50代からの女性のための人生相談・42

人生相談:50代からの生命保険の見直し方は?

公開日:2021/10/23

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「女性のための人生相談」は、読者のお悩みに専門家が回答するQ&A連載。今回は51歳女性の「生命保険の見直し」のお悩みに、ファイナンシャルプランナー・畠中雅子さんが回答します。持病がある人はどのように保険を見直すべきなのでしょうか。

人生相談:50代からの生命保険の見直し方は?

51歳女性の「生命保険の見直し方」のお悩み

元気な時に生命保険に入りました。現在は基礎疾患をわずらっており、保険を見直そうとしても、欲しい保障が得られなかったり、条件付きになったり、保険料が割り増しの条件でなら引き受けると言われたりしています。

私が加入しているのは、かなり以前に加入した保険のため、10年ごとの更新時期を迎えると、保険料が上がります。基礎疾患により、今後、合併症が出る可能性も高いことから、保険をやめることにはデメリットを感じます。 

かといって、今の保険をそのまま継続すると、保険料が増えることで、今後の家計を圧迫することになります。 私には、どのような選択肢があるのかわかりません。 私でも、今から加入できる保険はありますか。

(51歳女性・ぽんままさん)

畠中さんの回答:夫(ガン経験者)の保険見直し例より

畠中さんの回答:夫(ガン経験者)の保険見直し例より

今回は最初に、我が家の夫の保険の見直し事例をご紹介したいと思います。

夫は8年くらい前に、腎臓がんと診断されて摘出手術を受けました。幸い、早期発見でしたので、外科的な治療のみで済んだのですが、がんに罹患すると、その後、保険の見直しが難しくなります。

がんで手術を受けた以上、「これからは見直しがしづらくなったけど、複数の医療保険とがん保険に入っているから、現在の保障を続けていけばいいかな」と思っていました。

保険の見直しを諦めかけていたわけですが、あるとき、保険を扱う仕事をしている人に、夫の保険の見直し可能性について聞きました。すると、「今から入れる医療保険がありますよ」と言われました。

希望の保障を手に入れて、保険料はダウン

希望の保障を手に入れて、保険料はダウン

夫のように、過去にがんを経験している人は、通常の医療保険に入りにくい現実があります。

一部には、「過去5年以内のがん」しか問わない医療保険もあるものの、がんのことをきちんと告知した上で、先進医療保障が付いている医療保険に入りたいという希望を持っていました。

夫は大酒飲みなので、肝臓にがんが見つかる可能性があると考えており、肝臓がんに罹患した場合には、陽子線か重粒子線の放射線治療を、先進医療保険金で受けられる選択肢を手に入れておきたかったからです。

夫が加入している医療保険の中に、入院すると入院一時金が10万円もらえる医療保険がありましたが、保障内容の割に保険料が高いと感じていました。

そこで、一時金タイプの医療保険を解約して、入院保障は1日3000円、先進医療保障が通算で2000万円確保できる加入条件緩和型の医療保険に加入しなおしました。

その結果、一時金タイプの医療保険に加入した時点より10歳以上年齢が上がっていて、かつ持病があっても入れるタイプの医療保険にもかかわらず、保険料は安くなったのです。入院給付金の日額を、加入できる最低額の3000円にしたのは、他にも医療保険に加入しているためです。

以前の保険と新しく入った保険の保障内容が同一ではないため、「安くなった」と断定するのは言い過ぎかもしれませんが、「病気をしたら、新しい保険に入るのは無理」だとか、「年を取っている分、保険料はかなり上がるだろう」という思い込みは、もったいないと感じた経験になりました。

保険ショップで、保険料の比較検討をする手も

保険ショップで、保険料の比較検討をする手も

ご質問だけでは、ぽんままさんの基礎疾患が何かがわかりませんので、具体的な商品を取り上げてご紹介することはできませんが、仮に基礎疾患が糖尿病だとすると、糖尿病有病者だけが入れて、糖尿病の合併症での入院や治療を受けた際でも保険金が受け取れる医療保険も複数の保険会社で扱っています。

ご自分の病気の状況に合わせて、加入条件が緩和されたタイプの医療保険の中から、保険料が安い商品を探されてはいかがでしょうか。

加入時の条件が緩和される商品でも、条件は各社まちまちです。自分で調べるのは大変ですので、来店型の保険ショップに足を運んで、加入できそうな保険を比較検討してもらう方法もあります。

なお、ぽんままさんが現在加入されている保険が、死亡保障+医療特約の組み合わせタイプの保険であれば、医療特約を外して、条件緩和型の医療保険に加入するのが適当だと思います。死亡保障の保険料も負担であれば、更新で値上がりしてしまうタイミングで、減額(更新)する考え方もあります。

いろいろな形で、持病がある場合でも生命保険の見直しはできるので、諦めずに相談してみてくださいね。

回答者プロフィール:畠中雅子さん

回答者:畠中雅子さん

はたなか・まさこ 1963(昭和38)年生まれ。ファイナンシャル・プランナー、CFP(R)。『高齢化するひきこもりのサバイバルライフプラン』(近代セールス社刊)他、著書は70冊以上。また「ミニチュアワールドと観光列車」に造詣が深くブログを開設している。

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