早期割引も。おすすめの日本発着・外国船クルーズ

最近増加中、外国船の日本発着クルーズを見逃さないで

藤原 暢子
2018/11/11 4

外国船というと飛行機で海外まで行って、乗船する必要がありハードルが高いイメージでしたが、ここ数年は外国船の日本発着クルーズが目白押し。カジュアル船からラグジュアリー船まで、飛行機代もかからず海外気分を味わえるのでおすすめです!

外国船のクルーズ撮影=藤原暢子
船上は日本ではないので、本物のカジノも体験できるのが外国船のユニークなところ
【目次】
  1. “白船来航”で客船の選択肢が豊かに
  2. 「コスタ ネオロマンチカ」の人気コースは、夏の日本海クルーズ
  3. テーマクルーズに重点を置くなら「ダイヤモンド・プリンセス」
  4. 2019年は、他にもいろいろな船が日本周遊開始!
  5. 外国船の、日本発着クルーズの注意点は?

“白船来航”で客船の選択肢が豊かに

以前は、日本から出航して日本に戻って来られるのは日本の客船だけでしたが、2010年頃から外国船が日本発着クルーズを始めました。そのため自宅から近い港から外国船に乗って、また日本に戻って来られるクルーズが右肩上がりで増えています。

外国船のうれしいところは、お手頃なクルーズ代金の船が多いこと。1泊1万円代で4泊くらいからあるので、移動費、食事、船内でのショーなどのエンターテインメントも含まれていて、早割や期間限定セールで7泊のクルーズが6万円前後という場合もあります。「クルーズは高いから……」と踏み切れない方にとっては、初クルーズがずいぶん体験しやすくなりました。

1日3食(夜はフルコース)以外にも、アフタヌーン・ティーや夜食などもクルーズ代に含まれているのでお得!(写真提供=藤原暢子、以下同)

もちろん、手頃なカジュアル客船だけでなく、プレミアム客船、ラグジュアリー客船も日本発着を行うので、「三世代でわいわいも良かったけれど、今度はプレミアム客船で夫とのんびりクルーズしたいわ」などいろいろな客船が選べるようになりました。

 


カジュアル~プレミアム客船は大きな劇場を擁し、毎晩オリジナルのショーも見放題
 

多くの外国船はベストシーズンの春や秋、もしくは日本人が休みやすいゴールデンウィークなどに日本発着クルーズをします。しかし、「ダイヤモンド・プリンセス」(プリンセス・クルーズ)や「コスタ ネオロマンチカ」(コスタクルーズ)の場合は、ほぼ通年で日本発着をしているので、さらにコースや日程が選べます。
 

「コスタ ネオロマンチカ」の人気コースは、夏の日本海クルーズ

「コスタ ネオロマンチカ」(総トン:5万7,150トン/最大乗客定員数1,800人/コスタクルーズ)はイタリア生まれの陽気なカジュアル客船。金沢~境港~釜山~博多~境港~金沢という、5泊の夏のクルーズがイチ押しコースです。

黄色いファンネル(煙突)がコスタクルーズのシンボルマーク。「コスタ ネオロマンチカ」の船体

 

おすすめの理由一つ目は、陸からは巡りにくい日本海沿いの各地を寝ている間に移動し、港に着けば船主催の寄港地ツアー、レンタカー、自由散策などで行ってみたかった観光地に足を運ぶことができるからです。そして、釜山や済州島にも寄るので海外旅行も楽しめるコースです。


外国船で日本海の観光地を巡ることができる。金沢ではひがし茶屋や兼六園、近江町市場で海鮮丼を食べるなどお楽しみがいっぱい

 

おすすめの理由二つ目は、なんといっても船。大改装されて、とても船内はおしゃれ。イタリアの船なので、乗船した途端に「ボンジョルノ!」と明るい声でクルーたちが迎えてくれます。本格的なイタリア料理はもちろん、有料ですが焼きたてのピザやロマンティックなスペシャリティー・レストラン、夜食は一風堂監修のラーメンや夜食など美食尽くしです。

 


本格的な窯で焼き立てのピザをどうぞ。7ドル~で本場のピザが味わえる


船内はピザ作りコンテストなど陽気なイベントも多く、縁日ナイト、ホワイト・ナイト(白い服を皆で着て盛り上がります)、マスクを付けて楽しむベネチアン・ナイトなど毎晩テーマナイトがあり、夜も盛り上がります。本格的なショーなどもあるので、観光に加え、船内でのイタリアを楽しむのに大忙しになります。イタリア客船ですが、船内新聞やイベントは日本語でも行われるので、語学が心配な方もご安心を。

 


みんなで白い服を着て踊りあかす「ホワイト・パーティー」。年配の方もノリノリに!

 

ちょっと疲れた時は、大人専用のデッキエリアでジャグジーやビール片手に日光浴。また洋上最大級のタラソテラピープールがあるので、ゆったりとくつろげます。

 

洋上最大級のスパ。のんびりスパに入ったり、マッサージを受けたり、日々の疲れを癒そう。

 

おしゃれなワインバーや小粋なカフェなどイタリアの街を歩いているような感じなので日本を巡りながらも、イタリアも体験できる船です。

大人2名と同室の13歳未満の子どもは、2名までクルーズ代金が無料なので、夏休みはファミリーもたくさん。子ども向けのプログラムも充実しているので、日中は家族それぞれが好きなことをして過ごせるのも魅力です。夏やゴールデンウィーク以外は、7泊以上のクルーズもあり、ちょっと大人向けに南の島へ行くコースも人気です。

2019年のクルーズは、初めての船旅、初めてのいろいろな体験を後押ししてくれる、「costa first割」という、かなりお得な早期割引を11月末まで行っています。思い切って予約してしまうのもいいですね!

ちなみに、「夏の日本海クルーズ」では金沢、舞鶴、境港、博多など自宅の近くから乗船して同じところで下船することが可能です(港の近くに駐車場が用意されていることも)。それ以外の太平洋クルーズも、横浜か神戸など乗船地を選べるので、家の近くから乗船できるのがうれしいですね。

テーマクルーズに重点を置くなら「ダイヤモンド・プリンセス」

日本発着を最初に始めたプリンセス・クルーズ。7年目の就航となる「ダイヤモンド・プリンセス」(11万5870トン/乗客定員約2700人)は日本人向けに大浴場や鮨レストラン(共に有料)などを作るなど、日本人向けにカスタマイズされた船です。

実は日本で建造された「ダイヤモンド・プリンセス」。世界各国を周遊後、日本発着の船に


ドレスコードなどもありますが、吹き抜けのアトリウムで「グラスタワー」や「バルーン・ドロップ」など華やかなイベントもあるので、フォーマルの日はちょっとおしゃれして盛り上がりたいものです。

 

キャプテン主催のパーティーなどで行われる「グラスタワー」。グラスの上からスパークリングワインを注ぐところをプロのカメラマンに撮影してもらおう

 

日本人のリクエストに応えて、「世界遺産をめぐるクルーズ」や「東北まつりクルーズ」など、バラエティー豊かなコースがたくさんありますので、お手頃な料金で多彩なコースから気に入ったものを選ぶことができます。

「ダイヤモンド・プリンセス」も夏休みなどは短めの日程で「お祭りクルーズ」を開催したりしているので、観光の後は子供も大人も浴衣を着て、縁日や盆踊りなどが楽しめます。

 

ねぶた祭なども移動やホテルの予約なしに見ることができる

 

同船はアメリカ客船なので世界中で日本発着クルーズを販売しています。ですので、意外に海外から乗船してくる外国人が多いのがユニークなところ。もちろん、日本人が困らないように、コスタクルーズ同様、日本語対応はばっちりですが、船上で海外の方に浴衣の着付けや大浴場の入り方を教えてあげたりして、コミュニケーションを楽しむ日本人も多いようです。

「ダイヤモンド・プリンセス」もコースによっては、横浜や神戸など近い港を選んで乗船できるようになっています。また、通年運行を行う2隻の便利なところは荷物を船(もしくは近くの宅配便保管所)まで送ることができ、帰りも下船して税関を過ぎたら、荷物を宅配便で送れること。飛行機の荷物の超過料金などを気にせず荷物を持ち込んだり、各地で好きなだけお土産を買ったりできるのがうれしいところです。

2019年は、他にもいろいろな船が日本周遊開始!

その他、2019年は「クイーン・エリザベス」(キュナード・ライン)、イタリア客船「MSCスプレンディダ」(MSCクルーズ)、改装してさらにモダンになる「セレブリティ・ミレニアム」(セレブリティクルーズ)、歴史あるしっとりとした「ウエステルダム」(ホーランド・アメリカ・ライン)など、プレミアム系の船も数回日本発着を行います。

 


「クイーン・エリザベス」も2019年、2020年と日本周遊クルーズを数本行う

また、エスプリの効いたフランス客船「ロストラス」とデビューしたての「ル・シャンプラン」(ポナン)、ラグジュアリー客船「シルバー・ミューズ」(シルバーシー・クルーズ)など、飛行機で行って乗るには敷居が高そうな船も日本発着を行います! 飛行機代がかからず、気軽に乗りやすいこの機会をお見逃しなく。いつか海外でフライ&クルーズをするときの自信になるはすです。

外国船の、日本発着クルーズの注意点は?

外国船で日本発着クルーズをする時に気をつけるべきことは何でしょう。外国船の船上は日本でなく「海外」扱いであるため、乗船にはパスポートが必要です。ルール上、1クルーズの途中で最低1カ所は海外の港に寄港するのも外国船ならでは。

またカジュアル客船やプレミアム客船はかなりお得なクルーズ代金ですが、パンフレット記載の代金に加えてチップや港湾税を含む諸税が掛かってきますので、よく確認を。

「コスタ ネオロマンチカ」や「ダイヤモンド・プリンセス」でもゴールデンウィークや夏休みは混み合いますので予約は早めに。

 


「コスタ ネオロマンチカ」のおしゃれなワインバー。日本を観光しながら、船上ではワイン・テイスティング教室などいろいろな体験ができる


欧米人は休暇の予定を1年以上前から決めることが多いので、外国人が多い小さめの客船は特に早めの予約が肝心です。旅行会社に空きを確認しつつ、お目当ての客船があれば、キャンセル待ちや翌年の分まで確認してみることをおすすめします。

 

◆お知らせ

2019年10月発着「ダイヤモンド・プリンセス」で行く、佐世保・台湾・石垣島の旅に出かけませんか? クルーズ旅が初めての方でも安心してお楽しみいただける、ハルメクだけの8つの特典付きです。 詳しくは「ハルメク旅と講座」サイトまで。 


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[関連リンク】

コスタクルーズ
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藤原 暢子

ふじわら・のぶこ クルーズ・ジャーナリストおよび編集者。20年間で100隻以上の外国船・日本船・フェリーに乗船し、80カ国以上を巡る。クルーズの老舗専門誌『クルーズ』編集長を務めた後、フリーのクルーズ・ジャーナリスト/編集者として、客船取材を含め、さまざまな媒体に関わっている。

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