素朴な疑問あくびをすると涙が出るのはなぜ?

公開日:2019/09/11

あくびをすると涙が出るのはなぜ?

 

こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。

 

幼いころ「どうしておじいちゃんおばあちゃんは早起きなんだろう?」と不思議に思っていました。あれからウン十年。おかげさまで「年を重ねるほど眠りは浅くなる」ということを痛感できる立派な大人に成長いたしました。昔はよくしていた寝だめも今ではまったくできないし、ちょっとの夜更かしで目がさえて眠れなかったり、逆に朝早く目覚めてしまったり。思いどおりに眠れないってつらいわ〜!

 

最近は特に映画やドラマがいつでも楽しめるので、ついつい遅くまで見てしまって慢性的な睡眠不足。おかげで、毎日あくびが止まりません(笑)メイク中にあくびが出ると、涙も一緒に出ちゃってアイメイクが台無し! 外出中もメイクが崩れないかと、ヒヤヒヤしちゃいます。あくびはともかく、涙が出るのはどうにかできないものでしょうか?

 

気になるので調べてみました。そもそもあくびというのは、脳の視床下部にある「室膀核」(しつぼうかく)という場所からシグナルを発することで、体に刺激を与えて脳を覚醒させようとする現象のこと。あくびのメカニズムは解明されていないことが多いようですが、頭がぼんやりしたときには活を入れ、強い緊張を感じたり興奮状態のときにはクールダウンさせて、脳のパフォーマンスをよくする働きがあるんだとか。

 

視床下部の室膀核は、原始の時代から人間の脳に存在していたことがわかっているそうです。はるか遠い昔に生きていたご先祖様も、ワタシたちと同じようにあくびをしていたと考えられているんですって。それだけあくびは人間が生きていく上でとても大事だということ。ふだん何気なくしているあくびだけど、なんだかすごいことをしている気分になっちゃう!

 

それはいいんだけど、なぜあくびと一緒に涙が出るのか? という謎を解き明かしましょう。あくびをするときの動作を思い出してみてください。あくびをすると、口を大きく開けますよね。こうすることで顔やあごの筋肉が大きく伸び縮みして、血流を促して脳を覚醒させるそうですが、口を開けると同時に目もぎゅーっと閉じていませんか?

 

このときに鼻と目の間にある「涙のう」という涙をためている袋が筋肉によって強く押されるため、たまっていた涙が押し出されて、涙腺を伝って目からあふれてくるんですって。あくびの動作に伴う反射現象なので、涙だけを止めることはできないそうです。

 

きれいなメイクをキープするためには、あくび自体を止めるしかないってことね! あくびを止める方法としては「保冷剤で頭を冷やす」「部屋を涼しくする」「鼻で息を吸って吐く鼻呼吸をする」といった方法があるそうですが、無理やりあくびをかみ殺した結果、うっかり変顔にならないように気を付けないとね……。

 

 

■人気記事はこちら!

 


 

参照:ニッポン放送

   日本経済新聞(なぜあくびが出る? )

   日本経済新聞(性のメカニズムと関係も? 「あくび」のヒミツ)

   lifehacker

 

あくびが出るときはいさぎよく寝るのも美容と健康のコツよね!
あくびが出るときはいさぎよく寝るのも美容と健康のコツよね!

 

イラスト:飛田冬子

 


もっと知りたい もっと知りたい

マイページに保存

\ この記事をみんなに伝えよう /