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- 赤は赤でも50代のための今どき赤リップは違います!
女は誰しも最も輝いていたときのメイクを忘れない…。そんな自分だけの”金メダルメイク”を死守していると、かえって年を感じさせるキケンな罠に陥ることも。ここらでこっそり見直してみませんか? 今回は、今再び流行している「赤リップ」の塗り方です。
とにかく輝いていた唇とM・Iさんに憧れた時代
ソバージュヘアに太い眉&赤い唇! 白シャツに裾をまくった青いジーンズ。チラ見せされる細~いウエストにも憧れたっけ。真剣に「痩せたいっ」と願ったものです。あの頃、輝いている女といえば、あのお方。今もかわらずおキレイです。
あの赤い唇で大口開けて笑うしぐさも、さんざん真似させていただきました。そのたびに「人喰ってきた!?」なんて言われましたけれど。
そんな、赤リップ!「今また流行っているんですって!?」「懐かしいわ~、私たちのころは……」。なんて先輩風を吹かせると、冷ややかな目で見られてしまうかも。あの頃の赤リップはとにかく色鮮やか。輝いている私を見てほしい思いが溢れていました。
しかし、今の赤は違います! あれから日本女性は学んだんです。色鮮やかな赤をべったり塗って似合うのは、ごくごく一部の女性だけだと…。
赤リップの色選びは、くすんだ暗い赤とマットが鉄則。
赤を悪目立ちさせることなく、むしろ格好良くつけこなすには! まず、赤は赤でも、色鮮やかではなく、あえてちょっとくすんだ、ダークレッドを選ぶこと。どす黒い血の色のようなブラックレッドや、ラズベリーやプラムのようなベリーレッドまであるほど。なにも、そこまで強い色でなくても、もともとくすんだダークレッドのほうが、肌から浮かず悪目立ちしにくいのです。
さらに、赤は赤でも、テカテカしないマットな質感であること。かつて、肌はマット、目元や口元は光モノ、という時代もあったけれど、今は完全に逆。肌には適度なツヤを、目元や口元はマットが、イケているのです。でもマットって、縦ジワが目立ってしょうがないんじゃない?
だから、リップケアもお忘れなく~。縦ジワはお手入れをして素の状態からよくする時代です。
輪郭通りの塗り方はNG。指でリップの輪郭をぼかそう
最後に、塗り方も昔とは大きく変わっています。
30年前は唇の輪郭通りに、ときにはブラシを使って、キレイに塗るのが当たり前でした。しかし、今は違います。あえて輪郭を曖昧に、リップを直に唇に当ててから、指で輪郭をぼかすのです。余計なテカリを吸い取らせて、唇と一体化させることで、悪目立ちを防ぎます。これで、今旬の赤リップの出来上がり! 赤は赤でも、今どきの赤はちょっと違うのです。もし、赤をつけてみようかなと思ったら、ちょっと思い出してみてください。
イラストレーション=田渕正敏
「アデュ~ 私の”金メダル”メイク術」の記事はこちら
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