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[出雲1泊2日]日の沈む聖地・出雲大社と日御碕巡り

ハルメクWEB編集部

縁結びで知られる「出雲大社」。2017年には日本遺産「日が沈む聖地出雲」の構成文化財としても認定されました。出雲大社と「太陽」との歴史的な関係をひも解きつつ、太陽や国譲り神話と関連のあるスポットへの旅プランをご紹介します。

出雲大社
【目次】
  1. 出雲大社と夕日スポットを巡る旅のススメ
  2. 夕日と国譲り神話を巡る観光スポットの紹介
  3. 出雲と日御碕・美保関を巡る旅プラン例紹介
  4. まとめ

出雲大社と夕日スポットを巡る旅のススメ

出雲大社正門前(第2の鳥居)


出雲大社の立っている場所は、かつて「天日隅宮(あめのひすみのみや)」と呼ばれ、日没の聖地として古来から信仰のあった土地でした。国譲りの際、大国主命(オオクニヌシノミコト)は「高天原の子孫に現世を治めることを譲る代わりに、自分は幽世(冥界)を治めたい」と希望したと言われています。

現在縁結びの神として有名な出雲大社ですが、もともとはもっと広い意味で、目に見えない物事全体を治めることとなった大国主命の本拠地として、美しい夕日の沈む出雲はまさにこの世とあの世の境目として相応しい土地だったのでしょう。

古来の信仰が生まれたきっかけである夕日の美しいスポットを巡ることで、出雲大社のバックボーンとなっている古代の国譲り神話を感じてみませんか?

夕日と国譲り神話を巡る観光スポットの紹介

日御碕神社そばにあるウミネコの生息地「経島(ふみしま)」


それでは、旅プランを組む際におすすめしたい出雲・日御碕周辺の観光スポットと、国譲り神話で出てくる大国主命の息子・事代主神(コトシロヌシノカミ)に関係のある美保関周辺の観光スポットを紹介します。

【出雲大社】
出雲観光の中心スポットであり、縁結びの神様として知られる出雲大社。ご祭神は大国主命で、旧暦10月10日に行われる神迎祭および神在祭の期間中は、日本中の神様が出雲に集まると言われています。10月を神無月(かんなづき、かみなしづき)と呼びますが、出雲地方だけは神在月(かみありづき)と呼ぶのはこのためです。

出雲大社への参拝は、4つの鳥居(石、木、鉄、青銅)を順番にくぐって参拝しますが、足所の鳥居は出雲大社の境内から少し離れた場所にあります。JR出雲市駅から路線バスで行く場合は、「出雲大社」で下りるようにすると、最初の鳥居をくぐっての参拝ができます。

境内の見どころは、神楽殿の大注連縄と神在月のときに全国の神様が宿泊する御旅社。神々が実際に神議り(かむはかり)をする上宮(かみのみや)は、出雲大社の西方にあり、神在祭の際には多くの人が出雲大社とともに参拝します。

ちなみに、神社の参拝方法は通常二拝二拍手一拝が基本ですが、出雲大社は他と異なり二拝四拍手一拝です。拍手が4回になりますので注意しましょう。

【出雲日御碕周辺の観光スポット】
出雲や日御碕周辺の夕日が美しい観光スポットを4か所紹介します。
1.稲佐の浜:神迎神事の場所であり、美しい夕日が堪能できるスポット
2.日御碕神社:「日沈宮」に天照大御神が祀られている神社で、こちらも夕日が美しい
3.宇龍漁港:北前船の風待港であり穴場の夕日スポット
4.道の駅キララ多伎:「日本の夕陽百選」にも選ばれた夕日スポット

【美保関周辺の観光スポット】
出雲・松江で一番早く日が昇る島根半島の東端に位置し、港としても栄えた美保関周辺の観光スポットもご紹介します。出雲からは少々離れた場所なので、出雲と両方訪れる際は、余裕をみて2泊3日での旅プランがおすすめです。

1.美保神社:国譲り神話で国譲りを了承した事代主神を祀る神社
      出雲大社と美保神社は両参りという風習が江戸時代にあった
2.地蔵崎 :島根半島の東端で美保関灯台がある
      この場所からは美しい朝日が見える
3.沖之御前:地蔵崎の沖合約4kmに浮かぶ小さな岩
      国譲り神話で事代主神が釣りをしていたと言われるスポット

出雲と日御碕・美保関を巡る旅プラン例紹介

美保関地蔵崎にある「沖之御前」が見える鳥居


東京から1泊2日(車中1泊・宿1泊2日)で気軽に出雲と日御碕をめぐる旅プランをご紹介します。行きは「サンライズ出雲」を使った移動、帰りは出雲大社から出雲空港へ向かって飛行機で帰るプランです。宿泊施設はJR出雲市駅近辺が多いですが、出雲大社のそばに宿泊した方が観光時間に余裕が出ます。

【1日目】金曜日

<前日の夜>移動(東京22:00→出雲市9:58):サンライズ出雲にて移動
<昼>ランチ:「荒木屋」など出雲大社周辺で食事を済ませる
  出雲周辺の観光スポット巡り:あいのりタクシー「出雲の“定番パワースポット”めぐり」を利用(13:00~16:00)
<夕刻>夕日を見る:稲佐の浜まで夕日を観に行く(徒歩圏内)
<宿泊>竹野屋旅館:老舗旅館でゆっくりと過ごす(夕食付プラン)

1日目は、出雲大社周辺でブランチを済ませてから、「あいのりタクシー」で効率的に国譲り神話にまつわる神社や観光スポットを巡ります。「あいのりタクシー」は、定員4人でタクシー代を割り勘するシステムです。運よく同じ日同じプランで相乗りする人がいればタクシー代を安く抑えられますので、回りたい観光スポットが多い方におすすめします。

宿泊先は、歌手の竹内まりやさんのご実家としても知られている老舗旅館「竹野屋旅館」など、出雲大社近辺を選ぶと時間にゆとりが生まれます。夕日はぜひ稲佐の浜でお楽しみください。

【2日目】土曜日

<朝>朝食:竹野屋旅館でゆっくり(朝食前に出雲大社参拝もおすすめ)
<チェックアウト後>出雲神門通り散策・ランチ
<帰路>出雲大社前15:45→15:25出雲空港19:20→東京・羽田20:45

2日目は、出雲神門通りを散策してお土産を購入したりランチを楽しみ、午後に帰宅するように動きましょう。

体力的に余裕があり、美保神社と両参りをしたい方は、2日目のホテルチェックアウト後の移動経路を紹介します。

(出雲→美保関):出雲大社前10:22→一畑電車(途中川跡駅で乗り換え)→11:22松江しんじ湖温泉12:00→シャトルバス→12:56境港駅・周辺で昼食15:20→ゑびすライナー→15:45美保神社前

「ゑびすライナー」は毎週土日及び特定期間のみ米子空港、境港駅から美保関を直通で結ぶ臨時バスです。美保関に行くにはとても便利なので、出来る限り利用するように移動予定を立てましょう。

まとめ

出雲大社の周囲には、夕日の美しい観光スポットが多くあります。透明度の高い日本海から眺める鮮やかなオレンジ色の太陽は、日ごろの疲れを洗い流して、心が洗われるでしょう。事前に「古事記」、「日本書紀」や「出雲国風土記」などを読み、日本の神話について思い出してから赴くと、さらに旅行を楽しめます。縁結びのお参りだけでなく、古代の人々が感じていた自然の美しさを感じてみてはいかがでしょうか。

文・藤森みすず

出雲大社:http://www.izumooyashiro.or.jp/
稲佐の浜:https://www.izumo-kankou.gr.jp/213
日御碕神社:http://www.jinja-net.jp/jinjacho-shimane/jsearch3shimane.php?jinjya=6401
宇龍漁港:http://www.pref.shimane.lg.jp/industry/suisan/chiho_kikan/matsue_suisan/seibi/uryuu.html
道の駅キララ多伎:http://www.kirara-taki.co.jp/kirara-taki/index.php
美保神社:http://mihojinja.or.jp/
地蔵崎、美保関灯台:http://www.mihonoseki-kankou.jp/see/see_toudai/
沖之御前:http://cms.sanin.jp/p/miho/8/35/
荒木屋:https://www.izumo-kankou.gr.jp/1640
竹野屋旅館:http://takenoya-ryokan.co.jp/
あいのりタクシー:http://www.ainoritaxi.jp/izumo/
ゑびすライナー:http://www.mihonoseki-kankou.jp/bus/

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