非常食の備蓄は暮らしの節目や片付け時に確認!

慣れた食品を非常用に。「ローリングストック」とは?

公開日:2019.12.29

更新日:2022.01.25

暮らしの折々に確認しておきたいのが、非常時の対策。特に食べるものは、何をどう用意しておくかが大切です。おいしいかまずいか、食べ慣れているかいないかで、いざというときに、メンタル面でも大きく差が出ます。非常食の上手な備蓄法とは?

ルールは簡単。非常食を“食べて”から“買い足す”こと!

地震、台風、ゲリラ豪雨……いつどこの地域に自然災害が起きてもおかしくはない状況です。非常食の賞味期限、こまめにチェックしていますか? 気が付いたら賞味期限が切れていた、という方も少なくないのではないでしょうか。

そこで推奨されているのが、「ローリングストック」です。

「ローリングストック」とは、食材を使いながら(ローリング)、備蓄(ストック)するという考え方。備蓄用の食品を、あらかじめ少し多めに買い置きしておき、日常の中で食べながら備えるという方法です。

「ローリングストック」

ルールは簡単。

1 古いものから使う
2 使ったら買い足す

これだけ。これが習慣になれば、災害時に食で困ることがなく、食べ慣れたもので過ごすこともできます。

家族に食物アレルギーがある場合でも、日頃から食べている食品ならば、安心して食べられるということですね。

参照:災害に備える!食料備蓄の目安とローリングストック法

おいしくて、バラエティー豊かな非常食が、今熱い

でも、「非常食を普段に食べるなんて抵抗がある」「非常食はおいしくないし、日常的に食べるなんて無理!」と思われた方もいると思います。

実は、今はおいしい非常食が、数多く出回っています。ごはんやパンなどの主食から、おかず、お菓子、デザート.……各メーカーが、おいしさにこだわった商品作りをしているんです。

非常食

非常食のタイプも、定番といえる缶詰はもちろん、封を開ければそのまま食べられるレトルト食品、湯を入れるだけのインスタント食品など、さまざま。

特に缶詰は、数年前の「サバ缶」ブームから端を発し、バラエティー豊かでおいしい缶詰がたくさん開発されています。「グルメ缶詰」なる缶詰が注目されているのも、日本特有だといわれています。

これだけ選択肢が広ければ、ライフスタイルに合わせて、普段の食事に自然に取り入れることができそうです。

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ここであらためて大前提を。

非常食とは、「常温で保存」でき、「賞味期限が半年以上」のもの。非常食を購入するときは、念のためその2点は必ずチェックしましょう。

また、災害時のライフラインは、順を追って回復します。電気が通っておらず湯が使えない間は缶詰やレトルト食品、ライフラインが復旧したらインスタント食品など、さまざまなタイプをそろえておくことも、身を守るための鍵になります。

非常食

そして、メニューもなるべく多めに。主食やおかずはもちろん、デザートなどちょっとした嗜好品があると、災害時、張り詰めた気持ちもぐっと癒やされるといいます。

日常的にも、種類が多ければ、忙しいときや、あと一品欲しいときなどに活用する幅が広がります。

以上のように、これからは、日常的に食べることを想定しておいしい非常食を選ぶのがおすすめ。災害時に栄養補給としてはもちろんですが、好きで食べ慣れていれば、それが心のよりどころにもなります。

選ぶときの楽しさも味わいつつ、食料備蓄の目安を参考に、「ローリングストック」を実践してみてくださいね!

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