一生に一度は見ておきたい梅の絶景

花のプロが厳選した、三重県の梅の名所3選

花毎(はなごと)
2019/03/08 11

花の香りに包まれる春。まさに桃源郷という言葉がぴったりな幻想的な風景が楽しめる三重県の梅園を、老舗花屋の「第一園芸」が厳選しました。名木がたっぷり見られる梅の開花時期のみ開園する庭園も登場します。この3つの梅園を巡るツアーもあるんです。

梅園
【目次】
  1. 100種類の梅がつくりだす絶景|いなべ市梅林公園
  2. 梅と桜を一度に堪能できる花の里|なばなの里
  3. 一生に一度は見ておきたい真の花の名所|鈴鹿の森庭園
  4. 鈴鹿の森庭園の開園前に特別入場できる、3つの梅園を巡るツアーも

100種類の梅がつくりだす絶景|いなべ市梅林公園

みはらし台から見た景色
みはらし台から見た景色

写真提供=いなべ市農業公園(以下、同)

滋賀県、岐阜県、愛知県に隣接する、三重県いなべ市に鈴鹿山脈を背景に広大な花園が広がる「いなべ市梅林公園」があります。

こちらは東京ドーム約8個分(38ヘクタール)の敷地に100種類4,000本の梅が植樹された東海地区最大の梅園です。鑑賞用の花梅とともに食用の実梅も栽培されていて、6月には梅の実のもぎとり体験も行われます。

 

みはらし台から見る、色とりどりの梅の景色は圧巻でインスタグラムでも大人気の撮影スポット。もちろん梅園を歩きながら、お気に入りの花を見つけて撮影するのもおすすめ。

一見、花の色以外に見分けが付きづらいと思われがちな梅ですが、実はバラ科サクラ属の花木で、その種類は300種とも500種とも言われているほど、バリエーションが豊富。

実は、お花見の起源も梅が最初といわれていて、奈良時代の貴族が中国から伝来した梅を鑑賞する行事を行ったのが始まりとか。それを示すように、同時期に編まれた万葉集には梅にまつわる100首を超える歌が詠まれています。

■いなべ市梅林公園「梅まつり」
住所:三重県いなべ市藤原町鼎717 いなべ市農業公園内、梅林公園エリア
開催:2019年3月上旬~3月下旬※その年の開花時期から約2週間を予定
営業:8:30 ~16:00
最新情報・入園料・開花状況は公式サイトでご確認ください。

梅と桜を一度に堪能できる花の里|なばなの里

なばなの里

写真提供=なばなの里(以下、同)
 

イルミネーションと季節の花々が楽しめる「なばなの里」に春の訪れを告げるのが、2月中旬から3月中旬に見ごろを迎えるしだれ梅です。

3000坪の梅園には約330本のしだれ梅があり、中には樹齢100年を超える古木の梅も。園内の小道には梅が降り注ぐように道にしだれ、間近で梅を堪能することができます。

梅苑の路面は車いすやベビーカーでも利用しやすい

梅園の路面は車いすやベビーカーでも利用しやすいようになっていますので、さまざまな方が安心して、ゆっくりとお花見ができます。

 

ライトアップされた「紅しだれ」
ライトアップされた「紅しだれ」

日が暮れると「なばなの里」ならではのドラマティックなライトアップで、昼とは全く違った表情の艶やかなしだれ梅が暗闇に浮かび上がります。

こちらの梅園以外にも里内には約150本の梅(紅梅・白梅)が植樹されていて、日本料理店「翡翠(かわせみ)」、麺料理店「芭蕉庵」の周囲が特に美しく梅が咲き誇ります。

 

 池の周辺に植えられた河津桜
池の周辺に植えられた河津桜


梅が終盤に近付く3月上旬頃からは早咲きの桜である、河津桜が見頃を迎えます。池の周辺から遊歩道へと植えられた、約300本もの河津桜が桜並木となり、あたり一面が華やかなピンクに包まれます。

■なばなの里「梅・しだれ梅・河津桜まつり」
住所:三重県桑名市長島町駒江漆畑270
開催:例年2月中旬~3月下旬
営業:9:00 ~22:00
※夜間イルミネーションは2019年5月6日まで。営業時間が21時までの日もあります。営業時間、入館料などは時期により異なります。
最新情報・入園料・開花状況は公式サイトでご確認ください。

一生に一度は見ておきたい真の花の名所|鈴鹿の森庭園

鈴鹿の森庭園

撮影=石川恵子(花毎)

鈴鹿山脈のふもとに位置する「鈴鹿の森庭園」は“しだれ梅”の名木約200本を全国から集めた、他に類を見ない庭園です。

こちらの庭園が一般公開されるのは1年のうち、梅が開花する約ひと月だけ。その他の期間は研究栽培農園として、日本の伝統的な仕立て技術を未来へ継承していくための研究に費やしています。

入口付近に近づくと、庭園の外からは梅は一切見えないのに、ほんのり甘い梅の香りが……。この香の正体は精神を高揚させ、多幸感をもたらす効果があると言われているジャスミン、クチナシ、イランイランなどの成分と同じもの。香りも一緒に楽しめるのは、梅のお花見ならではです。

ライトアップされた「天の龍」
ライトアップされた「天の龍」

鈴鹿の森庭園に集められた木々は、一木あるだけで名所になるような、極上の"しだれ梅"ばかり。特に名木中の名木とされているのが「天の龍」と「地の龍」。樹齢100年を超えると推測される、美しく荘厳な姿です。

一生に一度は見ておきたい、真の花の名所です

まるで花がシャワーのように降り注ぐ光景を堪能できる、一生に一度は見ておきたい、真の花の名所です。

 

■研究栽培農園 鈴鹿の森庭園「2019年しだれ梅まつり」
住所:三重県鈴鹿市山本町151-2
開催:2019年2月23日(土)~ 3月31日(日)※予定
営業:9:00 ~ 16:00(最終入場 15:30) ※夜間ライトアップ期間中は21:00まで延長営業します。営業時間、入館料などは時期により変動します。
最新情報・入園料・開花状況は公式サイトでご確認ください。

鈴鹿の森庭園の開園前に特別入場できる、3つの梅園を巡るツアーも

“しだれ梅

なんと、3月15日~16日の1泊2日で、この記事でご紹介した梅の名所を巡るツアー「第一園芸監修・花毎の旅 鈴鹿の森庭園のしだれ梅ライトアップと開園前特別入園」が開催されます。

1898年創業、伊勢丹新宿店や三越、帝国ホテルなどに店舗を構える花屋「第一園芸」がプロデュースした特別な旅です。開園前の混んでいない梅園を見るチャンスはこの旅だけ!詳しくは、こちらまで。

 

取材・文=石川恵子(花毎

花毎(はなごと)

花屋の第一園芸が運営する花にまつわるコトを楽しむWEBサイト。二十四節気とともに感じる季節の花を軸に、買うだけではない花の楽しみ方をさまざまな角度からご紹介。人気連載から生まれた、知られざる花の名所を訪ねるツアーや異業種コラボ「お花見タクシー」など実際に参加できるイベントも続々紹介しています

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