自称「オタクな主婦」が、漫画について語ります

ネットカフェで昼食を

公開日:2018.09.28

「漫画・映画・アニメは私にとって酸素のようなもの」と語る、自称≪オタク主婦≫K・やすなさんが、溢れる漫画愛をつづります。娘の習い事中の待ち時間に入った、漫画喫茶の魅力を語ります。まだ体験したことがない人のために、利用上の注意点も解説します。

紙の本が好きな人こそ、ネットカフェへGo

紙の本が好きな私にとって、漫画の話題作・新作などのチェックのために、月2~3回のネットカフェ(漫画喫茶)通いは欠かせません。

今回はネットカフェについて、「利用してみたいがどんなところか不安」「中高年も利用しているの?」などとお考えの方のために、私の利用状況などをお伝えします。お住まいの地域によっては、状況が違う場合もあることをご了承下さい。

こんなふうに使っています

ある日の私。家事を済ませて行きつけの店へ。禁煙&女性席に入り、まずコーヒーで一服します。図書館の自習スペースのような「オープンスペース」もありますが、私は時々読みながら泣くので(笑)、個室派です。本棚をチェックし漫画を抱えて、読み放題のスタート! 軽く読み流すときはPC配信の映画をながら視聴しています。テレビも見られます。音楽を聴きたいときはYouTubeで検索します。ゲームはしません。

小腹が減ったら、月替わりの会員特典の無料軽食(フライドポテト、ホットケーキなど)や食べ放題のソフトクリームを食べます。たいていの店でランチタイムサービスがあるので、昼食時をはさんで利用することもあります。

こんな具合に2~5時間程度滞在して帰宅します。費用は1,000~1,500円位ですね。

中高年や主婦も珍しくない! 緊張のはじめの一歩

今でこそ常連の私ですが、入会時はとても緊張しました。きっかけは子どもの音楽教室でした。一緒に通っても、教室内は子どものみなので、時間潰しが必要でした。そこで目に入ったのが、近くにあったネットカフェだったのです。「主婦が利用していいのかしら」なんて思いながら恐る恐る入会したら、中高年なんて珍しくもない。私は子どもを連れてこようとは思いませんが、親子連れもいます。

以来15年以上――。すっかりはまって一時期は6店舗も入会していました。通っているうちに、各店舗によって漫画の品揃えに差があることがわかったからです。


現在は、2店閉店したので4店ですが、よく利用するのは2店です。

 

よく通っている、ネットカフェの会員カード
よく通っている、ネットカフェの会員カード。


 

ネットカフェを安全に利用するための、私なりのルール

幸いなことに、今まで利用してきて危険なことや不愉快なことに遭遇したことはありません。ですが、時折ネットカフェでの犯罪のニュースが報道されます。


世の中なにが起こるか予測がつきません。私なりに気を付けていることがあるので、参考にしていただけるとうれしいです。

◆入会時にはきちんと本人確認の手続きをする店を選ぶ
◆店は大通りに面していて、雑居ビルの上階ではない場所
◆非常口、避難経路の確認
◆女性専用席のある店に行く
◆トイレが使いやすく安全か
◆なるべくフロントに近い席をとる
◆貴重品は常に携帯する
◆PCを使用する時は、個人情報は入力しない
◆不特定多数の人が本やキーボードを触るので、手をよく洗う(私は携帯用の消毒用アルコールジェルを持参)
◆夜は利用しない
◆ドアの一部をスリガラス(完全密室にしないため)にするなど、自治体で決められた条令を守っている店かどうか

店舗の設備やサービス内容などはホームページで調べることができますので、気持ちよく利用できる店を選びましょう。60歳以上は入会金無料などと、歓迎されているところもあります。入会手続きには身分証明書が必要です。

初めて利用する方へのご注意

◆私の利用する店舗は禁煙席はあっても完全分煙ではありません。どうしても髪や服に臭いがつきます。空調に敏感な方はご注意ください。
◆毎月沢山の新刊が出るので、人気のない旧作は適宜処分されてしまいます。懐かしの古い漫画や特殊な作品をお探しなら、漫画ミュージアムや図書館がいいでしょう。『ポーの一族」さえ置いていない店もあります。こうの史代の『この世界の片隅に』はあっても、同じ作者の『ぼおるぺん古事記』はありません。

♪there's such a lot of world to see…(ムーンリバーより)
世界には見るものが沢山!
賢く利用して楽しいひとときをお過ごしください。

本日の作品
『ポーの一族』萩尾望都(1972~2016年から続編 小学館刊)
『この世界の片隅に』 こうの史代(漫画 2007~2009年 双葉社刊、 アニメーション2016年制作)
『ぼおるぺん古事記』 こうの史代 (2012~2013年 平凡社刊)

『ぼおるぺん古事記』についてひとこと
ボールペンで描かれた柔らかく暖かみのあるタッチが、神話の世界と調和。神様たちの性格や行動が一目でわかるようなキャラクターデザインで、古事記の面白さ再発見です。

次回予告

私たちはどこから来てどこへいくのか?

ヒトはなぜか他の生き物と違う。ではどこから来たの?という問題に漫画家たちが出した答えは……
 

 

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