旅先で便利なスマホ活用術

電波がなくてもOK。海外でもスマホで地図を見るコツ

公開日:2018.08.05

更新日:2019.01.23

『Googleマップ』は旅先でも便利なアプリですが、スマホの通信が使えない海外では日本と同じようには使えません。でも実は、目的地の地図をあらかじめ日本でダウンロードしておけば、通信ができなくても経路検索などが使えます。その方法をご紹介します

今回紹介するアプリ「Googleマップ」

 

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出発前に目的地の地図をダウンロードしよう

海外旅行先でも『Googleマップ』を使いたい場合は、出発前に日本であらかじめ目的地周辺のマップをダウンロードしておきます。このとき、Wi-Fiに接続した状態で行うようにします。あらかじめダウンロードしておいたマップをオフラインマップといいます。また、この機能を使うためには『Googleマップ』にログインする必要があります。

まずは、『Googleマップ』を立ち上げて、検索欄を軽くタップ。
 

 

例えば、「シンガポール」と入力して検索すると、シンガポール周辺の地図が表示されます。

 

 

画面を下から上へ引き上げると、下のような画面になります。中央右の「ダウンロード」をタップします。

 

 

四角で囲まれている部分がダウンロードできる範囲です。今現在の表示範囲をすべてダウンロードする場合は500MB程度が必要であり、端末の空き容量も表示されています。空き容量が少ない場合は、もう少しエリアを絞ってダウンロードするのがおすすめです。

 

 

例えば、シンガポールの中心地だけの観光であれば、画面を指で拡大して、範囲を狭めてみましょう。すると、先ほどは500MB必要だったのが、225MBで済むことになります。この範囲でよければ、右下の「ダウンロード」をタップします。このときにWi-Fi通信にすることを忘れずに。

 

 

ダウンロードが始まりました。しばらくこのままにしてダウンロードが終わるのを待ちます。

 

 

ダウンロードが終われば、通信がない状態でもマップを使うことができます。観光地の場所やホテルからの経路などを検索することができます。

経路検索して目的地までナビゲーション!

オフラインマップは、通信がない状態で使うことになるので、どうしても使える機能は限られてしまいます。でも、車での経路検索や目的地までのナビゲーション、場所の検索は使用できるので、日本である程度計画を立てておいたり、手持ちのガイドブックと併用したりすれば、オフラインマップだけでも目的地までたどり着けるでしょう。

オフラインマップでできること
・スポットの場所検索
・車での経路検索
・目的地までのナビゲーション

これ以外の機能を使う場合は、ホテルやレストランなどの無料Wi-Fiを上手に利用するのも手です。また、口コミのチェックや、施設の営業時間などはあらかじめ調べておくといいでしょう。

経路検索をする場合は、出発地と目的地を入力します。オフラインマップでは音声検索はできないので、文字入力をします。
 

 

車での経路検索が表示されました。ナビゲーションを開始する場合は「ガイド」をタップします。

 

 

経路のプレビューが始まるので、それに従って移動します。また、「道順」をタップした場合は、文字で目的地までの道のりを確認することができます。

 

 

また、施設の場所を検索することも可能です。「シンガポール国立博物館」を入力すると、地図が表示されます。

 

 

画面を下から上へ引き上げると、施設に関する情報が表示されます。限られた情報ですが、営業中かどうか、営業終了時間、電話番号、住所、口コミのポイントなどが表示されています。

 

オフラインマップを使うときの3つの注意点!

〔その1〕オフラインマップは29日で期限切れに!

日本で出発前にダウンロードして出かけても、オフラインマップの期限は29日間と決まっています。旅行が終わって必要がなくなれば、そのままでもいいのですが、29日よりも長期での滞在や再び旅行で訪れる場合は、手動で更新する必要があります。

Googleマップを開いて、左上の三本線ボタンをタップすると、「オフラインマップ』の項目があります。そこを開くと、オフラインマップの有効期限が表示されています。
 

 

継続して使う場合は、「更新」をタップしておきましょう。

 

 

〔その2〕ダウンロードできない国もある!

マップをダウンロードできない国もあります。まずは、自分が訪れる国を検索してみて、ダウンロードできるか確認してみましょう。ヨーロッパ圏はダウンロードできる国は多いようですが、アジア圏はできない国もまだまだあるようです。

国名や地域名で検索してみて、「ダウンロード」のマークが出ない場合は、その国や地域は対応していないことになります。マップをダウンロードできなくても、レンタルのWi-Fiルーターや、無料のWi-Fiスポットなどを上手に活用すれば、現地でもGoogleマップを使うことはできます。
 

 

〔その3〕オフライン機能はログインしないと使えない

普段、Googleマップを使っていても、実はログインせずに使っている人もいるかもしれません。でも、オフラインマップを使う場合は、Googleマップにログインする必要があります。

Googleのアカウントを持っていれば、すぐにログインができるので、ぜひ設定しておきましょう。アプリを開いて左上の三本線をタップして、「ログイン」からアカウントとパスワードを入力してログインをします。ログインをすると、使える機能も増えるのでおすすめです。
 

 

オフラインマップは、国内で使うのと同じように快適に使えるわけではありませんが、ガイドブックにはできないナビゲーションが使えるのが強み。ガイドブックと併用したり、無料Wi-Fiを上手に活用したりすれば、海外旅行先でも便利に使えそうですね。


文=内田あり  女子部JAPAN(・v・)

都恋堂·やさしいスマホ教室

編集者集団「都恋堂」が運営する「やさしいスマホ教室」では「どんな人も取り残すことなく、スマホの便利さやたのしさを届けていきたい」をコンセプトに、60歳以上の皆さんにスマホを教えています。(旧:女子部JAPAN) https://www.yasashii-sp.com/

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