50歳になったら早速入会しよう

大人の休日倶楽部|お得な会員割引で北海道1周の旅へ

永岡 邦彦

鉄道旅をお得に楽しむために、利用したいのが「大人の休日倶楽部」。JR東日本が提供している割引制度をおさらいし、旅のプロが5日間の北海道鉄道旅をシミュレーションしました。驚くほどお得にこんなに遠くまで行くことができます!

hokaido 5days trip
【目次】
  1. 「大人の休日倶楽部」はJR東日本のお得な会員割引制度
  2. 東京発・北海道1周の旅をシミュレーション
  3. 「大人の休日倶楽部」を賢く使うには

「大人の休日倶楽部」はJR東日本のお得な会員割引制度

大人の特権を生かして列車旅へ。新幹線もお得な料金で乗れる

全国のJRグループ各社では、会社ごとにさまざまな割引サービスを提供しています。普段から電車を利用している人は多いと思いますが、お得なサービスがあることを知っていても、なかなか利用されていないようです。特に50歳以上の大人世代の方たちには、ぜひとも利用してもらいたい会員制度です。

各社それぞれにサービスを提供しているのですが、ここではそれらサービスの一例として、JR東日本とJR北海道が提供する「大人の休日倶楽部」をご紹介します。

「大人の休日倶楽部」は有料の大人向け会員サービス。対象年齢は、男性が満50~64歳、女性は満50~59歳の方は「大人の休日倶楽部ミドル」(年会費:2,570円※初年度無料・税込)、満65歳以上の男性と満60歳以上の女性、または夫婦どちらかが満65歳以上であれば「大人の休日倶楽部ジパング」(個人年会費:4,385円 夫婦会員年会費:7,320円 ※税込)の会員になれます。

このサービスはSuica機能が付加されたクレジットカードを取得することが必要で、各種サービスをこのカードで決済します。したがって入会申し込み時にクレジットカードの審査があります。

年3回の会員限定の大バーゲンは超魅力的

「大人の休日倶楽部」の会員特典を挙げてみましょう。

1.会員向け限定サービスが充実しています。旅だけでなく、生活情報全般を提供する会員誌が毎月届けられます。そのほかに会員限定のツアーや趣味の会に参加したり、グルメ、エンタメ、カラオケ、レンタカー、ホテルなどで、会員特典を受けることができます。

2.「ビューサンクスポイント」が貯まります。カードの利用に応じてポイントが貯まり、そのポイントを旅行に利用できたり、商品に交換したりすることができます。

3.きっぷが常に割引料金で購入できます。「ミドル」なら5%引き、「ジパング」なら30%引きです。割引にはいくつか条件(※)がありますが、鉄道旅行好きなら、あっという間に年会費の元がとれるでしょう。※片道または往復で連続する201キロ以上の路線の場合

4.会員限定のお得なきっぷが購入できます。特におすすめなのが、年に3回発売される「大人の休日倶楽部パス」です。利用期間や発行枚数が制限されていますが、そのお得度は圧倒的です。

では、この「大人の休日倶楽部パス」がどれくらいお得なのかご紹介しましょう。このきっぷは、新幹線を含むJR東日本とJR北海道全線(一部私鉄)が乗り放題! 2019年の第1弾は以下のパスが発売されます。

JR東日本の在来線特急も自由席なら乗り放題。指定席も6回まで予約できる

「大人の休日倶楽部パス」
利用期間:2019年6月20日(木)~7月2日(火)

東日本・北海道スペシャル:26,600円 新幹線を含むJR東日本全線・JR北海道全線に加え、青い森鉄道線、IGRいわて銀河鉄道線、三陸鉄道線、北越急行線、伊豆急行線、富士急行線およびえちごトキめき鉄道線(直江津~新井間)の特急・急行・快速・普通列車の普通車自由席およびJR東日本のBRT(バス高速輸送システム)が5日間乗り降り自由。指定席利用の場合、あらかじめ座席の指定をすれば、6回まで普通車指定席(立席を含む)も利用可能。


東日本:15,000円 JR東日本全線(新幹線を含む)に加え、青い森鉄道線、IGRいわて銀河鉄道線、三陸鉄道線、北越急行線、伊豆急行線、富士急行線、えちごトキめき鉄道線(直江津~新井間)の特急・急行・快速・普通列車の普通車自由席およびJR東日本のBRT(バス高速輸送システム)が4日間乗り降り自由。指定席をご利用の場合、あらかじめ座席の指定をすれば、6回まで普通車指定席も利用可能。※北海道新幹線(新青森~新函館北斗間)は利用できない。


北海道:16,250円 JR北海道在来線全線の特急・急行・快速・普通列車の普通車自由席が5日間乗り降り自由。指定席をご利用の場合、あらかじめ座席の指定を受ければ、6回まで普通車指定席も利用可能。※北海道新幹線(新青森~新函館北斗間)は利用できない。
 

JR東日本とJR北海道、あるいは両方の全区間のJR路線と一部私鉄路線が上記の料金ですべて乗り放題となります。これがどれくらいお得かといえば、例えばJR東日本エリア全路線が乗り放題のパスを15,000円で購入し、東北を旅行するとします。東京から青森まで行き、そこから東京に戻ってくる旅です。

東京から青森は、新幹線と在来線(奥羽本線)を使いますが、この区間の乗車券は10,150円で、特急券と座席指定券は7,000円。合計17,150円なので、この路線を利用するだけで、もうパス代15,000円の元がとれてしまう計算です。

東京発・北海道1周の旅をシミュレーション

「大人の休日倶楽部パス」なら26,000円の料金でおよそ80,000円の旅が可能

■東京~北海道1周の旅プラン

JR東日本とJR北海道のエリア内で乗り放題の「大人の休日倶楽部パス 東日本・北海道スペシャル」(26,000円)を使った4泊5日の旅程を立ててみましょう。

対象路線:JR東日本、JR北海道(新幹線を含む)ほか、首都圏私鉄と地下鉄を除くエリア内の私鉄
有効期間/連続する5日間
座席指定は6回まで利用可能


1日目 東京 → 札幌

札幌最大の繁華街すすきの

初日、出発時間はちょっと早いですが、新幹線と在来線を乗り継いで午後3時前に札幌に到着します。ホテルにチェックインして、札幌の街を散歩。夜はすすきのあたりに繰り出すのもいいでしょう。この往路の乗車券と新幹線・指定席券、特急・指定席券だけで、もう26,000円のパスの元はとれてしまいました。

東京 06:32発 → 新函館北斗(北海道)  → 札幌 14:41着 <所要時間:8時間9分>
乗車料金:26,820円(乗車券14,140円、特急券・座席指定席券12,680円)
座席指定:2回利用
宿泊:札幌

 
2日目 札幌 → 釧路

釧路フィッシャーマンズワーフはグルメの宝庫

この日もちょっと早起き。札幌から釧路に特急列車で向かいます。早起きの理由は釧路でたっぷり時間が使いたいから。7時に出発すれば、昼前には釧路に到着します。釧路の街中の散策のほか、例えばレンタカーを使って周辺をドライブしたり、午後発の釧路湿原のカヤックツアーに参加したりすることもできます。

札幌  7:00発 → 釧路着 11:00着 <所要時間:4時間>
乗車料金:9,370円(乗車券:6,260円、特急券・座席指定席券:3,110円)
座席指定:1回
宿泊:釧路

3日目 釧路→網走 → 旭川

流氷がない季節は網走「オホーツク流氷館」で冬体験

旭川に向かうだけなら、いったん札幌に戻ってから旭川に行くほうが所要時間は短いですが、せっかくなら別の路線に乗って北海道の雄大な風景を楽しみましょう。旭川に着く時間はちょっと遅くなりますが、網走に5時間以上滞在できます。おなじみの網走刑務所、クリオネやフウセンウオが見られる「オホーツク流氷館」などが観光できます。

釧路08:57発 → 網走11:53着 <所要時間:2時間54分>
乗車料金:3,670円
網走17:25発 →  旭川21:14着 <所要時間:3時間49分>
乗車料金:7,970円(乗車券:5,070円, 特急券・座席指定席券:2,900円)
座席指定:1回
宿泊:旭川


4日目 旭川 → 小樽

「旭山動物園」は外せないみどころのひとつ

この日は朝から旭川の観光。人気の旭山動物園は、旭川駅からバスで40分のところにあります。1年で1番日が長い頃なので、夕方の出発時でもまだ十分明るく、車窓風景を楽しむことができます。

旭川 17:30発 →  小樽 19:46着 <所要時間:2時間16分>
乗車料金:5,040円(乗車券:3,240円, 特急券:1,800円)
宿泊:小樽


5日目 小樽 → 東京

小樽といえば運河。周辺には魅力的な店舗が集まる

出発が午後2時なので、午前中のんびり小樽の運河周辺でお店めぐりが可能。ランチに名物のお寿司を食べるのもいいでしょう。帰路はいったん札幌に戻り、特急列車を利用して新函館北斗へ。そこから新幹線に乗り継ぎます。

小樽 14:00発 → 新函館北斗(北海道) →  東京 23:04着 <所要時間:9時間4分>
乗車料金:27,020円(乗車券:14,140円、特急券・座席指定席券:12,880円)
座席指定:2回

毎日移動する旅ではありますが、移動中のんびり車窓から北海道の風景を眺めている時間が長いので、せわしない感覚にはならないでしょう。これをベースに訪問場所や滞在期間を変更することで、ゆったりした旅も可能になります。例えば釧路には行かず、札幌、旭川、小樽の3都市を宿泊地に設定すれば、移動時間も短くなるので、余裕のある日程を組むことが可能です。

北海道5日間の旅を上記のコースどおり楽しんだら、通常の乗車料金だといくらかかるのか計算してみました。

1日目 26,820円
2日目 9,370円
3日目 11,640円
4日目 5,040円
5日目 27,200円


5日間合計でなんと80,070円かかります。「大人の休日倶楽部パス 北海道スペシャル」なら26,000円ですから54,070円のお得! 夫婦旅でしたらなんと100,000円以上安くなるというわけです。いかにお得かおわかりになるかと思います。

「大人の休日倶楽部」を賢く使うには

いつもの鉄道旅もお得に使える「大人の休日倶楽部」

年に3回発売される「大人の休日倶楽部パス」のお得度はおわかりいただけたことでしょう。でも、お得なのはそれだけではありません。「大人の休日倶楽部」はいつもの鉄道旅でも、片道または往復で連続する201キロ以上の路線でしたら割引の特典があるのです。

例えば、東京から伊豆の伊東に行く場合、片道の距離は121.5キロなので片道では割引になりませんが、往復であれば201キロを超えるので割引料金が適用されます。通常は乗車券の有効期間は3日間ですが、この区間は東京近郊区間なので有効期間は2日間。それでも1泊で温泉旅行が楽しめます。

往復の乗車券は4,540円なので、「大人の休日倶楽部ミドル」だと5%引きなので200円ほど、「大人の休日倶楽部ジパング」は30%引きですから1,300円以上の割引になります。ゴールデンウィーク、お盆前後、年末年始には利用できませんが、割引購入できる回数に制限はないので、何回でも利用することができます。

その他、会員は指定のレンタカー、ホテルなどについても割引のサービスがあり、さらにフィットネスクラブやカラオケなども割引特典も。鉄道の旅だけでなく、日々の楽しみでも特典が利用できます。賢くサービスを使って、お得な旅を始めましょう。

■JR東日本(JR北海道と共通)
大人の休日倶楽部

※鉄道の発着時刻と料金は2019年1月末時点のものです。パスが利用できる期間の時刻や料金と異なる可能性があります。対象路線の詳細はJRのホームページを確認してください。

永岡 邦彦

ながおか・くにひこ 旅行専門編集プロダクション「ポストイット」代表。旅行ガイドブックや旅行雑誌などを中心に執筆・制作活動を続けている。国内外に関わらず、知らない街を歩くことが無上の楽しみ。人込みは好きではないが、駅や空港、港など、旅が始まる場所のなんとも言えない雰囲気には惹かれる。

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