箱根をぐるっと1泊2日のグルメ旅(後編)

ロマンスカーで箱根旅!癒しの芦ノ湖と九頭龍神社

公開日:2018.08.06

更新日:2020.12.17

大の鉄道好きマンガ家・文筆家のYASCORN(やすこーん)さんが、食べて食べて、また食べる「鉄道ひとり旅」の楽しさをご紹介します。湯本富士屋ホテルのトレインビューの部屋で駅弁をあてにお酒を飲んだ夜から明けて、箱根2日目です。

月に一度の、九頭龍神社の月次祭へ!

前編はこちら。「箱根をぐるっと。1泊2日のグルメ旅(前編)」

明けて今日は13日。芦ノ湖畔にある九頭龍神社の月に一度の月次祭の日です。

九頭龍神社はパワースポットとして有名なのでご存知の方も多いと思いますが、特にこの月次祭の日だけ、神社近くまで行ける参拝船が出るので大変多くの人で賑わいます。

昨年、初めてこの月次祭に参加した時にはなんと船の時間に間に合わず、到着するまでにとても苦労しました。渋滞でバスが遅れることがあるので、早めの到着をおすすめします。

 
芦ノ湖をゆく参拝船。箱根神社の赤い鳥居を過ぎ奥へと進みます


この参拝船は伊豆箱根鉄道の芦ノ湖遊覧船。箱根湯本駅からここまで来るのに昨日購入したフリーパス(2日間有効)を使いましたが、伊豆箱根鉄道バスには乗れないのでご注意を。乗船券は別途購入します。船は元箱根港〜神山桟橋の間を基本3本往復しています。

1便は行ってしまったので、次の便に乗ろうと思います。

 
左から乗船証、御供、参拝証、引換券です


今回はご祈祷もしていただこうと思うので、初穂料もお納めしました。その場で引換券を受け取り、後ほど箱根神社でご祈祷していただいた神札と龍神水を引き換えます。ご祈祷を申し込まないと船に乗船できない、ということはありません。

乗船時間は20分ちょっと。桟橋から静かな森の中を歩くこと5分で神社に到着です。

 
午前10時から神事が始まります


縁結びで有名になったためか、参列者の大半が女性です。他に商売繁盛、開運、金運などにも効果ありと言われており、スーツを着た男性や、政治家、芸能人も多く来るようです。

祝詞が始まると、急に湖の波の音が大きくなりました。偶然かもしれませんが、前回来た時もそうだったので、湖から龍神様が来られているのかもしれません。

月次祭の後は、弁財天社月次祭へと続きますが、ここからは自由参加です。

 
駒ケ岳ロープウェーで箱根元宮へ


帰りの参拝船では元箱根港まで戻らずに、途中の箱根園で下船します。

九頭龍神社と後ほど神札を取りに行く箱根神社の両社参りをすると、お参りの効果が増すと言われていますが、更に箱根元宮にお参りすると、三社参りが達成できます。

箱根園から駒ケ岳ロープウェーに乗って7分。箱根元宮は駒ケ岳山頂まで行くと見えてきます。山頂に赤い鳥居が立つ姿は神々しいです。

芦ノ湖を一望したら、お楽しみの「銀カツサンド」

 
駒ケ岳山頂からの景色


山頂からは芦ノ湖全体が一望できます。湖を小さい船が進む様は、ジオラマを見ているかのよう。晴れていれば右方向に富士山も見えますが、この日は梅雨の真っ只中。天気予報では雨でしたが、2日間とも全く降らなかったことにむしろ感謝です。晴れ女でよかった。

 
銀カツ工房の「銀カツサンド」。マスタードも小袋で付いている

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YASCORN

駅弁・駅そばが好きな鉄道好き漫画家&文筆家。温泉ソムリエ。児童誌から鉄道誌まで幅広く活動中。著書に「おんな鉄道ひとり旅」(小学館・プチコミック増刊で連載中)、「メシ鉄!!!」電子書籍1〜3巻(集英社)他。「鉄道漫遊記」を東洋経済オンラインで連載中。HP: yascorn.com

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