40年ぶりに再会。不思議なご縁

私を育ててくれた会社の先輩 2

上野 洋子
2019/01/08 2

会社で慕っていた二人の先輩。退社から40年たったにもかかわらず、思わぬ再会を果たしまた交流が始まる―不思議な縁と、二人の先輩が与えてくれたことを語ります。今回は再会後に3人で重ねた楽しい時間を振り返り、二人に愛されていたことを実感します。

私を育ててくれた二人の先輩
※イメージ
【目次】
  1. 3人のデ-ト
  2. 食事と楽しいショッピング
  3. 愛してもらっていた

3人のデ-ト

前回お話しました私の大事な先輩方、Nさん81歳、Mさん75歳、私57歳のデ-トのお話をいたします。

私は埼玉県坂戸市に住んでいます。Nさんは近くのケアホームに入られていました。

NさんとMさんは仲良くて、40年間の会社勤めでの苦楽を共になさり、お互いに尊敬しあい、思い合うお二人でした。

Mさんは、神奈川県藤沢に住んでおられます。お父様お母様を見送り一人でお暮らしです。Mさんは遠路藤沢から、2時間もかけてNさんに会いたくて坂戸まで来て下さいました。お二人の固い絆に私は感動していました。

食事と楽しいショッピング

さてデ-トですが、まずおいしいものを食べます。Nさんはうなぎや、お寿司を好まれました。そして「ほんとにおいしい。この歳でこんなにお寿司を食べられるとは思ってなかったわ」とおしゃいます。やはりケアホ-ムの食事はあまりおいしくなかったようです。人はおいしいものを食べると幸せになります。その一助ができてわたしも嬉しい限りです。

 

それから、川越の丸広百貨店に行きます。Nさんも、Mさんもとてもおしゃれです。銀座もよく歩かれたようで磨き上げられたセンスをお持ちです。

服売り場を一周すると、「さっきのブラウス素敵だったわね」と言われます。もう一度そのブラウスを見に行くと、あか抜けていていい柄のブラウスでした。こうして売り場を歩きまわるのも楽しかったです。

人は生きてきた過程でいろいろ経験し、人との出会いもあり、それらが自分の宝となります。楽しい話の中に、人への思いやりとか、優しさとか、時にはご自身への戒めとか、いいお話をたくさん聞けました。それらは、今も私の中にあります。

ショッピングが終わるとデザ-トです。喫茶店でコーヒーゼリーを食べます。これがまたおいしいんです。

愛してもらっていた

こんなデ-トが約10年続きました。2018年の3月にNさんは亡くなってしまいました。3人のデ-トは楽しかったです。そして、何よりも私はお二人に愛されていました。愛されることの居心地の良さは本当にありがたい。嬉しい!

お二人は「車で連れて行ってくれるから、ここまで楽しめるの」と言ってくださいますが、私は本にも書いてない、映像にもない、お二人の真の姿に大きな教えをいただきました。

日々歳を重ねます。私は、お二人のように良い歳の重ね方を努力していきたいと思います。

次回は、公私にわたって私を導いてくださったMさんのこと、Nさんのお墓のことなどをお話したいと思います。

 

上野 洋子
上野 洋子

上野 洋子

埼玉県 /66歳
埼玉県 /66歳

ママさんバレ-をしていた私が、30代半ばに「静」のイメ-ジにひかれ、近くの公共の施設の教室で気楽に茶道を始めました。お菓子を食べお茶を飲む、これなら宿題はないかな、こんな動機でした。しかし始めてみると奥深く厳しいものでした。茶道を通して学んだこと、良い先生・仲間のことなどを中心にご紹介していきます。

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