祭事や特別な記念の時だけいただける

御朱印〔4〕東京・京都近郊のまぼろしの御朱印

公開日:2018.07.01

更新日:2019.02.13

祭事や特別な記念の時、いつもと違う御朱印をいただける場合があることをご存じでしょうか。今回は、東京と京都近郊の神社仏閣から、とびっきりの珍しい御朱印や、期間限定の御朱印をピックアップしてご紹介します。

珍しい御朱印をいただけるタイミング

御朱印の中には、なかなか手に入らない珍しい種類もあります。珍しい御朱印は、なんらかの行事やその寺社にとって節目の年に当たる場合、その行事などにふさわしい印や文字などで授与されるケースが多いです。特別な御朱印が授与される可能性のある年中行事をいくつか挙げてみます。

【季節ごとの行事】元旦、初午、節分、七夕、夏越しの大祓など
【特別なイベント】○○周年、〇年に一度の秘仏公開時など
【その他のタイミング】天候、桜や紅葉の状態など

神社仏閣の公式サイトで授与の日時が掲載されることもあるため、公式サイトやその他のインターネットの情報を事前にチェックしてから、御朱印をいただきに出かけましょう。

限定授与などの珍しい御朱印

お天気によって御朱印が変化する高円寺氷川神社摂社の気象神社

ここでは、東京と京都でいただける期間限定、あるいは珍しい、デザインが美しい御朱印をご紹介します。

1.東京都内で頂ける珍しい御朱印
東京で期間限定などの珍しい御朱印を授与している寺社を2か所ご紹介します。

【子安神社】
正月や初午祭のタイミングで限定の御朱印が授与されます。御朱印帳にはさんで他の面に汚れを写さないようにするはさみ紙がかわいいと評判です。

【気象神社】
高円寺氷川神社の摂社で、その日の天気に合わせた印が押された限定御朱印が頂ける気象神社。その印はカラフルで楽しく人気があります。

2.京都で頂ける珍しい御朱印
京都で頂ける、期間限定などの珍しい御朱印が頂ける寺社を2カ所紹介します。

【法住寺】
蓮の花が咲く時期で、雨の多い梅雨時にチャンスが巡ってくる限定御朱印が頂ける寺院。蓮の葉に溜まるしずくを採取して墨の中に入れ、その墨を使って写経すると、蓮の背景絵が描かれた限定御朱印が授与されます。
 

【證安院(しょうあんいん)】
ひとつひとつ手書きで優しい雰囲気が人気の御朱印が頂けますが、不定期で限定数の直書き御朱印が授与されます。公式Twitter(@shouanin_kyouto)で授与の予定がつぶやかれるので要チェック。

さらにレア! まぼろしの御朱印

カラフルな御朱印で人気の高い烏森神社

さらにレア度が高く、なかなか授与の機会がない御朱印を頂ける東京や京都近郊の寺社をご紹介します。今年限定でしばらくは頂けない御朱印もありますので、チェックしておきましょう。

【烏森神社】

カラフルな御朱印が頂けることで人気の神社。2年に一度の例大祭限定の御朱印では、金泥文字でさらに華やか御朱印が授与されます。かなり並びますので、体調を整えて出かけましょう。

引用元 http://karasumorijinja.or.jp/%E5%BE%A1%E6%9C%B1%E5%8D%B0​​​​

 

【狸谷山不動院】

厄除けや交通安全の神様として京都で親しまれている狸谷不動院。2018年(平成30年)に開山300周年を迎え「不動明王300年祭」限定御朱印が授与されます。黒字に金泥文字、朱色の印が重厚感のある美しさです。

【春日大社】

奈良県屈指の古社で今年2018年(平成30年)に創建1250年という節目の年を迎えました。その記念として、御創建1250年奉祝特別御朱印が頂けます。12月31日までの限定授与。

引用元 http://www.kasugataisha.or.jp/shun_joho/000926.html

珍しい御朱印を授かる前に知っておきたいマナー

珍しい御朱印を紹介してきましたが、ここ最近は、珍しい御朱印を転売目的で頂きに行くなどマナー違反が目につくため、対策を講じている寺社も少なくありません。御朱印を頂きに行く前に、以下の注意点を確認しておきましょう。

まず「御朱印帳を忘れず持参すること」です。転売屋は、何枚も一気に手に入れようとするため書き置きを購入するという傾向があります。転売を防ぐため、寺社は自分の御朱印帳を持っている参拝者のみに授与するよう対策している場合が少なくありません。

「書き置き授与」と書かれてあっても御朱印帳の持参は忘れないでください。本当に御朱印を大切に集めている人の御朱印帳は、ひと目見れば分かるものです。

また、長蛇の列になっていて気持ちが焦るかもしれませんが、参拝してから授与という順番は必ず守りましょう。参拝して初めて御朱印を頂く資格が生まれるということを忘れないようにしてくださいね。

また、複数デザインがある場合でも、混雑していると授与数に制限がかかる場合が多いです。寺社が混雑対策で決めている制限数なので、それ以上を強引にもらわないようにしましょう。

まとめ

珍しい御朱印や美しいデザインの御朱印を頂くことは、大きな楽しみです。ただ、転売やコレクションが目的のケースが増え、残念ながら授与が困難になっている寺社も出てきています。マナーを守るよう心がけて、気持ちよく御朱印を頂きましょう。

ご紹介した寺社以外にも、限定御朱印は数多くあります。サイトなどで探して、参拝に出かけてみましょう。

文・風間梢

子安神社:http://koyasujinja.or.jp/index.html
気象神社:http://www.kisyoujinjya.jp/
法住寺:http://hojyuji.jp/
證安院:https://twitter.com/shouanin_kyouto
烏森神社:http://karasumorijinja.or.jp/
狸谷山不動院:http://www.tanukidani.com/
春日大社:http://www.kasugataisha.or.jp/


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