一度はしておきたい その2

マツダスタジアムでカープ観戦

公開日:2019.07.17

更新日:2019.07.17

昔、ご主人の転勤で広島に住むようになったとし古さんは、県民の熱烈なカープ愛に驚きます。そんなとし古さんが球場で体験したカープ応援体験記をご紹介。

広島転勤でカープファンに

半世紀前、夫の転勤で広島に住むようになって驚いたことは、周りの人たちの誰もが熱烈なカープファンなこと。

広島カープのイラストが描かれた車

当時は決して強いチームとは言えなかったのですが、皆、カープを心から愛していました。球団の成り立ちを知るに至って、なるほど、と納得。カープは日本で唯一の市民球団なのです。

日本シリーズ時期、広島の街はカープ一色に!

近年、カープは強くなりました。そのせいか、歳末セールの時期になると、「カープ、カープひろしま、ひろしまカープ」と、商戦セールのBGMがあちこちから聞こえてきます。

日本シリーズの時期には、デパートもスーパーも銀行も赤ヘル軍団と化し、店員さんや行員さんは赤のユニホームを着用しています。2019年3月には、「カープ観戦チケット購入に必要な整理券を獲得するための抽選券」を求めて5万人以上が押し寄せた、とNHKニュースにも取り上げられました。

亡き夫は熱烈なファイターズファン

夫は大の野球好きでした。東映フライヤーズ時代からの熱烈なファイターズファンで、日本ハムが優勝すると知人からお祝いのメッセージが届くほど。

私は、特にご贔屓球団は無かったのですが、1979年のカープの「江夏の21球」は、テレビ観戦でしたが、手に汗を握るほど、心臓の音も聞こえるほどの感動を覚えました。

それ以来、プロ野球に少し関心を持ち始めましたが、夫が亡くなってからはテレビ観戦もしなくなりました。ただ人が集まると、昨夜のカープ、今日のカープの成績が必ず話題になり、なんとなくカープ情報が耳に入ってきます。

カープの熱烈応援を体験!

近所のNさん一家は、熱狂的なカープファン。ある日、その奥様から余分なチケットが手に入ったから、とカープの観戦(カープ対巨人戦)に誘われ、二つ返事で連れて行ってもらうことにしました。一度はマツダスタジアムで生観戦をしたいと思っていましたから。

驚いたことに、彼女はスーパーで弁当・飲み物・スナック菓子などを買い込んでいて、まるでピクニックのよう。球場でも買えるのですが、長い行列で、売り切れになることもあるので準備して出かけるとか。さらに様々な応援グッズを持参。さずが、カープファンの鑑、と感じ入りました。

広島カープの応援グッズ

一面真っ赤なスタジアム

スタジアムでは、観客のほとんどは赤いカープシャツを着ていて、スタンドが赤で埋め尽くされて、圧巻でした。

広島カープのユニフォームを着るファン

広島カープを応援するファンの様子

私は、2016年に25年ぶりにカープが優勝した時に周囲の雰囲気につられて買ったカープシャツを着て行きました。私も熱狂的なカープファンの人たちにまじって、立ったり座ったりして応援棒を叩き、「熱烈応援」を体験しましたよ。

広島カープファンの熱烈な応援

とし古

祖母は60歳の頃、針仕事や寺参りを日課にしていました。母は70歳の頃不自由な体で家族のために働き趣味の書道教室にも通っていました。そして私はいま八十路を歩いています。体力・知力は衰えを感じますが考える事・感じる事は昔と変わらないと思っています。死ぬまでにやっておきたい事に色々チャレンジしたいです。

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