漫画好きにはたまらない!唐津一人旅 その1

唐津ゲストハウス少女まんが館Sagaに行ってみた

公開日:2019.05.28

更新日:2019.05.27

リアルタイムで手塚治虫を読み東映作品を見て育ち、累計鑑賞本数は1500本以上。「漫画・映画・アニメは私にとって酸素のようなもの」と語るK・やすなさんが溢れる漫画愛をつづります。今回は「唐津ゲストハウス少女マンガ館Saga」をご紹介します。

元気なうちにやっておきたいこと  バケツリストってご存知ですか?

「最高の人生の見つけ方」という映画があります。労働者と資産家、余命6か月の宣告を受けた二人が病気で入院し同室になります。

労働者は死ぬまでにやりたい事を書いた「棺桶リスト」(映画の中での訳語)bucket list(この映画の原題)を作ります。それを見た資産家は、実現するために2人で病院を抜け出します。

夢と愛はあるがお金がない、お金はあるがシニカルで孤独、そんな2人がリストを実現する旅の中で見つけたものは……というのが大まかなストーリー。
 
この映画がきっかけで、バケツリスト(orバケットリスト)や死ぬまでにやりたいことリストを考えてみようかという人もいたのではないでしょうか。

なぜバケツなのかといいますと、首つり自殺する人はバケツの上に乗って首を縄に引っ掛け、蹴飛ばして決行するところに由来するそうです。身も蓋もない話で申し訳ありません。
 
余命宣告されていなくても、これからの人生を見据えて自分のやりたいことをリストアップするのは無駄なことではないと思います。達成まで元気でいようという気力が沸いてきませんか。

ご夫婦ならば、連れ合いの健康も大事ですから、お互いを気遣う気持ちも生まれたり、増したりするかも。

私に3日ちょうだい!!

みなさまは今回の10連休はいかがお過ごしになりましたか?

私は夫に聞いてみました。

「今度の10連休は何か予定ある?」

「ない」という返事でしたので「10日も休みがあるなら私もそれなりに休みたいから3日出かけていいかな? 残りの日は好きにしていいから」と提案しました。というか宣言に近かったりして(笑)。

ついでに「私は体力と気力があるうちにやりたいことがいくつかあるので、これから少しずつ実現します!」と、これは宣言。
 
そこで、昨年夏より心に留めていた佐賀県唐津市「唐津ゲストハウス少女まんが館Saga」行きと相成りました。

漫画関連の施設を巡ることは、私のバケツリストのひとつなのです。

「唐津ゲストハウス少女まんが館Saga」ってどんな場所?

私がこの施設を知ったのは、2018年7月22日の日経新聞の日曜版の記事からです。「絶対行くっ!」と決意して、新聞を保存しておきました。

そこへ今回の10連休です。これは行くしかありません。実は、夫に話す前にさっさと予約していました。
 
佐賀県唐津市にある「唐津ゲストハウス少女まんが館」(以下女ま館)は、少女漫画が読める宿泊施設。

二段ベッド4つの8人定員(原則として女性専用)、シャワールーム、洗面所、トイレ、共有リビング、そして約1600冊の少女漫画を所蔵しています。開館日は木・金・土・日・祝です。

宿泊者は宿泊料金のみで漫画読み放題、漫画の閲覧や喫茶利用も可能で、そちらは有料です。

もちろん漫画好きでなくても宿泊OK。外国の方やフィギュアスケートファンも来館します。(唐津とスケートの関係については次回ご説明いたしますね。)

 

女ま館の入り口
女ま館の入り口。13時開館。有料でコーヒーや手作りおやつもいただけます。

 

玄関に足を踏み入れたとたんにワクワクの空間がお出迎え
玄関に足を踏み入れたとたんにワクワクの空間がお出迎え

 

二階の本棚
二階の本棚

 二階の本棚。ジャンルは主に歴史物・時代物。館主の池田愛子さんいわく「ジャンルを絞らないと収蔵しきれない」。でも新刊重視のネットカフェではお目にかかれない珍しいものや貴重なものがあります。

二階の本棚
リビングの本棚

リビングにある本棚。毎月テーマを決めて入れ替えます。私がお邪魔した時のテーマは「自立」でした。過去には「恋愛」などのテーマも。 

漫画好きには天国のようなところですね。ベッドに持ち込んでもいいんですよ。
 
こんな素晴らしいところで朝から晩まで漫画漬けの予定だった私。なのに……。

3日間の一人旅の様子は次回にて。
 
 
次回予告  唐津一人旅 その2
      唐津ゲストハウス少女まんが館で、令和カウントダウン!

K・やすな

漫画、アニメ、映画鑑賞、読書が趣味の自称「オタクな主婦」。子どものころは考古学者か漫画家志望。美術館めぐりや街歩きも好きだが、基本的に単独行動。なぜか、どこへ行っても道を尋ねられる。好きな花はカワラナデシコ。

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