫はいい人で妻が大好き、でも少し空気が読めない

 夫婦問題カウンセラーの岡野あつこです。

今回のY.M.さんのお悩みは、夫が趣味を押し付けてくるというものですね。

本当に趣味というのは人それぞれで、何が楽しいかというのも始めてみないとわかりません。

楽しめたり打ち込めたりできる趣味に、なかなか出合えない人も多い中で、見つけられたY.M.さんの夫はうらやましい限りです。

夫は夢中になれる趣味が見つかってうれしいのだと思います。そして、いい人だからこそ一人で楽しんでは申し訳ないという思いもあるし、この楽しみをあなたと共有したくてたまらない気持ちもあるのだと思います。

Y.M.さんの夫がいつからロードバイクを趣味として始めたのかわかりませんが、今、最も楽しいときで、でも共有する仲間がいなくて、その対象が妻のあなたになってしまっているんだと思います。

見方を変えれば、いい人で「妻大好き人間」だけど、妻の気持ちを察することができず、少し空気が読めない夫ともいえます。

夫から趣味を強要されるときの4つの打開策

夫婦で同じ趣味が持てたら最強ですが、あなたはインドア派。外に行っても楽しめず、時間を持て余したり、来なければよかったと後悔したりでは、つい不満顔になる可能性もあります。それに気付かれると、夫とは険悪ムードになってしまいます。

夫を不機嫌にさせないためにも、八方塞がりの打開策を伝授します。

1:夫を思いやりながら気持ちを伝える

夫を思いやりながら気持ちを伝える

まずは、あなたの気持ちを整理して夫にわかってもらえるように伝えることです。ただし、言い方は相手を思いやって。

例えば「私はインドア派。アウトドア派じゃないのでロードバイクは苦手。わかってもらえたらうれしいな。行かない代わりにお弁当を作ったり、疲れて帰ってくると思うからおいしいご飯を作ったりして待ってるね」という形です。

そして「帰ったらあなたのロードバイクの話を聞かせてもらいたい」と付け加えるとベストです。

2:一緒に行って自分のやりたいことを見つける

一緒に行って自分のやりたいことを見つける

遠方で走るのであれば、とにかく一緒に行く。そして行った先で、自分のやりたいことを見つける策もあります。

一緒について行って、ロードバイクはやらないけど、別の場所で待っている。その間は自分の趣味の時間と割り切って過ごすのもいいのではないでしょうか。

行くまでの道中、そこが夫婦のコミュニケーションの場です。人は接する時間が長ければ長いほど親密度が深まるといわれています。家で夫を待つより道中接する時間を楽しむ。もちろん夫がロードバイクで戻ったら笑顔で迎えましょう。

3:ロードバイク友達を見つけてあげる

ロードバイク友達を見つけてあげる

ロードバイクを趣味とする人が集まる会は、探せばいっぱい出てくるはず。そういうところに夫と一緒に参加してみて、徐々に自分はフェードアウトするという作戦もアリだと思います。

夫は趣味を一人だけで楽しめないタイプで、誰かと共有して自慢したり、認めてもらったりしてほしいのだと思います。仲間を見つけて違う楽しみ方を見つけてあげるのも、あなたが趣味の強要から逃れる方法だと思います。

4:あまりに強要されるなら「嘘も方便作戦」

あまりに強要されるなら「嘘も方便作戦」

あなたが1~3を実践して歩み寄っても、一緒にロードバイクに乗らないことで夫が不機嫌になったり、強要されることが続いたりするときは、最後の裏技「嘘も方便作戦」を使うという手もあります。

例えば「手・足・膝などを捻挫・骨折した」とか、「血圧が高い」とか、包帯を巻いたりサポーターをしたりして「ちょっと具合が悪い、ごめん。病院の先生からドクターストップがかかったわ」そう言って夫一人で行ってもらうことも可能でしょう。

この手を使うときは、リアリティが必要です。本当に病院に行って診察券や領収書をもらうなどすれば、たいがいの夫は「ケガしたんじゃしょうがないな」と言って強要はしなくなると思います。

夫ともめないために、そして嫌なことから解放されるために、方法をいろいろ考えてみてはいかがでしょうか。考えているうちに作戦を立てることが楽しくなってきたり、夫がかわいそうになって付き合う気持ちが芽生えたりすることもありますから、一度考えてみるのがおすすめです。

回答者プロフィール:岡野あつこさん

岡野あつこさん

おかの・あつこ 夫婦問題研究家、公認心理師。離婚診断士(R)。NPO日本家族問題相談連盟理事長。
自らの離婚経験を生かし、夫婦の問題に悩み苦しむ人を一人でも多く救いたいという思いから、離婚カウンセリングという前人未踏の分野を確立。30年間で3万5000件以上の相談を受け、その成功事例ノウハウを数多く持つ。近著に『夫婦がベストパートナーに変わる77の魔法』(サンマーク出版)、電子書籍『離婚診断』(アデル出版)がある。

離婚相談救急隊運営
・「離婚診断士(R)養成オンライン講座」開講
・YouTube「岡野あつこチャンネル

構成:渡邊詩織(ハルメクWEB)


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