素朴な疑問滝にはどんな種類があるの?

公開日:2019/07/13

滝にはどんな種類があるの?

 

暑い日が続きます。涼しさを求めて冷房に当たり続けると、体がだるくなりますよね。

 

そんな時におすすめなのが「滝」です。流れ落ちる水しぶきに、ひんやりと涼しい空気を感じることができる滝。水が流れ落ちる音は心を安定させる波動であるといわれています。また、水しぶきから発生するマイナスイオンには、自律神経を整えリラックスさせる効果や、血行促進など、体にうれしい効果もあるそうです。

 

そんな癒やし効果が高い滝ですが、一口に滝と言ってもその種類はさまざまです。一体どんな種類があるのか、気になったので調べてみました。

 

滝は大きく分けて4種類あるといわれています。
・火山による溶岩などで川がせき止められたもの
・地殻変動などで川に段差ができたことによるもの
・水の流れによって川底が次第に侵食されたもの
・岩肌からの伏流水(河川敷や山麓の下層にある砂礫層(されきそう)を流れる非常に浅い地下水のこと)

 

このように、滝の種類と誕生した年代で、大小や形態が違ってきます。

 

・直瀑(ちょくばく)
滝口から滝壺まで垂直に一気に落下する滝。落差が大きいほどダイナミックになる。
代表的な滝:栃木県の華厳の滝、岐阜県の平湯大滝など

 

・段瀑(だんばく)
二段、三段といった階層をつくる滝。段差があるため変化に富んだ姿を見せる。
代表的な滝:山梨県の七ツ釜五段の滝、奈良県の不動七重の滝

 

・分岐瀑(ぶんきばく)
途中でいくつかの流れに別れて落下する滝。繊細で優しい印象のものが多い。
代表的な滝:茨城県の袋田の滝、山形県の滑川大滝

 

・渓流瀑(けいりゅうばく)
段差のある川床を泡立つように流れる滝。落差が大きいものだけが「滝」と呼ばれる。
代表的な滝:群馬県の吹割の滝、愛媛県の滑床渓谷

 

・潜流瀑(せんりゅうばく)
伏流水などが、崖の中腹などから湧き出ている滝。その大小にかかわらず神秘的。
代表的な滝:山梨県の吐竜の滝

 

・滑瀑(かつばく)
岩肌を滑るように流れ落ちる滝。水量により扇状や糸状になることが多い。

 

日本の三大名瀑は
・華厳の滝(直瀑)
・那智の滝(直瀑)
・袋田の滝(分岐瀑)
と呼ばれています。やはり豪快な直瀑が人気のようですね。

 

滝が見る人を惹きつけるのは、さまざまな流れ方を楽しむことができることと、水音を楽しむこと、また発生するマイナスイオンが心を落ち着かせてくれるからでしょう。

 

次の休みには、涼しさと癒やしを求めて滝を見に行ってみませんか? リフレッシュできること間違いなしです。

 

 

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参照:TABI CHANNEL 日本の滝10選!

 

滝のそばに立ってマイナスイオンを全身に感じてみましょう!
滝のそばに立ってマイナスイオンを全身に感じてみましょう!

 

イラスト:飛田冬子

 


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