女性におすすめの絶景温泉(9)

横山大観が愛した絶景を眺める「大観の湯」

門田 美由紀

太平洋を見下ろす断崖絶壁。、日本画家・横山大観の別荘地跡に建つ「五浦(いつうら)観光ホテル 」大観の湯は、雄大な景色と加水加温なしの源泉かけ流し温泉です。海の幸を存分に堪能できる温泉宿は、手軽に日帰り利用もできるのでおすすめです。

zextukei otsuura kannkoHotel
【目次】
  1. 近代日本美術発祥の地・五浦(いづら)へ
  2. 豪快な絶景と71度の源泉かけ流しが自慢の湯宿
  3. 内湯も外湯もすべての浴槽が源泉かけ流しという贅沢さ
  4. 五浦観光ホテル 大観の湯 利用案内(交通アクセス)

近代日本美術発祥の地・五浦(いづら)へ

五浦六角堂と岡倉天心旧宅

茨城県北茨城市五浦(いづら)は、近代日本美術発祥の地と言われています。それは、東京美術学校(現東京芸藝術大学)の初代校長を務め、日本美術の発展に大きな功績を残した岡倉天心と、その教え子たちである横山大観はじめ日本を代表する画家たちが、多くの作品を生み出した歴史ある場所だからです。

東日本大震災の津波で消失後、再建された五浦六角堂・観瀾亭

岡倉天心は、1903(明治36)年に飛田周山の案内で五浦を訪れ、この地をとても気に入ったそうで、2年後には六角堂をかまえ、冬はボストン美術館に勤務し、夏は五浦で過ごして、国際的な活躍の拠点としました。1906(明治39)年、日本美術院を五浦に移し、岡倉天心、菱田春草、下村観山、木村武山、そして横山大観が移り住んで制作に励みました。

 岡倉天心旧宅

「五浦観光ホテル」は、その日本美術発祥の地、それも横山大観の別荘地跡に建つ絶景温泉ホテルです。周辺には、高さ50mの断崖絶壁が続く五浦海岸、天心記念五浦美術館、天心邸、天心ゆかりの六角堂など、名所旧跡にはこと欠きません。入浴は景色が楽しめる日中がおすすめなので、その前後での寄り道がベストです。わずかな時間でも、十分に旅行気分が味わえます。

豪快な絶景と71度の源泉かけ流しが自慢の湯宿

長いトンネルの先に太平洋が目に飛び込んでくる

茨城県は高温泉が少ないと言われていますが、71度の源泉を誇る「五浦観光ホテル 大観の湯」は、温泉通の間では県内では外せない温泉の一つと好評価で、しかも雄大な絶景が自慢の露天風呂とあれば、ぜひ足を運んでいただきたい温泉宿です。

「大観の湯」の入り口は、「五浦観光ホテル」のロビーにあります。風情のある長~い廊下とトンネルを抜けた先に温泉があり、男湯女湯は日替わりです。脱衣場からお風呂への扉を開けると、ガラス張りの内湯の向こうに圧巻の景観が広がっていることを確認できます。

海との一体感が楽しめる「大観の湯」の露天風呂

訪れた日は晴天で、内湯にもたっぷり日が差し込んでいたので、「気持ちいい~!」と思わず叫んでしまいました。入り江の絶壁の上に設えられた露天風呂からの景色は、海だけではなく、断崖絶壁の岩肌や松などの樹々も目に飛び込んできます。横山大観が愛した荒々しい自然美溢れる景観を眺められるなんて、なんとも贅沢な気分でした。

内湯も外湯もすべての浴槽が源泉かけ流しという贅沢さ

本館の数奇屋風露天風呂(写真は男性用)

泉質はナトリウム・カルシウム塩化物泉で、しかも塩分濃度が高く、温泉成分を吸収しやすいので、汗が出やすく老廃物も排出されて、高いデトックス効果が期待できます。また、温泉の成分をしっかり吸収するため、塩化物泉の高い保温効果も最大限に感じられ、湯冷めしにくく芯から温まります。しかも、加温加水なしの源泉かけ流しとあれば確実に美肌へ導きます。

落ち着いた雰囲気の本館の内風呂

多くの温泉施設では、源泉かけ流しといっても、浴槽の1つ2つといったところが多いのですが、「大観の湯」は、すべての浴槽が源泉かけ流しです。私は全部の浴槽を制覇して、とても得した気分になりました!

立派な門構えの本館

「五浦観光ホテル」には立派な門構えの純和風の本館もあり、こちらには開放感あふれる庭園露天風呂も。昼食と入浴がセットになった日帰りプランも豊富です。趣の異なる2つの温泉を行き来できる、温泉好きにはたまらない旅館です。

もちろん、宿泊プランも豊富で、新鮮な海の幸が楽しめます。10月から3月は、茨城名物のあんこうがいただけるプランがおすすめ。タイミングが合えば、あんこうの吊るし切りを見学できるかもしれません。

10月から3月は「あんこうグルメプラン」がイチオシ

 

五浦観光ホテル 大観の湯 利用案内(交通アクセス)

本館の露天風呂。夜の露天風呂は22時まで入浴できる

五浦観光ホテル 大観の湯

住所:茨城県北茨城市大津町722
電話:0293-46-1111(代表)
営業:立ち寄り湯11:00~15:00(最終受付14:30)18:00~21:00(最終受付20:30)
入館料:大人1,000円(税込) 小人500円(税込)
     タオル販売200円 バスタオル貸出500円 ※不定休館日あり
日帰りプラン例:和食膳、室料(宴会場)、入浴料、フェイスタオル、コーヒーが全部入ったパック。食事代+1,800円でご昼食プランの4,320円以上の食事を予約した場合。11:00~14:00     
宿泊料金例:海鮮料理プラン 1泊2食付2名1部屋利用 1名 11,88円~(税別)
      あんこうグルメプラン 1泊2食付2名1部屋利用 1名 17,820円~(税別)
交通:電車 常磐線磯原駅から車で15分 常磐線大津港駅から車で5分 常磐線勿来(なこそ)駅から車で15分
         車 東京方面 常磐自動車道北茨城ICから15分
    仙台方面 常磐自動車道 いわき勿来ICから15分


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門田 美由紀

ライター歴14年、女性誌を中心に温泉記事を始め、健康美容、食の記事など多数執筆。メイクセミナー、ランニングイベントなど、美容・スポーツイベントを手掛ける。温泉ソムリエ。

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